2023年12月24日

No.861:高校時代の同級生から突然 電話があって・・

 2週間ほど前に現在も私の地元に住んでいる中学・高校の同級生から、「12月24日(日)に全国高校駅伝の審判員として京都に行くんで、時間があったら会おうか? 前泊するんで土曜の夕方以降なら時間とれるけど・・。ただ、年末で忙しい時期で誰しも自分の用事が最優先なんで無理せんといてや」と突然電話があった。
 年末 残すところあとわずかの時期なのでスケジュールは立て込んでるやろなと思ってスケジュール表を見ると、なんとこの土曜日は夕方以降はフリーだったので、「何年ぶりやろな? 何十年ぶりかな? ご飯でも食べようか」と言って会う場所をこちらから指定した。
 実はこの一週間はめちゃ忙しい週だったけど、本当に懐かしく「早く土曜日の夕方にならないかな」と会うのが待ち遠しいくらい楽しみにしながら一週間を乗り切ってきたというのが本当のところである。
 私も陸上をしていたので大学の時 公式審判員の免許(審判手帳)?を少しの期間持っていたが、社会人になってからは正式に競技に関わることはなくなったので審判員のことなんか忘れていたが、彼の子供は2人(今は社会人)とも大学まで陸上をしていたようだし、彼自身も地元でいまだに陸上に関わりを持つ根っからの陸上人間である。
 僅か2時間ほどの時間であったが、中学、高校時代の話に花が咲き、仕事に押しつぶされそうな日常も忘れ、気持ちも高校時代に戻ったような最高に楽しい時間であった。
 彼の子供は長距離選手で箱根駅伝の常連校のT大学に入ったが、10人出場できるところを11、12番目の選手だったので出場がかなわなかったと 親として残念だった話もしてくれた。
 実は2週間前 彼から突然電話があったのは、私からの喪中はがきを見てびっくりしたそうで、「廣井の両親はどんな大会でも見に来ていたし、あの元気だったお母さんが亡くなったなんて・・」と言っていたが、「そりゃ あの頃は俺とこのおかあはんも若くて元気だったけど、あれからもう40年も経ってるしな・・。」というと、「そりゃそうだわな、うちもオヤジが亡くなってたし、かあさんは一人で暮らしてるけど 80代だもんな」とこんな話を最初の電話の時にしていた。

 地下鉄烏丸御池の改札口で待ち合わせた後、店に入ったが やはり若い頃 いっしょに汗を流した者との話は盛り上がる盛り上がる。
 高校のあった地元から京都市まで当時は3時間近くかかったので、西京極である京都府大会も2連泊だったし、大阪の長居、神戸の王子、大津の皇子山であった近畿大会は木、金、土と3連泊で、心のどこかでは陸上で勝つことより、何泊も泊まれることの方が楽しみだったのを覚えている。
 「ところで高校駅伝の審判員ってなにするん?」と聞くと、たすきを渡す中継点で張り付けになって、選手の呼び出しや整列・整理等の補助をするらしいが、往路と復路、そして女子と男子 計4回もあるので結構大変なんだろうなと思って話を聞いていた。
 今日 京都で繰り広げられた華やかな全国高校駅伝もこういった裏方がいるからこそ運営が成り立っているんだなということを認識するいい機会にもなった。

 今年になってから○年ぶりや○十年ぶりという友人から、しかも同窓会でなく「京都に行くし時間とれる」という突然の連絡が何人かからあり、中には会えなかった者もいるが、今年は3人も会って話をすることができた。
 確かに時間を作るのは厳しい時もあるが、こういった再会? は日常に埋没している自分自身にとっては旧友と貴重な時間を共有でき、何よりも日々の生活に刺激を与え、なんとも“いい時間”を過ごすことができる。
 こうしてブログを綴っている時も時間を忘れるが、ふと明日からのスケジュールに目をやると早速 明日は往復250qを1人で運転する厳しい1日になるが、仕事もあと4日なので何とか乗り切って いいお正月を迎えられたらと思っている。
 本当に1年って早いものですね。
 まだ「よいお年を」ではなく、「もう少しだけがんばりましょう」と言って今日はお終いにします。 では・・。
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2023年12月17日

No.860:撤退するにも勇気がいる

 コロナの真っ只中の3年前に事業を立ち上げてから、経営者としての豊かな発想と持ち前のファイティングスピリットで、開業後1年も経たないうち事業を軌道に乗せ、その後は同業者を一気に抜き去り 現在に至っている顧問先がある。
 本業以外にもその周辺の業務で何か本業を補うものは? との思いで始められた二番目の事業は 開業当初はたぶん構想に入っていなかったと思うが、始められてから一年もしないうちに十分に収益を確保できるまでに成長していった。
 その後、今から1年程前から構想を練っていた第三の事業もこの秋からスタートした。
 こちらは周りの協力者の力も借りながらの事業なので、そういった取り巻きの業者や頼るべき人たちと何度も打ち合わせを重ねながら、一定の準備期間を経て比較的ゆっくりと動き出した。
 事務所の担当者に同行し、私もいっしょにこの顧問先を訪問しているが、こちらから毎月の経営数値を説明する前に この経営者が準備されているA4 3枚に印刷された[今月のテーマと課題]をもとに打ち合わせが始まる。
 こんな感じの経営者なので “次なるもの” はということを常に頭の中で描いておられ、上の第三の事業の次の事業は1年以上も前から構想を練り、その事業に関わる人たちと幾度となく打ち合わせを重ねておられるが、その事業は規模としては事業開始当時の投資額を大きく上回るもので、設備費用 特に建物の建築費用も含めると億単位の資金が必要にあり、そのほとんどを金融機関からの借入で賄う形で話は進みつつある。
 準備期間も最低でも今から1年半程かかる大きな事業であり、この経営者もいろいろと考え一大決心をして、覚悟を決めて取り組もうとされている。
 それが先日の面談時にいきなり「例の事業 止めようかなと思ってるんです。計画段階では十分採算がとれると思っていたけど、建築費の高騰は予想をはるかに超えるものとなりそうだし、今の時代 人の確保も大変そうなんで。」と話をされていた。
 もちろん現段階では取り止めるという結論は出ていないが、ここまで常に次なる事業は と考えておられた方だし、見方を変えれば ある意味イケイケともとれる経営スタイルであったが、今回 ここで立ち止まれたのは私にとっても意外であった。
 ただ、今回 立ち止まって再検討されているというのは、事業の将来性をきちんと見据える力がついてきたともとれ、私としてもホッとしている部分がないわけではない。
 事業というのは多くの場合、繁栄→拡大 という道筋をたどるが、今回のように立ち止まるということは非常に大事なことであり、その時に深く検証することこそが事業の存続、そして真の意味での成長へとつながっていくのであろう。
 この件はまだ結論を出されたわけではないのでどちらに転ぶかわからないが、この40代の経営者が最終 どういった結論を出されるのか注目しながら追っていきたい。

 今日の話は業務上の守秘義務の関係で、場所や業種を特定できず、表現も多少オブラートに包んだようになったので分かりづらい内容になってしまったが、その部分はどうかご容赦いただきながら、皆様の方で想像しながら読んでもらえたらと思っている。
 要はガンガン突っ走っていた経営トップが立ち止まった ということが注目に値し、計画を引き下げたり撤退するのは、実は進出の何倍も判断能力が問われるということである。
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2023年12月10日

No.859:初めての経験・助産院の開業

 知人からの紹介で助産院を開業される助産師の紹介をいただき、開業前、そして開業されてからの税務的な対処方法を教えて欲しいということで 先日 事務所で面談を行った。
 医師、歯科医師の開業支援は何度も経験があるし、鍼灸院・整骨院、さらには獣医(動物病院)も数こそ少ないが開業前、そして開業後の支援をしたことはあったが助産院は初めてである。
 助産院というくらいなのでお産婆さんが赤ん坊をとり上げるのかなと 昔のイメージを抱きながら話を聞きだしたが、私の想定とはだいぶ違って産婦人科で出産されたお母さんの産後ケアや乳幼児への成長に合わせたアドバイスをするというのが主な業務のようである。
 なかなかこの仕事だけで生計を立てていくのは厳しいようで、週に数回はある医療機関への勤務も続けながら、ダブルワーク、トリプルワークという形でスタートされる。
 最近 クリニックの事業が軌道に乗った後、訪問看護ステーションやサービス付き高齢者向け住宅、グループホーム等の福祉分野にも手を広げられる医療機関も顧問先の中には何件かあるが、今回はこういった事業(助産院)が存在することすらほとんど知らなかったので、自宅の一部での開業という小規模の事業ではあるが、こちらも初めてのことということでなかなか新鮮な気持ちで臨める仕事である。

 税理士事務所の運営も得意分野というか力を入れる業種を絞り込むという戦略もあるが、別の観点から捉えるといろいろな分野の業種の方と接することも税理士ならではの楽しみである。
 当然一人でできる仕事の範囲は限られてくるが、一定数以上のメンバーで事務所を運営していればこういったいくつかの分野への進出し、またその分野を研究することによってその周辺のビジネスへの広がりも想定される。
 医療関連の顧問先以外としては、もともと顧問先としてあった不動産賃貸業や建築業の他にここ数年でシャツのプリント加工、クレーン車の組み立て加工、健康食品さらには社団法人等の準公的団体などの新しい顧問先が加わったし、京都のオーナーが引き継がれた東京のラーメン屋というのもあるが、他の税理士の話を聞くと寺院(宗教法人)、観光産業、IT関連事業のような京都ならでは業種の顧問先を持つ人も結構いる。
 趣味や遊びをビジネスの結びつけるのは不謹慎かもしれないが、以前関わったり仕事を手伝っていた鉄道関連や舞鶴での造船関連の事業は話を聞いていて、(多少仕事も忘れてしまいそうなくらい)ワクワクしたのを覚えている。

 話があちこちに飛んでしまったが今回の助産院も出産に関すること以外に育児、母乳、離乳食の相談、さらには産後の精神的なケアまでされるということで、もちろんほとんどの産婦人科で実行済みのことと重なる部分はあるが どんな展開になるのか見守って行ければと考えている。
 税理士の仕事は税金に関することがメイン業務ではあるが、それぞれの業務に関わることによってこちらも これまで気付かなかった世の中の動きに触れられるという点では面白い仕事なのかもしれない。
 これから先、どんな業種の人との付き合いが出てくるのでしょうね。
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2023年12月03日

No.858:社員をどう評価するかによって企業の経営が左右される

 12月になると多くの事業所(企業やクリニック)で冬の賞与が支払われる。
 顧問先から事務所の各担当者へ賞与の金額や決め方、そして同業他社との比較といった問い合わせや確認が多いのもこの時期の特徴である。
 賞与はもらう側は年に2回、あるいは事業所によっては年3回のお楽しみの時期であるが、払う側にとっては一定の資金の確保が必要な時期でもある。
 従業員の数にもよるが、50人規模の所では一人平均50万円とすると2,500万円、30万円平均でも1,500万円の資金の調達が必要になる。
 以前の勤務していた税理士法人の顧問先である300人規模の製造業の会社では、この時期になると財務部長がいつも銀行に資金調達の交渉に出向いておられたのを覚えている。
 ただ問題はこういった支出金額のことだけではなく、従業員の評価をどうするかということも多くの経営者が頭を悩ませるところである。

 大きな企業であれば一定の評価制度に基づき、評価する側もトップ一人の権限ではなく、直属の上司をはじめとし、複数人で評価するのが一般的である。
 私の事務所は基本給に一定の掛け率が決まっているので、ある程度の大枠は決まっているが、やはりこの半年間で貢献度の高かった人や特別な仕事に取り掛かった人をどう評価するかを経営幹部で議論し、多少ではあるが加算をつけることもある。
 いつものことではあるが顧問先の経営者(クリニックの院長を含む)と話していて「おや?」、「なんで?」と思う評価をされる方が何名かいらっしゃる。
 具体的には「最近 ○○君、えらいがんばってるんで今回の賞与ははずもうと思うんだけど・・」、「〇〇さん、最近 愛想もよく非常ににこやかで場の雰囲気も和むので、そういうところも評価してやりたいんだけど」というような相談である。
 最終的に評価をし、決定するのは各事業所のトップなのでどんな評価をされようと自由であるが、私は上に掲げた発言で引っかかることがあるが、みなさん何が問題なのかわかりますか?
 人間がする評価なので、トップの勝手な思い込みがあるのは多少はやむを得ない部分もあるとは思うが、私が引っかかるのは「最近・・」という言葉なんです。
 私自身は賞与は基本的にはこの半年間の評価なので、”最近”ということにとらわれることなく、この6カ月間のがんばりを評価するように心掛けているし、多少将来のことを加味するなら、ここまでの半年間の仕事ぶりから見ての今後の期待度というところであろうか。
 12月になれば夏頃のことは忘れがちになるので、私はこの半年間で誰が何をしたかということを結構細かく記録に残すようにしている。
 そうすることによって目の前の業務だけでなく、各人が6カ月間で取り組んだ具体的な仕事の内容(中には忘れかかっていたこともあったが)が浮かび上がってくる。
 パートを含め20人以上になってくるともちろん私一人では評価できないので、3人の幹部で意見交換しながら最終決定していくが、この検討会が週明けにあるので、きちんと議論してみんなが納得いくような金額を決めたいと思っている。
 パートは6人であり、ひとりひとりの支給額はけっして大きいものではないが、常勤正社員と同じようにしっかりと評価することが、パートの人が今後 仕事をされる上でも活力になってくるように思う。

 経営者って賞与とか昇給の話になるとついつい資金のことが話題の中心になるし、人を評価することが結構苦手な方もあるが、従業員の給与・賞与はれぞれの顔を思い浮かべながら、頭が痛くなるくらい悩んで決めるのが経営者の役目であるように思う。
 実はこの話って今後 企業がどちらを向いて、誰が引っ張っていくのかという点で最重要課題のように思うのだが、経営者のみなさんはどんな思いで給与や賞与を決めておられるんでしょうかね。
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2023年11月26日

No.857:いいですね”懐古”っていう響き

 今日の昼、私が開業する前に勤めていた税理士事務所の創業者であり、長く代表をされていた元所長を囲んでの食事会があった。
 食事会といっても参加者は7人で、1ヵ月ほど前に過去に勤務していた時代の私の元上司から、観光のシーズンなのでホテルのレストラン(中華)の個室が最大8人の部屋しか予約ができなかったが是非とも来るようにとお誘いの連絡があった。

 私が大学を出て新卒で就職し、退職・独立開業までの23年間勤務していた税理士事務所で、私は自分で独立した以外には転職経験はないので、履歴書の職歴欄に書ける唯一の職場である。
 元所長は現在90歳で、バリバリだった現役時代を知る者にとっては今日の足取りを見ていると随分 年をとられたなと感じないわけではないが、自宅から一人でタクシーに乗ってホテルの地下にあるお店まで来ることができるくらいなので、まだまだしっかりされていて、今日その姿を見ることができ安心したというのが本音である。

 今日の会は私が入社した1985年(昭和60年)前後に在籍されれいた方ばかりで、出席者は70代以上がほとんどで私が最年少であった。
 今年38年ぶり2度目の日本一に輝いた阪神タイガースが初めて日本一になったのがちょうどこの年(1985年/昭和60年)で、今日のようなメンバーで顔を合わすと否応なしにも、社会人なりたての当時、「阪神バンザイ、タイガースバンザイ」と叫んでいた頃のことを思い浮かべてしまった。
 今から思えばクラブと遊びしかしていないような大学生活からいきなり社会人になり、本当に右も左も分からない者をよく採用してくれたなと思うし、今日同席されている方はそんな何もわからない私に手取り足取り教えてくれた先輩方ばかりであった。
 当時の自分を振り返るとよくも39年も同じ仕事が続けられているなと思うと同時に社会人になった後も結構めちゃしていたなと今日のメンバーを見て 若かった頃のことをあらためて思い出した。
 食事中も当然のことながら当時の思い出話に花が咲き、ある日残業した後、9時くらいから飲みに行き、遅くなったということで男性5人は家に帰らず、事務所の床に寝て朝まで過ごした時のことも話題に上がった。
 今ではセキュリティーの関係でこんな行動はとれないであろうが、翌日最初に出勤した女子社員が仕事場の床に何人もの男が寝ているのを見て、「キャー」と叫んで泣きそうになっていた。そりゃそうでしょう、机の間から何本もの足が出ていたのですから・・。

 今日の会は元の職場の先輩が音頭をとって開催され、私はたとえ7番目に呼ばれたとはいえ、声を掛けていただいたことを光栄に感じながら会場を後にした。
 この事務所にいた23年の間に結婚もし、3人の子供もでき、家も購入し、社会人としての多くを過ごした期間であった。
 とにもかくにも忙しい事務所であったが、社会人としての基礎が固められた職場であったことは間違いなし、同年代も多かったので、仕事帰りによく飲みに行ったが、常に競争意識を持ちながらも 切磋琢磨していたし、今から思えば人生の中でも貴重な時期でもあったように思う。

 今日はお昼の会であったので2時過ぎにはお開きになり、同じ方向に家がある今日のメインゲストである元所長といっしょにタクシーに乗って帰ったが、毎日目の前の仕事に追われている中で、以前にいっしょに仕事をしていた人たちと過去のことを思い出話をするのもなかなかいいものであった。

 普段ほとんど使わない言葉であるがこういうのをまさに“懐古”というであろう。
 国語の授業以外でこんな言葉を使うことってまずないし、もしかして、自ら使うのって初めてかも?
 いいですね”懐古”っていう響き。でもそう思うのは年をとった証拠かも。
posted by ヒロイ at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月19日

No.856:初めて見る光景

 何が起こったのかと思うようなタイトルで申し訳ありません。
 今から綴ることは日常でのちょっとした出来事で別にニュース性がある話でもないが、目の当たりにした人手不足の現実はあまりにもショッキングな光景だったのでNo.851の人手不足のことに続き、今回も人手不足の現場での30分間の出来事を実況風に綴ってみることにする。

 先日、滋賀県にある顧問先2件を事務所の男性スタッフと訪問しているときのことで、1件目が終わったのが13時過ぎだったので、次の顧問先まで車で移動中にどこかで昼食を と店を探していたところ 何度か行ったことのあるラーメン屋の看板が目に入ったので車を停めて店の中に入った。
 実はこの時点で次の訪問先へ向けて出発するまでの残された時間は30分であったが、少し急いで食べれば何とかなると思って、やっと確認に来てくれた店員にそれぞれ食べるメニュー注文した。
 ここまでは「少し遅いな」とは思ったものの特に違和感は感じなかったし、昼も少し過ぎており30〜35人程は入れる店内は我々を含め7、8人だったのでいつものようにスマホを眺めながらラーメンが出てくるのを待っていた。
 その注文を聞きに来た店員は常に小走りで店内を駆け回っていたが、私より先に入った客の焼きめしとラーメンを作る準備に厨房に入っていったかと思うと、私の次に入った客のテーブルまで水の入ったコップを持ちながら注文を聞きに行っていた。
 その後 また厨房に入ってカンカンと音をさせながら焼き飯の入った大きなフライパンを振りかざし、そして次はざるに入ったラーメンを温め、具をのせ 出来上がった2人分を隣の客の席へ運んでいた。

 すると一呼吸置く暇もなく、次は食べ終わった客が帰るということでレジまで駆けつけお勘定をしていた。
 こんな流れの中、さらに店に入ってくる客もあったが、やっと我々の注文したラーメンが出てきて 普段なら注文してから10分くらいで出てくるところ、この日はこの間約20分かかっていた。
 多少焦りながら時計を見て、「10分あるしな、大丈夫」と事務所のもう一人の者に告げながら、二人とも無言のまま熱いラーメンを味わうこともなく必死で流し込んだ。
 
 実況はここまでですが、何が言いたいかわかりますか?
 そう、この間は30代の女性店員1人ですべてを切り盛りしていたということ。店内を見渡したが他には店員はいなかった。
 小さな喫茶店ならともかく、30人以上が入れる店で店員1人なんて今まで行った店ではもちろん初めての経験だし、それは驚きを通り越してあり得ない光景のようにも思えた。
 決して店の悪評を言いたいわけではないので誤解のないようにしてもらいたいが、実はこの店の味は結構気に入っていたので何度か立ち寄っていたし、今までは3、4人の店員がいたはずだった。
 バイトの人が急に来れなくなったのか、どんな事情はあったのかはわからないが、この日の店内は本当にすごかった。
 実はこのラーメン屋は移転した野洲の来〇亭本店の後に昨年の夏にオープンしたチェーン展開しているラー麺ず〇ど〇屋 野洲店で、京都市内にも何店舗かある結構人気店なんです。
 今回はこれ以上私のコメントは入れずに私の店内実況で終わりにする。

 お勘定を済ませ 店を出る時、「すげーなー1人で  倒れんときや」と声かけた時のその店員がとびっきりの笑顔で見送ってくれたのが印象的であったが、その後彼女は脇目もふらずにすぐさま走ってまた厨房の中へ入っていった。
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2023年11月12日

No.855:タクシー運転手から教わった人生

 比較的軽めの本であったが、先日読み終わった「タクシードライバーぐるぐる日記」という本は人間の心理の隅っこの方を突いたなかなかおもしろい本であった。
 大学を出た後 家業を継いでいたが、とある事情で商売をやめなくてはならなくなった人の実話で、タクシーの中での会話やお客様の態度についていろいろな話が綴られており、ユーモラスな中にも考えさせられることがいくつも掲げられていた。

 車に乗るなり、「あのハゲが、触りやがって」と話していた銀座のホステス3人組、携帯電話を片手に超高級マンションから出てきて慣れた雰囲気で後部座席に座った一人の小学生、「私が客なの、わかってる」と言わんばかりのでかい態度のテレビでは人気の庶民派を名乗る女性コメンテーターなど、本人は誰からも見られていない空間と思って本音の部分が出るのであろうが、こういった経験はタクシードライバーのみができるものであろう。
 また中にはワンメーターの距離で乗せるのも大事なお客様の一人と思っているのに お客様に大層申し訳なさそうに言われたことなど 読んでいて心温まる話もいくつも載っている。
 この本を読んで思ったのは、タクシーに乗った時は個室なので多少気は緩めても構わないが、人が見ている時だけいい顔するような人間になってはいけないということであるし、車内でのひどい態度はタクシードラバーしか見ていないとはいうものの、そんな態度をとる人間はきっとどこかで化けの皮が剥がれるだろうし、とびっきりいい人になる必要はないが表裏のない人間になりたいなと思ってこの本を読み終えた。

 私は5、6年程前 ある用事で実家の近くを通った時、一人暮らしをしている母の顔を見に行き、父の仏様に線香をあげる予定であったが、時間がなくそのまま京都まで帰ってきたことがあったが、実はその数日後にうちのカミさんが複雑骨折をし、手術に引き続き入院となったことがあった。
 あの件以来、私の気持ちの中にはいつも「神様は見ている」という心理が働き、やるべきことはきちんとしないといけないということと、嘘はついてはならないという目に見えない圧が常に私を覆っているような気がしてならない。
 こんなこと当たり前のことかもしれないし、私が人生の中でたった一つの嘘もついたことがない、そしてこれからも一切嘘はつきません なんて言いきれるわけではないが、嘘をついたり間違った行動はしない人生を送らねばと思ったのも多少なりともこの本の影響によるものかもしれない。


 最後に今回のこの”読書感想文”を書いていて思ったのは、タクシードライバーは運転してお客様を目的地まで運んでくれる人 と思っていたが、私が乗車している時、客である私にどんな思いで接し、何を考えながら運転されているのか、この本を読んだがために逆にドライバーの心理を 想像しながら乗ってしまうことになるのかな と今までとはちょっと違った気持でのタクシー利用になりそうな気がする。
 でも、こうして些細なことからでも人の心理を探ることって難しいことではあるがとても大事なことなんだろうなと思わせてくれた”当たり”の本であった。

 今日は朝から昼過ぎまでカミさんのワンちゃん仲間数名と山奥のドッグラン広場に行き、半日ではあったが日常を忘れることができ、なかなかいい時間を過ごすことができた。
 こういう時間って大切ですよね、なかなかとれないけど。
posted by ヒロイ at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月05日

No.854:季節を感じながら仕事をする方なんですが

 季節外れ暖かさなので、実は衣替えがなかなか進まない。
 本来ならそろそろ冬物、そしてコートという季節であるが、普通の秋の服装で外を歩いていると汗ばむほどで、寒いのより過ごしやすいが季節感がなくなってきていて、なんだか区切りがなく締まりがないような気がしないでもない。
 秋は秋、冬は冬の過ごし方があり、一年間になすべきことが季節の変化に伴って片付いていくところがある。
 我々の仕事もこれからやってくる年末調整、そしてその後の確定申告は一年のうちで最大の山場であるが、こういった仕事にも季節感があるので季節の変化って意外と大事なのかもしれない。

 そういった中で、先月(10月)は顧問先のうち個人事業者(開業医を含む)の今年の最終損益額と来年の所得税、住民税、消費税の納税予定額を推計し、その予測値を各顧問先に提示する月間になっていた。
 その数字が事務所の担当者から全件 私の方へまわってくるので、それぞれの経営者の顔を浮かべながらその提案書に目を通したが、私は毎年この時期の予測をまずは1回目の通信簿のような感覚でチェックしている。
 あの経営者は常に先のことを考えておられたが今回はその思いが実ったなとか、あの事業所は従業員が定着しないと聞いているがそういったことが数字にも表れ伸び悩んでいるなとか、経営数値はある意味正直であり、努力の結果がそのまま反映される。
 仕事に関係のない個人的なことでは、「運が悪い」の一言で片付けてもいいことはたくさんあるだろうが、経営者の中で業績が思うように上がってこない時に「運が悪い」という言葉を口にされる方があり、「それはないよな」って思うこともある。
 自分一人の事業、あるいは自分だけの生活ならそういう言い方や思いをされるのは本人の自由だが、従業員のいる事務所の業績が運に左右されるよな経営体質であったり、そんな考え方を持っている経営者であれば、そこで働く従業員や家族はたまったものではない。
 震災やコロナのような全く予期できないことが起こった場合には、自分の努力ではどうしようもないので ある意味「運が悪い」ということになるかもしれないが、コロナの場合には特定の地域や特定の人に限ったことではなく全世界を襲った大惨事で、世界中のすべての人が何らかの被害を受けたので これには自分だけではないという点で運は関係ないともいえるであろう。
 実はコロナが世の中にはびこっていた間は多くの人が何らかの仕打ちを受けたが、最悪の事態の中でも何とか最善策を見い出された経営者や収束しかかってからはコロナ後、つまり先を読んだ対応ができた経営者とそうでない経営者では大きな差が出ていったように思う。
 年が明け、2月になると個人経営者の一年間の成果である令和5年の確定申告書や決算書が出来上がってくるが、私はこれが年間の最終の通信簿という位置づけと捉えており、今回はどんな傾向になるのか忙しい中にも楽しみでもある部分である。。

 今日は11月5日。カレンダーを見て「あと もう2カ月しかない」とついつい考えてしまいがちだが、「まだ2カ月もある」と捉えれば 年内に結構なことが片付けられるというか、達成できるような気もするし、今年がどんな年で終えられるのかもこの2カ月間の過ごし方で随分変わってくるように思う。

 最初にも言ったが、外は季節感がないくらい暖かく感じられるが、本当はこの時期は少し寒くて着込まないといけないくらいの気候の方が私はピリッと締まって好きなんですがね。11月は11月らしく。
posted by ヒロイ at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月29日

No.853:息子はなんとも思っていないだろうけど

 長男が友人の結婚式のために東京から京都に来ていた。
 昨日(土曜日)午後からの結婚式だったので、直接式場に向かい 終わった後 夜だけ我が家に泊まりに来るとのことであったが、久しぶりに会う小中高それぞれの京都の友人も多かったようで、我が家に着いたのは夜中の2時半ごろだったようである。もちろん私は深い眠りについていたので来たことは知らなかったが・・。
 長男は家庭もあるし、仕事もかなり忙しそうなので 京都に来るのは1、2年に1回程度であるが、今年は10月初旬に実家近くで行われた私の母(長男からみると祖母)の葬儀に参列したので その時には顔を合わせた。
 ただ、東京から片道5時間かかるところを日帰りで、葬式、火葬場行きとバタバタしてしていたし、しかも4、5時間くらいの滞在時間であったので、「元気にしているか?」、「おお、まあな」というやり取りくらいでほとんど会話らしい会話はしないまま帰って行った。

 今回は我が家に立ちより何とか一泊したので、今日の昼は事前に予約していた近くのお店に行き お昼は多少ゆっくりすることはできたが、遅くならないうちにということで2時過ぎには東京に帰って行った。
 30を過ぎた子供と特に何が話したいわけでもなく、子供の方も取り立てて何かを話すわけでもないが、普段いない家族が家にいるというのは不思議と心が和むものである。しかもそれがいっしょに住んでいない子供ならなおさらである。

 今回の私と長男の年齢と比較すると多少 年代的な組み合わせは違うが、今から10年程前、私が50代になり、今月亡くなった母がまだ70代だった頃、私が休日に実家を訪れた時、母がよく「あんたの顔を見ると元気が出るわ」とか、帰る頃になると、「暗なると危ないんで明るいうちにはよ帰り、毎日忙しいやろけど体には気をつけんとあかんで」と言っていたが、今日 私は当時の母と同じような心境になっていることに気付いた。
 父は父で、病気を患ってからは多くの時間をベッドで過ごしていたが、私が実家を訪れ、帰る時には父が手を合わせて見送ってくれたことも思い出した。 父は喉頭がんで70歳くらいから声を失っていたので、なおさら態度で気持ちを伝えたかったのかもしれない。

 今日の数時間のことは長男は特になんとも思っていなかっただろうけど、私のことを「マスオさん」と呼んでくれる京都好きの奥さんとまた来てくれることを今から楽しみにしている。
 我々の年代になると親として子供から受ける対応が、過去において自分が子供として親に対して接してきたこととだぶるので何とも不思議な気持ちになってくるものである。 以前、このコーナーでも触れたような記憶があるが(Noまでは確認しませんが)人生って順送りということをつくづく感じてしまった。
 私の場合、私も子供もいわゆる現役なので、お互い仕事をしている者としてゆっくり話がしたいなとも思ったりもしたが、まずは何はともあれ元気でいることが一番大事であることはどんな場合でも共通ののことである。
 無理せず、無茶せず 仕事に励みたいものである。
 でも現実に目をやると 一息つくなんてなかなかできそうもないけど・・。
posted by ヒロイ at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月22日

No.852:省いたり除いたりするのが上手な人

 「省く」や「除く」という言葉や行為はどちらかというと、全てを満たさないいう意味で捉えるとマイナスのイメージがあるが、現代社会においてはこの言葉は決してマイナスだけではなく、プラスに向かうために必要なことのようにも思える。
 というのも仕事はもちろん、仕事以外のことであっても あれもしなければならない、これも片づけなければいけないと 時間がいくらあってもできないことが多すぎるし、これって私だけでなく多くの人が日頃から感じていることではないのかなと思う。

 そりゃ 目の前に与えられたものを全てこなして解決できるスーパーマンのような人間ならこういった状況も乗り越えられるのであろうが、普通の人間ならここまでしかできないと限界を感じて当然であろう。
 もちろん何もせずに放り投げるようでは話にならないが、物事を進めるにあたっては、いろいろな局面において取捨選択する必要があるということである。
 これだけ情報が溢れ、世の中のニーズも多様化する中、この必要なものと必要でないものとを振り分ける作業の上手下手って、場面によってはその人の評価の違いになって表れることだってある。
 古くは何か案内がくるというのは封書かはがきであったが、私が仕事をしだしたころからそこにFAXというものが加わり、セミナーの案内や業務上のお客様との文書のやり取りもFAXが多くの場面で使われるようになってきた。
 そして今はメールや主に個人間のやり取りではLAINの利用が大部分を占めるようになってきた。
 従来は読みたいものや必要なものを当事者が主体的に動いて自ら取り寄せていたが、今ではこちらの意思に関係なく、さまざまな情報がいたるところから、いろいろな手段で舞い込んでくる。
 この先、送られてくる情報をまともに相手していてはいけないので、さあ どこでバサッと切るのかということも重要になってくる。
 最近、事務所内だけでなく、外部のビジネスマンを見ていてもこの取捨選択、つまり 必要でないものを省いたり、除いたりする能力の高い人ほど、必要なものに集中していい仕事をしているなと思う時がある。
 よく「時間の使い方がうまい人」って言われるが、これは単に時計を見て時間を区切っているだけでなく、必要、不必要の判断が瞬時でできる能力のある人のことをいうのであるということがわかってきた。

 今回 なぜこんなことを急に言い出したのかというと、仕事が溜まったり、積まれたりするのは、たくさんの業務の舞い込んでくるということでは決して悪いことではないが、やはりそれを選別したり、判断したりする能力の違いによって、出来上がりの仕事やそのスピードに差が出てくるであろうと考えてあからである。
 言い換えれば、能力を高めることでいい仕事ができ、また仕事以外の時間もうまく作れる人間になれるということであるが、これは他力本願ではなく、あくまで自分の力でもってということである

 今日は思っていることや理想としていることをただひたすら綴ってみたが、終わりが近づいて もう一度読み返してみると、なんだか自分はできていないが、何とかやってみたいことをただ単に願望のように綴った文章になってしまったような気がする。
 企業経営の本では 選択と集中 という言葉も目にするので、この言葉も同じような意味かなとも考えたが、これは企業の経営手法・手段の話で、私が今回話した 取捨選択 とは大きく違うと思われる。
 いずれにしても必要なものを見極める力で明暗が決まってしまう世の中になっていっていることには間違いないし、ことが進まないのは処理する能力がないというだけではなく、見極める能力が足りないというところにも行き着いてしまう。
 何事においても、いろいろな意味での能力が必要とされ、その差が成果物の差になるんだな と最後は妙な形で納得してしまった。

 今日は少しひんやりもするが、こういうのが本当の秋っていう感じかなと思いながら、少し厚着で過ごす休日である。
 毎年思うが秋ってなんだか物悲しいですよね。
posted by ヒロイ at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする