この週末は誰とも会う予定がなく、久しぶりに自分のために時間を使うことができた。
とはいってもこんな時こそ、普段 手を付けられていないやり残していることや机の上に積まれていた書類に目を通すことに時間を費やし、意 外とぼーっとする時間はなかった。
他人様にはもちろんのこと たとえ家族にも見られたくないほど散らかっていた自宅の自分の部屋の掃除も実は夏の前にしようと思っていながら気がつけば夏が終わっていたが今になってようやくサラッと(軽く)片付けができた。
今年の夏には着ようと思って6月の初めに珍しく前もって買っていた服が一度も着ないまま2つも棚の上に残っていたことに気付き、どこかに出掛けるあてもないのに今日その半袖の服にかろうじて手を通し一日を過ごしている。
今日のタイトルは、先日 ある雑誌で“負のスパイラル”について書かれていたのが頭に残っていたので取り上げたが、この負のスパイラルというか負の連鎖の中に陥ってしまうとなかなか自力では抜け出せなかったということは誰もが経験のあることであろう。
そのきっかけというか根本の原因は、多くの場合 本人にあるので他人が手を差しのべることができないケースもあるが、仕事で周りの誰かがこういった状況に陥っている場合には、本人からの申し出やお願いがなくとも周りの人がいかに早く気付いて手を差しのべられるかが重要となってくる。
何人かで仕事をしていると、他の人が悩んでいるなとか、壁にぶち当たっているなということが分かることがあるが、こういった時 いち早く声を掛けたり、フォローするのがかえってお節介になりやしないのかなとか、果たしてそれがその人にとっていいのか迷うこともある。
ある程度のことは自分で解決しようと思っている人に、早めの手を差しのべ過ぎるのも、場合によっては本人の成長のきっかけを摘むことにもなりかねないのでこのフォローのタイミングって非常に難しい。
多くの職場では上司と部下という上下関係が存在していると思うが、この手を差しのべるフォローの仕方やそのタイミングがうまい上司がいると、そこで働く人は活発に動けるだろうし、その組織は間違いなく前を向いて進んでいるものになっているであろう。停滞感に包まれててどんよりとした組織とは正反対に・・。
こうして文章や口にすることは簡単かもしれないが、このことってまさに上に立つ者の非常に重要な要素であるが、そこにはかなり豊富な経験と高度な知恵が必要である。
仕事をする上では、お客様からやあるいは会社からもついつい結果を求められてしまいがちであるが、すべてが筋書き通りにいかないというか、どちらかというと筋書きどおりにことが進むのは稀で、こういった困った時、厄介な時に軌道修正できる能力が仕事ができる力であったり、あるいは“人間力”と呼ばれるものに他ならないのであろう。
こんなことを偉そうに言っている自分こそ、こういった能力が備わっていないので困ってしまうこともたびたびあるが、自分だけでなく他の人が負のスパイラルに陥っている時に手を差しのべられるような役割ができればいいなと思っている。
本当に人間っていくつになっても足りないものだらけで困ってしまうが、逆に捉えれば足りないところがあるからこそ日々生きていく意味があるのでは と勝手に解釈している。
まずはいないと思うが、もし完璧な人間という人がいたならば その人って何を目標に生きていくのかなって考えてしまう。
こうして今日も長々と綴ったが、「人間は足りないものがあっても大丈夫」と思いながら日々生活することこそが、負のスパイラルからの脱却の糸口を探し出すきっかけにもなってくるように思う。
無理せず、無茶せず、慌てず 地道に毎日を過ごしいけばいいんでしょうかね。
今日も結構 暑い日でしたし、この調子でいくと今年も秋はあっという間に通り過ぎ、気がつけば冬が近づいてくる季節になっているんでしょう。
事務所のクールビズ期間は9月末で終了したが、服装には悩みますね、体感的にはまだまだ夏物の方がいいですから。