ただ、事務所としては年末の全体会議で最後の休日前には完了していようと取り決めていたので、事務所のメンバーの猛烈な仕事ぶりと最後のスパートで予定していた3月13日(木)に全ての顧問先の申告を終えることができた。
ということで、この土日は仕事のことが頭から完全に離れるような日にはならなかったが、比較的落ち着いた形で残務整理や月曜日以降の業務の確認をする時間に充てられる日となった。
毎年のことであるが、多くの顧問先の方からの依頼業務に対して「確定申告が終わったら手を付けます」と話をしていた仕事がたくさん積み上げられているので、3月末まではなかなかゆっくりする時間がとれないというの状況ではあるが、これはどこの税理士事務所でも同じことが言えるであろう。
実はこの10日間ほどの間には、一般の方々を対象とした確定申告相談会の当番にもあたっていたので、3月7日は ほぼ1日上京区の西陣織会館でその業務を従事していた。
この西陣織会館での相談会は京都市の5つの税務署(上京、左京、中京、右京、下京)管内というかなり広範囲の納税者が対象であったので、その来訪者の数も1日1000人以上の日もあり、すごい熱気の中での申告指導であった。
ただ、コロナ前の従事した時と大きく変わっていたのは、紙ベースでの申告が極端に減り、パソコンやスマホを使っての電子申告(e-Tax )が主流となっていて、年配の方も事前の案内通知に持参するように記載されていたマイナンバーカードもほとんどの方がお持ちになられていた。
実は私はこの当番以外に直前にもう一つの大きなヤマを抱えていた。
こちらは全国組織の社団法人の総会の中での決算報告という業務が3月12日に名古屋で開催され(この日程は1年前から決まっていた)、ここへ出席するという任務であった。
こちらの方は名古屋までの所要時間が新幹線ののぞみに乗ると34分という京都・大阪間の新快速並みの移動時間であり、結果的にはさほど苦労することなく、8時出発16時帰りということで、結果としてはのぞみに助けられたという感じであった。
当日は10時から最初の理事会が始まり、議事が立て込んでいたため12時スタートの総会までの時間がとれず、 お弁当を食べながらの進行であったので、結局 名古屋グルメは口にすることなく 本当のとんぼ返りで京都に帰ってきた。もちろんこの凝縮した業務進行のお陰で帰ってからの最終段階の確定申告作業は大助かりであった。
とても忙しい さ中ではあったが、顧問先との面談と事務所内での申告業務に没頭する中で、行く前までは「嫌だな、何でよりによってこんな時期に」と思っていた上記の2つの業務は、普段 接する機会のない外の世界とのやり取りであったので多少の気分転換にもなったし、今から思うと有意義な2日であった。
正直、こんな風に思えたのも事務所のメンバーが確定申告業務をどんどん押し進めていってくれてたお陰だなとあらためて感謝の気持ちが込み上げてきた。
今朝、納税協会から送られてきた冊子を見ていると、今回 私も従事した確定申告相談会が申告期限最終日の明日も開催されるようであるが、この最終日に来る人ってどんな人なんだろう? と思わず考えてしまった。
例えが少し変かもしれないが、子供の頃の夏休みの宿題を最終日になってやりだすようなものである。
ただ こういう人って、毎年の決まった行動かもしれないし、意外と焦っていないような気もする。 少なくとも、こういった方は当事務所ではお引き受けできないが・・。
何はともあれ、今日は明日から新たなスタートがきれるための1日にと思って このブログもいつもより早めに仕上げた。
今日は寒く しかも雨降りでどこにも出かける気にもならないので、この天候でかえってよかったのかも。
では・・・。