私はテレビはほとんど見ないので新聞とネットニュースということになるし、もう少し具体的に使い分けをいうと、急ぎのニュースはスマホやパソコンで即座に情報を仕入れ、急ぎでないものについては朝、夕の新聞ということになる。
今どき変な奴と思われるかもしれないが、朝の出勤前には2つの新聞を1時間程かけて結構 隅からスミまで目を通す。
別にどこかの論説委員が書いた格調高い記事を読みたいわけではなく、経済、政治、それに国際情勢の他、スポーツや文化、中には健康のための記事なんかもあり、一通りのことが1時間で頭に入ってくるので今でいうコスパは決して悪い方ではないと自分では思っている。
地方紙の社会面では、先日も○○市 国道□号の△△の交差点で死亡事故があったことが載っていたが、運転していた人は80代、亡くなった人は90代というのを見ると高齢者の運転について考えさせられたり、中には仕事でよく通る道での事故の記事もあり、そこを通る時 今までよりも更に注意深く運転をするきっかけにもなる。
また、私も一応 経営者なので求人のチラシを見て、どの業種の募集が多いのか、また月給や時給の相場はいくらなのか一番新しい旬の情報を一目で仕入れることができるし、子育ての終わった私には関係ないが塾や予備校の広告も記事の内容に工夫が見て取れ、塾も経営やもんななんて思ったりもしている。
実は仕事と日々の生活には役には立たないが、私にはもう一つ新聞を読む楽しみがある。
それは旅行やグルメの記事に触れることで、一応 旅行は趣味のうちのひとつであるが なかなか時間がとれず実現しづらいので、新聞に載っている旅行案内を見て仮想旅行を楽しんでいる。
地方紙の日帰りツアーは自分でも行けそうな所もあるので 時間がとれた時に行こうと頭の片隅に記憶させておくこともあるし、日経新聞の旅行は結構豪華版で、時間もなければお金の方もこれだけは出せないなというような金額であるが、魅力のある旅のオンパレードである。
先日も北欧アイスランドの旅とか、3カ月かけていく豪華客船の旅の旅程表を見ていると行く当てもないのに、そこの街や自然を空想するだけで少しだけ心が和む時間となる。
だだ最近のこういった贅沢な旅行は大体100万円以上はするので、なかなか手が出せそうにないというのが正直なところであるし、東北6県 湯けむりの豪華な旅というのも見たことがあるが、これとて確か30〜50万円ほどしていたと記憶している。
言い訳や強がりではないが旅ってなかなか実現しないことも逆に「いつかは」と気持ちを盛り上げる要因になっているように思う。
話題を新聞そのものの話に戻すが、以前 名古屋の大きな税理士事務所の所長さんと話していた時に、その方は「毎朝5時前に起きて毎朝 新聞を5誌 読むのが日課です」とおっしゃっていたが、ある意味羨ましい所長業だなと思って聞いていたことがある。
私はとてもそんな時間がとれそうにもないが、それが現実があり残念ではある。
今日は衆議院の選挙の投票日であるが、既に期日前投票を済ませていたので今日は比較的ゆっくりと過ごせる日であった。
昼前に以前から連絡をいただいていた遠方からのお客様があったので、北山にある手打ちそばの店で昼食をとり、その後は近くの とはいっても車で10分程の所にある下鴨神社に行ってきた。
どこかへ遠出したわけではないが、こういった何気ない1日が送れることは、ホッとすると同時に明日からの活力源にもなる。
先程 ネットニュースを覗いてみると衆議院の総選挙の投票率が伸び悩んでいるという記事が載っていたが、最近は情報網もすごく、選挙結果の予測が各報道機関から日替わりで洪水のように流れてくるのも影響しているような気がする。
これはあくまで私見であるが、あれだけ毎日情報が溢れ、まるで選挙が終わったかのように予測獲得議席数が発信されると、選挙が終わったかのような気がしないでもない。
以前は告示以後1、2回だけの予測であったので投開票日にはどうなるのだろうかと思って行動もしたが、この投票前の情報戦は逆に選挙のドキドキ感を奪っているようにさえ思う。
今日も20時ちょうどに”当確”の情報が溢れるのだろうが、最後に先週行った期日前投票の時に私の前を歩いていた70代くらいのおばさんの言葉が何ともおもしろく、印象に残っているのでこの言葉で今日は終わりとする・・期日前投票でも出口調査があって驚いたが。
「あれか出口調査いうのんは? なんで自分の投票した人を他人に言わんといかんのや。あほらしいし、嘘ついて投票していない人の名前を言うてやったわ。」