実は2020年に静岡県浜松市も熊谷市の41.1℃に並び、現在2つのまちが首位に並んでいるという状況である。
実は先日 ニュースで熊谷市の百貨店前に夏季限定で大温度計が設置され、熱中症対策で各自治体が頭を悩ましているという中で、夏の暑さを競うのを街全体で盛り上げようというなんとも不思議な取り組みが行われている。暑すぎるのもまちの知名度を上げるのに一役買っているという実態がこのことからもうかがえる。
個人的には確かにこんな暑い所には行きたくはないが、中にはどんな暑いのか体験してみたいという変わりダネもいるかもしれないし、とにかく暑さも大事な街おこしといったところなのだろうか。
例年夏になるとニュースでは「今日の最高気温は〇〇市の□□℃でした」というニュースが飛び交うが、私は関東内陸部である群馬県の桐生、伊勢崎や埼玉県の越谷が頭に浮かんでくるし、同じく海のない県である岐阜県の美濃市や多治見市もよく耳にする地名である。
私の中では2013年の時点で急にトップに躍り出た高知県四万十川流域の江川崎や現在トップに並んでいる浜松なんかは川や海も近く 涼しげなまちの印象もあるのでこの2つの最高気温は意外な記録である。
私は小さい頃から日本地図を見るのが趣味と言っていいほどの地図っ子、地理っ子だったので、日本で一番暑かったのは1933年に山形市で記録した40℃超え(正式には40.8℃)というのが小学生の頃からずっと記憶に残っていて、当時 学校の先生に「なんで東北なのにそんなに暑いのか」と質問したところ、「夏に日本海側で起こるフェーン現象の影響で急激に気温が上がったため」とフェーン現象の意味を交えて教えてもらったことを今でも覚えている。
当時は真夏でも32℃、33℃くらいになるとやってられないというような状況だったと記憶しているので、この40℃というのは人間が溶けるのではと子供心に心配したこともあった。
この山形市は2007年に岐阜県の多治見に抜かれるまでなんと74年間も一番暑いまちを死守してきた。
暑さのついでに寒さも調べてみると日本の観測史上最も低い気温は1902年に北海道の旭川で記録した-41.0℃であった。
今 時期的に寒さのことはあまり関心がいかないが、日本の中で上下80℃の差があることに驚き、日本って小さな国なのに「すごい」と思ってしまった。
われわれ日本人はこの80℃の差の中で生活していると考えれば、夏に5℃上がったとか30℃になったなんていうのは決して驚くようなことではないなと捉えることもできる。
ただ 地球の温暖化により私が子供だった頃とは地球も日本も様変わりしてきているのは誰しもが肌で感じることである。
今日は仕事には全く関係のない話しであったが、日本の中のいろいろなまちを思い浮かべたり、季節を感じたりするという面では、こういった話は自分では久しぶりにウキウキする楽しい内容であった。
今年は夏の甲子園も数日ではあるが日中の中休みをとるという初めての試みもあるし、どこもここも熱中症対策には万全の注意が必要となってきている。
甲子園の暑さ対策は各方面で毎年論じられるが、実は野球以外のほとんどの種目が対象となる全国インターハイも真夏に行われ、陸上競技も福岡市で7月29日から開催されるが、このインターハイの暑さ対策ってあまり聞こえてこない。男子5000mや女子3000mの選手への負荷は甲子園以上のようにも思いのだが。
暑さも徐々に本番に近づいてくるようだが、しっかり暑さ対策をして何とか夏を乗り切りたいものである。
まだ5月なんですが、毎年夏が早まってきているように感じてしまい、「春がない」というのが実感です。ただ、気のせいか今年は今のところ少し過ごしやすい日が続いているように思うが私だけですか これって?。
ただ この後はどうなるのか 月曜日からが心配です。
では、今日はこのへんで。