前回も少し触れたが、私の母校(近くの高校と統合され校名は変わった)が、3試合連続 1点差で勝利を収めてベスト8まで進み、今日は準々決勝があった。
ベスト8の他の7校は全て私学、しかも7校とも甲子園の出場経験のある高校で、誰が見ても母校の1校のみ見劣りするが、ここに残っているだけで誇らしい限りである。
今日の試合は予想どおり?負けてしまい、しかも9対2の7回コールド負けではあったが、甲子園ではなく 久しぶりに身近なところで野球を楽しませてもらった。
高校野球ファンとしては何としても手に入れたい甲子園のチケットは7月20日から発売されているが、お盆の期間[8月11日(祝)〜8月15日]で私が確保したい席はすでに売り切れで、「あっという間やな」と思っていたが、昨夜、次男から「8月13日のチケットが取れたで」と連絡があり、思わず「ありがとう」と返しておいた。
実は私の向かいの家にも野球少年の兄弟がいて、休日になるとお父さんまでユニフォームを着て、毎週 試合に同行されていたし、夜になるといつも素振りをしていたが、最近 お兄ちゃんの方を見かけないので尋ねたところ、「甲子園目指せる学校ということで遠い所行ってしまいました、香川県まで・・(尽誠学園)。」と話されていた。
また、前の職場でいっしょに仕事をしていた元高校球児であった税理士さんと先日仕事の話をしていて、話の最後に「息子さん野球やってんの?」と尋ねたところ、こちらは「そうなんですよ、何とか甲子園に行けるようにという親子共通の想いで福井県の全寮制の学校に行きました・・(敦賀気比)」と熱く話されたいた。
本格的に野球する子にとっては 今は地元志向はわずかで、こういった野球留学も一般化しているとは聞いていたが、私の身近なところでもこういった例があったことに少し驚いていた。
ただ、高校野球も少子化の波が押し寄せており、最近では自分の高校だけでは9人のメンバーが揃わず、数校がいっしょになって予選を戦う合同チームもあちこちで見られる。
これは決して地方都市や過疎地だけでなく、京都府でもあったし、東京都や大阪府の予選でも目にしたので 今や当たり前のようになってきている感がある。
逆にいうと高校の数が生徒の数に見合っていないということの表れで、今後 学校の統廃合や私学であれば閉校や募集停止というのも今以上に出てくることを予期させる動きである
小中と野球、高校と大学で陸上をしていた私にとっては、全国高校駅伝と箱根駅伝、そしてこの甲子園は非常に楽しみにしている年間行事で、毎日の生活に張りを与えるという点においてそれなりの役目を果たしているように思う。
少し話の内容は変わるが、毎月仕事で京都の北部を訪問し、私が通っていた小、中、高の学校のそばを毎回 車で通っているが、こんな行動があるからこそ、地元には住んでいないにも関わらず(住んでいないからこそ)、望郷の念が人より強くなったり、そういう想いが自然と湧き上がってくる要因の一つになっていることは間違いないであろう。
また今の事務所は4年間通った大学から5分のところにあるので、よくよく考えてみると 私の生活圏は大して広がっておらず、生まれ育った場所や通った学校という点から考えると「ずっと同じようなエリアでの生活しているんだな、代わり映えもせずに」と思ってしまった。
今日は朝からお医者さんの親子(父 開業医・70代、子 勤務医・40代)が、「この経営状況で子供に継がせていいのか」、あるいは「親の医院を継承していいのか」というシビアな相談のため親子揃って事務所に来られたが、最近こういったサッと答えが出ないような相談も結構多く、これはこれで刺激があって、頭も休まることがなく ある意味張りのある生活が送れる元になっているのかもしれない。
夏の暑さもピークに近づいてきている感もあるが、もうひと踏ん張りしないとお盆休暇はやってこない。
明日からの1週間は毎日外出であるが、予想最高気温を見ると36℃と37℃が並んでいる。溶けないように気をつけないと・・・。