私の自宅から5分以内のところに結婚式場が3つあるが、今日は朝から着飾った若い人が数名連れだって歩いている姿が多く見受けられ、この春以降は コロナ前までとはいかないまでも少しずつ賑わう形での結婚式が増えてきているように感じる。
実は徒歩圏内に4つ結婚式場があったが、松ヶ崎駅から地上に出てすぐの一番近かったところはコロナ禍の真っただ中は閉鎖されていたが、その後 しばらくすると完全に撤退し、そのテナントには今では全然違う業種の店舗が入っている。
2年前の5月、うちの長女の結婚式は何回目かの緊急事態宣言中でだったので、実施するのかどうか本人たちに任せていたが、最終的には両方の親と兄弟のみで本人たちを含めて9人で実施した。
本人たちは残念だったかもしれないが、日本全土 飲食店でのアルコールの提供は禁止中だったので、結婚式といえども、人気のないひっそりとしたホテルでお酒のない結婚式という貴重な体験もし、新婚旅行に行った当人たちも食事でのアルコールはどこへ行っても一切なく、酒屋とコンビニ以外にはお酒のない旅だったようである。
賑やかな朝の様子をと思って前書きのつもりで書き出したが、こんなに紙面を割いてしまった。
実はここからが本題というか、ここまでくると何が本題かわからなくなってしまったが 今日のタイトルに沿った話を始めることにする。
社会や職場では功労者、スポーツであればヒーローなんて言われる人物は表に出てくるが、こういった評価を受ける人のそばには必ず陰の立役者がいるということを忘れてはいけない。
ただ、こういった人の存在は決して目立つものではないので、よくよく注意深く見ていればわかるというものではなく、物事を複眼的、多面的に見る能力がないとなかなか察知できないであろうし、それくらい高度なものを必要としている。
大きな組織ならそれぞれの役割もきちんと決まっているが、少人数の組織ではこういった目立たない、あるいは本来の仕事ではないことにさらりと手を差し伸べてくれる人がいるように思うし、こういう人って組織やグループにとってはなくてはならない存在である。
経営者やスポーツチームにおける監督、それに教育者(先生)はこういった陰の立役者をきちんと把握し、評価できるかが、その組織を活性化できるかどうかにおいて重要なポイントになってくるように思う。
今、こういったことを考えていると私も何かやり遂げてくれた人はすぐにわかるし、評価したり褒めたりもするのだが、この陰の立役者や少し意味は違うが陰の功労者、縁の下の力持ちと呼ばれる人などを察知できているかというとまだまだその能力は備わっていないと言わざるを得ない。
こういったことがしっかりできている経営者のもとでは退職者や脱落者は最小限に防げるであろうし、上に立つものとして備えておくべき必要がある資質である。
でもこれって何かのセミナーを受けたからといって身に付いたり、成しえられるものではなく、なかなか難しく、そう簡単には得られない能力であるだろうが、組織を活性化させるという点においては、もしかすると表立った立役者や何かをやり遂げた人を褒める以上に重要なことのように思う。
これまでのいろいろなことを考えると成功者や評価されることの裏には必ずこういった人がいるし、それは同僚や部下だけでなく、時には上司であったりすることもある。
こういう目立たない人も実は組織においては欠かすことにできない人であることは分かってはいるのだが、さっと察知するのはなかなか難しい、高度な技である。
こんなことを書いているとまだまだ足りないとこだらけだな私って、あらためて思った。
毎日毎日 学ぶことだらけです・・・。