2022年07月10日

No.787:どこもここも財政難

 国も地方自治体も財政的に厳しくなってきている話は皆様方もよく耳にされていることでしょう。
 コロナ前でも厳しい状況であったと思うが、コロナでの莫大な財政支出の後はなおさらアップアップの状態に陥っているというのは、このコロナ関連の支出の大きさから誰しもが想像のつくことであろう。

 会社や家計というある程度 目が行き届く規模なら財布の中身も把握できるが、国や自治体となると規模が大きい分 何が厳しくて、どこにしわ寄せがいくのかわかりずらい面もある。
 医療費や介護サービス、それに子育て世代への支援・援助等は良くも悪くも取り上げられる機会も多く、「また負担増か」とか「こっちも削減されるのか」と比較的わかりやすいが、それ以外の公共サービスの部分は意外と一般の人にはわかりずらい面もある。
 ただ、外出したり、あるいはいろいろな施設を利用したりすると、「もしかして お金がないのかな」と感じられることもある。

 これは財政不足が原因かどうかわからないが、車に乗っていて感じたこととして一例を挙げると、
 観光客や歩く人に優しくということで歩道を広げる工事がいたるところで行われていて、これについてはいい街づくりだなと思うが、車の走る一般道で白い線や横断歩道のラインが消えかかっていたり、見えにくくなっていると感じることがあり、京都市内の幹線道路の一つである五条通もその一つである。
 先日も京都府の北部から国道9号線で京都市内まで戻ってくる途中、京都市内の中心部に入ろうとする片側4車線のところで、車線を示すラインが消えかかっているところがあった。
 夜だったこともあるとは思うが4車線を区切るラインがほとんど見えないところがあり、車が少なかったからよかったもののふと気づけば一瞬ラインをまたいで運転していた。こんなことを言うと交通違反になるかもしれないが、それくらい見えなかったということである。
 数年前まではあちこちに新しい道路(高速道路も含む)ができ、きれいなアスファルト舗装とくっきりとした白いラインがなんとも運転する者にとって気持ちのいいものであったが、最近は気のせいか、白いラインのことだけでなく、くぼんだ道路やアスファルトがつぎはぎだらけになっている道路も今まで以上に目につくようになったと感じている。
 あと、京都市の地下鉄でも竹田駅は上り下りはお互い相手のホームが見えるように対面になっているが、立っていると電車が入ってくるまで反対側のホームの状況がよくわかるが、そのホームの下のコンクリートが見え、じっくり見るとそのコンクリートが欠けているところがある。
 あれくらいでホームが崩れ落ちてくることことはないかと思うが、あれとて本来は何らかの補修が必要ではないのであろうか。

 私はたまたま交通関係のことを取り上げたが、みなさんの日々の生活においてはこういった「国や市はお金がないんやな」と思われることはいくつもあろうかと思う。
 2221年度の国の税収が過去最高という信じがたいニュースも先日耳にしたが、それをもって公共サービスや公共事業等の諸問題を一朝一夕に解決できるわけではないということは誰しもわかっていることである。
 でも こんな時、一体お金はどこへ? と考えてしまうのは私だけではないはずだが・・。
 歳入の見通しが立つのなら、歳出のコントロールでもう少し還元したり、課題となっている問題解決に向けての支出があってもいいように思う。

 こんな話をしていると政治的な匂いもしそうなのでこれくらいにしておくが、今日の参議院選挙の結果がどう出るのか、夜の速報を待つことにしよう。
 私は今回の選挙は先週の日曜日に期日前投票に行ってきたので、今日は投票所に出向くことのない選挙の日である。
 よく、良識ある判断といわれるが、良識のある判断っていったいどういうことなんだろう? これに対してきちんと説明が出来る人ってどれくらいいるのかな、 私も含めて?
posted by ヒロイ at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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