2022年07月03日

No.786:実行しています、34年前に妻から言われたことを 

 今日は朝から強い雨が降っていたこともあり、自宅で自分の部屋にこもって部屋の片隅に積み上げられている「いつかは読まねば」と思っていた冊子や読み物に目を通していた。
 昼ご飯を挟んで午後からも同じようなことを続けていたが、今まで置きっぱなしにいていた量があまりにも多く、全てを読み切ったり片付けたりすることはできそうにないので、途中で気分転換も兼ねて散らかった部屋の後片付けもしていた。
 棚の奥にはかなり古いファイルや封筒もあり、中には私が結婚する前からのものもあり 久し振りに目にする書類を見て「あっ、そうだったな」と思うことがあった。
 そこにあった ○十年前の封筒や書類、それに学生時代に陸上の大会でもらった賞状、それに何度かとり上げられた「陸上競技マガジン」という雑誌等 懐かしいものを順次 手にとって眺めていたが、それらに記されている名前はどれも 今使っている「廣井」ではなく「広井」であった。
*正式には「廣」の中は「黄」であるので手書きの場合には必ず中は「黄」とするが、パソコンではこの文字は変換されないので、名刺や事務所のHP、それに仕事上の書類では「廣」を使用している。
 こんな話と今日のタイトルがなんで結ぶ付くのかと思っておられる方もあるのろうかと思うが いよいよここからが本題なんです。
 私は26歳で結婚するまでは、ほとんど「広井」しか使ったことがなく、学生時代のテストの答案用紙の名前も、就職した時に自分で作ったシャチハタも「広井」であった。
 それがカミさんと結婚した時、カミさんの姓も山ア(山崎ではない)から広井に変わったが、カミさんは「広井より廣井の方がかっこええし、こっちが正式なんだし私はこっち(廣井)を使えわ。」と言って、結婚してから一度も「広井」を使うことなく、「廣井」を使い出した。
 そういえば小学生の頃、親から自分の名前の由来を聞いたときに、漢字(文字)の意味の他に、廣井の「廣」(中は黄)と増生の「増」はどちらも14画だし、二文字目の「井」と「生」も4画と5画ではあるが、どちらも比較的画数が少ない文字なので全体としてちょうどバランスがとれていていい と聞いたことがあった。
 ということで カミさんが結婚を機に「廣」使いだしてから、夫婦で使う漢字が違うのも変だなと思い、それ以来 私も「廣」を使っている(先ほども言いましたが、手書きの時は必ず中は「黄」にしてますけど)。
 たった「廣」と「広」の使い分けだけでここまで話が長くなるとは思わなかったが、もう一つカミさんから言われたことで実行していることがある。
 こちらも結婚して間もない頃、私のひょろひょろとした字が書かれている書類を見て、「字に自信のない人ほど小さく書いてしまうので余計に読み辛くなるんやで。いまさら達筆にと思っても無理なんで、せめて文字を大きく書けばきっとそっちの方が読みやすいし、読む人にも気持ちが伝わってええで。特に名前の小さいんはあかんと思うわ。せめて名前くらいは元気よう大きくないと・・。」と言われた、これも34年前に。
 まるで小学校の書道教室での会話のような話であるが、その甲斐?あってか 今では自筆で署名する時には意識することなく普通に枠いっぱいの大きな文字を書くようになっている。文字の上手い下手は別として。

 こんなつまらぬことを披露して、読んでいる人にとって、「わざわざ、ただの夫婦の会話をこんなところで」と思う方もいらっしゃるかもしれないが、まあそこはさら〜と流しておいてもらえればありがたいというもんです。
 お忙しい中たわいもない話にお付き合いいただきありがとうございました。
posted by ヒロイ at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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