それから考えると、正式な時期こそ定かではないが、前の職場に在籍中だった20年くらい前から徐々に利用しだしていたであろう。
それが今やメールをはじめとするネットの利用はどんどん広がり、ただのコミュニケーションツールというだけではなく、一つの社会や文化を作り上げていると言っても過言ではない。
ただ、20年以上も前は、国民や社会の声というのは街中で大声を張り上げたり、テレビやラジオに出演して訴えたり、あるいは投書を通して、みんなに伝わっていた。匿名というのもたまにはあったが、基本的には発言者も陰で何かを言うのではなく、自分も表に出て物言うのが基本であり、そういう意味において、発言には責任がついて回り それなりの重みもあった。
それが今のSNSを利用しての意思表明は、どこの誰だと名乗る必要もなく、罵声や脅しに近いような言葉であってもほとんど責任をとることもなく何でも言える世の中になってきている。
今朝も目が覚めた後 すぐにはベッドから出ることもなく、いつものようにスマホをいじりながら今日の天気やニュースを覗き込んでいたが、よく考えればこういった布団の中やお風呂の中そして少し汚い話になるがトイレの中からでも好きなことが言えるというのが今の社会の怖い部分でもある。
政治に関することになるが、選挙前には政党支持率や各候補者の騰落予測などが公表されるが、これもこうして体や口を動かさずして、指先だけで意思表示をすることによって世の中を動かすことさえ可能であるとも言える。
ただ、どの選挙でも以前ほど投票率が上がらないのは、ネットでの選挙ごっこに満足して、実際には投票場へ足を運ばない人、特に若者が増えているのではなかろうかと勝手に推測してしまう。
あと、飲食店や医療機関へのいわゆる“口コミ”が 客や患者の動向に影響を与えているのはみなさんもご存じであろうし、ちょっといい書き込みがあれば、予約がとれなかったり行列ができる飲食店なんかはまさにこの影響の最たるものである。
私は今まで書き込みをしたことは一度もないし、しようと思ったこともない。良いことでも悪いことでも基本的には自分だけにとどめるか、せいぜい身近な人にだけ耳寄りな情報として伝えるだけで十分と思っている。なぜ、第三者にそんなことまで伝える必要があるのか、特に誹謗中傷と言われる悪口の場合なおさらである。
それは伝えたがり屋や訴えたたがり屋、そして叫ばずにかまんできない独りよがりで寂しがり屋の人の勝手な行動で、こんなものに振り回されるようにはなりたくないと思っていつも行動している。
今日はなんだか妙な方向へ話が行ってしまったが、今のネット社会への歳のいったおっさんの独り言と思って流してください。
それと、ここまでの内容と少し違うが、最近あまり気分がよくなかったことをもう一つ。
それは携帯電話のスピーカー機能をこちらの了解もなく勝手に使用されていることである。
つまり私はAさんに電話して話しているのに、途中でAさんの傍にいるBさん(家族又は友人等)がいきなり横から私の携帯電話での会話に飛び込んでくるケースである。
私は電話という1対1で話をするツールを使ってAさんと話しているのに何でここでBさんが登場するの? ということである。
本来なら、「重要な話なんで隣にいるBさんにも聞いてもらっていますしね」って一言断りを入れるのが礼儀というものではなかろうか。いやいや礼儀なんて関係ないのかも? この内容、顧問先の方が見られるとまずいかな、でもいいか思ったこと言ってるだけなんで。陰で言っているわけでもないし。
もっとひどいのは、何の断りもなく会話を録音されていたこともあり、後で「あの時のあの発言ですが・・。」と言われたことである。これこそゾッとするしますよね。
まあ、これ以上話を続けると ○○の遠吠え なんて言われかねないのでこの辺で終わりにするが、大事な話をするときに「今電話していてもいいですか、一人ですか」とわざわざ断りを入れないといけないこと自体、妙な世の中になってしまっているな と思っていしまう。
まあ、言いたいことをひと通り言ったので今日はこの辺で終わりにします。
暑いのか肌寒いのが分からないような天気ですが、夏に向けて今一度体調を整える5月の後半にしたいものです。でも、私はスケジュールを見る限り厳しい残りの2週間になりそうですが・・。
今日はただの愚痴なのにいつも以上に長くなってしまいました。すみません。