それは出演者の発言が番組の進行を妨げたり、「おやっ」とか「ドキッ」と思わせるようなものがほとんどなく、そつなくこなすいい人の発言ばかりであり、その反面というか キレもそしてケンもない発言が続き、以前のように出演者の強烈な個性はほとんど見受けられなくなっていた。
言い換えると、あっさりし過ぎていて、つまなくなったなと感じたということである。
ついこの間は司会者のS口さんが適切でない発言をしたとか、少しずれていたとかSNSで叩かれていたし、その前は今は退かれているスポーツコーナーのH本さんの不適切で、捉え方によっては差別的な発言がやり玉に挙げられていたが以前からこの番組を知っている者にとってはやはり今の出演者には物足りなさを感じずにはいられない。
確かに過去の出演者の中には、その発言内容を後で検証すると問題があったり、視聴者側から逆に“喝”と言い返したいようなものもいくつかあったのも事実である。
これも時代の流れかと言ってしまえばそれまでの話であるが、何かを言ったら叩かれるという恐怖心を持ちながら番組に出演するのも大変なことのように思う。
ここから先はここまでの内容から少し角度を変えて、厳しい忠告、そしてそれを声に出して言ってくれる人について思い出も交えながら述べさせてもらうこととする。
最近は他の人、特に後輩や部下に“喝”を入れることもなくなったし、ちょっと間違った“喝”の入れ方をすると大きなトラブルに発展することだってないわけではない。
また、上の人から“喝”を入れらたり、そういった場面を見る機会も少なくなったし、そのうち“喝”なんて死語になるのではと思うぐらい世の中の状況や人間関係は大きく変化してきている。
我々の年代の者は子どもの頃は先輩から“喝”を入れられることによって、今まで気がつかなかったことに気付くことも何度かあった。
古い話で恐縮だが、私が中学生だった頃、野球部でいっしょにショートを守ってシートノックを受けていた先輩から、「廣井、さっきのプレーは気合が入っとらんぞ。だから一歩目のスタートがあんなに遅くなるんや。バッターの足の上げ方を見て、こちら(守っている者)の一歩目の踏み出しを右にするのか左にするのか決めるんや わかっとんのか?」と怖〜い注意を受けたことがあった。ただ、この先輩からのこの一言で今まで捕れない打球がとれるようになった。
今はこの怖〜い一言さえも問題になりかねないご時世だがやはりこの“喝”とか“気合を入れる”ということは、時と場合にはよるだろうが、私は(個人的には)必要なような気がする。ただ、こんなことを言っていること自体、前時代的なのかもしれないし、こういう発言をすることすらヤバいと捉えられかねない難しい時代になってきた。
“チクリとする一言”とか“くぎを刺す”なんていうことも使い方を誤ると人間関係にひびが入ったり、内容によっては訴えられるようなことにもなりかねない。
何かにつけ大変な世の中になっていくのを実感する今日この頃である。
話を急に目の前のことに戻すが、
GWというのは完全休養ができるわけではないが、年始からここまでバタバタしてきた人にとっては、いったん立ち止まって仕切り直しができるいい期間であるなと思う。
ただ、明日はもう5月も9日ということで、5月はあと残り3週間。
いや〜、明日から大変そう。怖い怖い。