2022年05月01日

No.777:経営が順調である人の悩み

 ふとNoを見ると、今回 第777回なんですね。何かいいことがあるといいのに・・。
 
 つまらぬことはこれくらいにして、本題に入ります。
 今日のタイトルを見て、多くの人が「なんというぜいたくな話」と思うでしょう。でもあるんです、こんな羨ましいような話。
 4年前に30代で事業を始められ、1年目も2年目もほぼ予定どおり目標売上高に達し、その後はさらに右肩上がりの業績が続き、開業時の借入金こそまだ完済されていないが、その返済も順調に進んでいる。
 このような状況なので、個人の生活資金として、家へ入れるお金も当初予測していたよりも少し多めの金額をまわす形がとれている。
 このコーナーでも何度か“事業がうまく人”ということを取り上げているが、今回の方も今まで紹介した成功事例のように何事においても万全の事前準備をした上で事業を立ち上げ、また事業開始後も、ほとんど一息つくこともなくここまでまっしぐらで進んでこられた。
 先日、毎月の面談時に経営指標を見ながら、「いつもよく似たことばかり言っているかもしれませんが、本当に順調ですね。非常にいい状態になってきていますが次なるステップをお考えですか?」と尋ねたところ、「いや〜、順調かもしれませんが、まだまだ安心はなりませんし、正直 今後どのようにしていったらいいのか分からないんです、次なる目標が設定できなくて。」とまさに他の人から聞けばなんともぜいたくな悩みを打ち明けられた。
 そしてその方は、「もし私が50代なら、あと何年がんばって、その後 事業の閉じ方や承継の仕方とかを考えればいいんですが、まだ30代ですしね。普通ならもういっちょやってみるかと事業を拡大する人も多いんでしょうが、私には今のところ拡大志向が全くなくて。」とおっしゃった。
 確かに事業を始めると1年でも1ヵ月でも、いや、1日でも事業が早く軌道に乗るよう、模索をしながら日々事業に取り組んでいくのだが、この方のように早くして目標に達した方のその次というのは、意外と難しいのかもしれない。特に事業欲とか拡大意欲とかがなければ、「じゃあ、この次どうすればいいの? この後何を目標にすればいいの?」ということになってしまう気持ちも分からないではない。
 もちろん家を買うとか、子供の教育資金を確保するというような目の前の目標が全くないわけではないが、「目標としている○○を実現するために働く」というような長期的な展望というか、達成感が得られるようなものが今のところ見当たらないようである。
 「次はどうしたらいいのでしょうね?」というのも 頭を抱えるような悩みではないにしろ悩みには違いない。

 我々の仕事は事業を軌道に乗せたり、可能な限りの節税について模索・提案したりするののも重要な業務であるが、この方のようにいっしょになって目標を見つけ、道筋をつけるというのも経営者を支えるという点では我々に課されている仕事のひとつかもしれない。
 もちろん人それぞれの人生であり、またご家族もいらっしゃ場合には ご家族の方々のご意向も踏まえて考えないといけない場合もあるが、今後の人生をいっしょになって考えていく機会なんてそうそう度々あるものでもない。
 他人の人生なので立ち入り過ぎることのないようにしないといけないのは分かっているが、何年か先、「いい人生だった」と言ってもらえればこれほどうれしいことはない。
 まあ、普通は生きている以上、悩みがなくなるなんていうことなんてないんでしょう。悩みがあることが生きている証拠なんでしょうから・・。

 明日はGWの谷間の営業日ですので何とか一日頑張ってきます。
 そういえば明日は新名神を使って滋賀県の甲賀市まで出張、高速が混まなければいいのだが。
posted by ヒロイ at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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