2021年06月06日

No732:不謹慎? 医者がかっこよく見える

 当事務所の顧問先は開業医が多いが、コロナがクリニックの経営にも影響を及ぼすようになった昨年の2月頃から、顧問先の全てのクリニックについて、どのような影響を受けているのかをさまざまな角度から検証し続けてきた。
 その検証の基本となるのが毎月の収入が前年の同じ月と比較してどのように変動してしているのかを把握することである。
 各担当者が作成した毎月の経営指標が全件 私の所にまわってくるので、診療科別に一覧表を作成し、その推移を1年間追ってきた。
 さらにコロナの感染状況は地域差が大きいので都市部とそれ以外を区分することと、開業医の経験年数の違いも何らかの影響があるだろうと思ったので その年数も分かるように一覧表に加えた。
 そしてその総まとめが昨日 完成したので、顧問先の経営指導に役立ててもらおうと私のコメントもつけて事務所のメンバーに送信した。

 この検証で診療科、地域差、開業年数以外にも各院長の経営努力が数字となって表れている先と、なかなか努力報われていない先があることもわかった。
 残念ながら、コロナ禍においては今までに経験した経営環境の変化と異なり 院長の努力がすぐさま経営改善に結びつかないケースがあり、あらゆることについて予想がつきにくいという このコロナの持つべき恐ろしさも影響していた。
 ただ、一年以上たつと各院長のコロナに対する姿勢の違いが徐々に数字に反映されることもわかってきた。
 何かにつけ、「〜だから仕方がない」とか、「自分ひとりの力ではどうしようもない」という人は、今回もこの言葉を何度か口にされていたし、逆に「できる範囲で、できることから手をつくしつていかないと」という人とでは、当然のことながら結果に差が出てきている部分も見受けられた。
 コロナに真正面から向き合う医者だけが評価されるものではないし、いろいろな理由によりコロナとの関わりを少なくしようとされている開業医の先生がいるのも事実である。
 ただ、どんな状況下に置かれたクリニックであっても、顧問先の一人、あるいは一件たりとも脱落者を出さないことは関与税理士の役割のひとつなのかもしれない。
 私が毎月面談する院長の多くは、院内での個別接種、行政が準備した会場での集団接種と休む間もなく、コロナのワクチン接種に時間を割いておられる。
 もちろん自分のクリニックでの通常の診療はこなしたうえでのことなので、こういった先生方の生活はどうなっているのかとこちらが案じてしまうくらいである。
 こういった先生方の中には、自分の行動がクリニックの経営にプラスになっているのかどうかという観点からではなく、まさに「国家の一大事に我々の力を」という気持ちで臨んでおられる方もあり、その熱意がこちらにも伝わってくる。
 つい「夏までは仕方ないです、実は体はへとへとですが・・・。」という言葉を口にされることもあるが、何とか任務(一種のノルマ)をこなされている。
 ここで私がこういったことを綴ると、「そこまで一人の医師ががんばらんでも」 なんていう人もいるかもしれないが、医者でない私から見ると何とも頼もしいというか、ある意味 かっこよくさえ見え、思わず「ご苦労様です」、「ありがとうございます」と声をかけたくなってくる。
 今回は一般国民だけでなく、総理大臣や国会議員であっても、大企業の社長であっても医者にワクチンを打ってもらわなければ何も始まらないし、前に進むことさえできない。
 正に医師を含む医療従事者こそが国家を救うという状況になってきている。
 私は医師ではないので直接コロナと向き合うことはないが、こういったドクターが運営するクリニックをサポートすることで、間接的コロナと関わることができているのかなと考えながら毎日の業務に取り組んでいる。

 何はともあれ、通常の生活ができる日が一日でも早く戻ることを望んでいるし、そうなったときには、コロナ禍のことをどう語っているのだろうかと想像できるところまで近づきつつあるのかなと希望が持てるようになってきた。
 ただ そういった状況が現実のものになるには、更にひと山、ふた山 越えないといけないのであろう。
 本当にコロナはどこまでいっても手強い相手である。
posted by ヒロイ at 14:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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