2021年05月09日

No729:仕事の進め方は “逆算思考“ それとも “積み上げ方式”?

 ある会社の社長が本の中で、「逆算思考こそ成功の秘訣」と述べていた。
 これってどういう意味なんだろうと本の中に目をやると、仕事を締切に間に合わすためにはいつまでにスタートを切り、途中の段階ごとに何をいつすればいいのかを追いながら物事を進める必要があると書いてあった。
 「う〜ん 当然と言えば当然で、誰でも分かっているけど そう思いどおりにいかないからみんな悩んでいるんだけどな。」と感心するより、ひとこと言いたい気持ちになった。
 私の仕事も申告期限の2カ月前、1カ月前、そして 1週間前までにしておくべき仕事を定めながらするという点では、立派に仕事を逆算して取り掛かっているが、思いどおりに進むことの方が稀で、「やばい、やばい間に合わないかも」とお尻を叩かれながら最後の追い込みをするというのがよくあるパターンである。
 仕事というものには必ず期日があるが、法定の期日であれば一日たりとも遅れることは許されないが、自分で決めた目標の期日の場合には、勝手にできない理由を考えて数日延ばすことは誰でも経験のあることだろう。
 この歳になると試験勉強というものはないが、若い頃は、受験勉強も何日までに第1章、そして次は第2章と目標を定めてスタートを切ったり、子供の頃の夏休みの宿題も7月中にはここまで、お盆前までにはここまでと、夏休み前に計画を立てるのだが、残念ながら計画どおりに進んだことは一度たりともない。
 仕事をする上でこの”逆算思考”は確かに効果的であるが、決して楽しいものではなく、長く仕事をしていく上では、これだけでは何か物足りなさを感じてしまう。

 では他にどんな進め方があるのか考えてみたところ、”積み上げ方式”というものの考え方をすれば、仕事を楽しむというところまではいかないが、もう少し達成感を得ながら進められるようのではと思った。
 仕事を積木に例えて、積木が10個積み上がったら完成ということにしておけば、一段階ごとに積木を積み上げていけるので、進んでいる様子が実感でき、残りあといくつという捉え方をすることによって目標(完成)が見えてきて、途中の段階でも少しは達成感に浸ることもできる。  
 ただ、こうして文章で書いていると何だか素晴らしい方法のように見えるが、どちらの方法にせよ期日が迫った時の焦り度合いには大きな差がないのが現実である。

 相続税の申告業務は お亡くなりになられた日(専門用語では一般的には「相続開始日」という)から申告期限までの10カ月間にするべき項目をスケジュール表に並べ、それに沿って進めることことも ある意味”積み上げ方式”で仕事を進めているのであろうし、クリニックの新規開業の支援も立地選定、融資、建築から始まり、最後の広告の検討やスタッフの採用まで1年以上の期間を要する場合が多く、これもまさに”積み上げ方式”の典型的なものであろう。
 法定であってもなくても期日はあるのだが、どうせ仕事をするのなら自分で勝手に”積み上げ方式”の発想を持ちながら進めるようにした方が仕事に対するストレスが少ないのかもしれない。

 冒頭の社長は行き当たりばったりで物事を進めることを戒め、計画どおりに進めるための手法として 「逆算思考こそ成功の秘訣」と言っているが、することは同じであってもあまり縛られずに進めていきたいものである。
 でも 人間って本当に弱いもので、期日のないものはついつい後回しになり、そして「いつかはしよう」という仕事が机の両サイドに積まれている人も多いはずで、私もそのうちの一人である。
 私の場合にも言えることであるが、最終的にはいろいろなことが期日内で終わっているのは、残念ではあるが 自分の頭の中では自然と”積み上げ方式”ではなく、”逆算思考”で仕事をしていっているのであろう。
 ただ、いやと言いながらも期日に縛られない仕事って、もしかすると達成感があまりないのかもしれない。
 人間って勝手なもんですね。縛りがないとだめなのかな 誰しも・・・。
posted by ヒロイ at 17:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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