2021年02月14日

No718:いつもと見る点が違う今回の確定申告

 私の周りで「コロナ、コロナ」と騒がしくなってから約1年が過ぎようとしている。
 最初の頃は今のようにマスクは必須でなかったし、学校や会社もまだ 従来のスタイルが残っていたが、(昨年の)2月の後半になると京都でも生活する上でさまざまことに影響が出始めた。
 例年この時期は確定申告の真っただ中であるが、申告後の打ち上げ(慰労会)をどこのお店でしようかと考えるのがこの時期の楽しみの一つであった。
 昨年も1月末に和食のお店を予約し、2月の終わり頃  「3月の後半のことはまだ読めないのでひとまずキャンセルをせずにこのままで」といったん保留にしていたが、それから数日後には、「こりゃ無理だわ」とキャンセルの電話をしたのを思い出した。

 昨年は2月の下旬になってから確定申告期限の延期が発表されたが、今年は2月に入ってすぐ、1ヶ月の延長が発表され、所得税、消費税、贈与税ともに4月15日が期限となった。
 緊急事態宣言で指定された都府県では当然と言えば当然の措置であろうが、やはりここは国税における措置なので全国一律での対応となった。
 こんな状況の中、各顧問先や事務所のスタッフへの対応も検討した結果、事務所内での最終の締日を多少ずらす形に決定し、現在 それに向けて確定申告の作業に取り掛かっている。

 ただ、事務所のスタッフも在宅での勤務も交え、今までとは違う慣れない形で申告業務を進めてもらっているが、申告期限が延長になったからといって、決して間延びしたり、余裕のあるムードなどどこにもなく、いつも以上に緊迫しながら仕事を進めているというのが現在の我が事務所の状況である。

 過去においては3月15日というお決まりの日があったので、とにかく一心不乱にその日に向かって確定申告書を作成していたが、今年はこういったコロナ禍で、しかも緊急事態の延長及び解除も含め、3月末までの間には何らかの変化もありそうな情勢下での取り組みである。
 ただ、何かにつけこういった不安定な状況の中では 各事務所やそのトップの判断により対応に差がでるので、様々なことへの対応について どうするのが一番いいのか悩みながらこの確定申告時期を過ごしている。
 いずれにしても まだもう少し考えてながら事を進める日々が続きそうな今年の確定申告である。

 税務申告の依頼を受けている以上、各納税者に合った可能な節税方法を探り、最大限の節税効果を導くということが重要であるが、今回 対象となっている令和2年分の個人事業者の所得は軒並み前年を下回り、中にはこれからの資金繰りを考えないといけないくらい厳しい事業者もいつも以上の数にのぼっている。
 そういう意味で、今回は決算書の売上と利益(所得)に目を向けるだけでなく、売上の波(変動)、借入金の増加、それに資金(預金)の残額を注視し、これからの1年間の資金繰りや経営方針の相談に乗らなければならない先が数多くある。
 例年、確定申告は経営者の通知表のようなものと言ってきているが、今回はいっしょになって対策を練らないといけない通知表(決算書、申告書)の報告となっているし、こういった大変な時こそ 顧問税理士の腕の見せ所かなとも自分自身に言い聞かせながら、確定申告を乗り切っていきたいと思っている。
 所得税法では確定申告書の提出は2月16日から3月15日と記されているが、コロナに振り回され、本来の申告期限を忘れてしまいそうになる昨今の申告事情である。
 何はともあれ、事務所が総力戦で臨むことはいつの時代になっても変わらない、それが正に1年に1回の確定申告である。
posted by ヒロイ at 22:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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