2020年09月13日

No697:結婚式も葬式も 何もかもがなくなっていく

 自宅近くの地下鉄松ケ崎駅周辺から北山駅にかけて教会と一体となった結婚式場がいくつも並んでいて、一応 “北山ウェディングストリート” と呼ばれ休日になると駅周辺は結婚式に招かれた多くの若者や親族の方々で賑わうのが通例であった。特に春、6月、秋の休日はそれはもう結構華やかなものであり、近所に居ながらにして関係のない者までも結構ウキウキさせてくれていた。それがこのコロナが身近な所まで迫って来てからは そういった光景はほとんど見られなくなってしまった。
 知り合いのお嬢さんも春の結婚式を秋に延期されたらしいが、果たして秋にできるのかどうか? 3月の初めにこの近くの式場に人が集まっていると 「大丈夫かこんな時期に大勢集まって?」と思いながら眺めていたし、つい先日は10数名の人が式場から出てこられるのを目にし、「これ以上 延ばせないし、身近な親族だけで何とか済まされたのかな?」 なんて考えながら荷物を抱えてタクシーに乗り込む人を眺めていた。
 着飾った多くの人が集う華やかな光景は半年近く見ていないが、今朝 散歩していると家から一番近いパーティー会場であったレストラン(ビルの1F部分)の撤退工事が完了したかのような状態で今までウェディングドレスが中に見えていたウィンドガラスはなくなり、なんと板が張られていた。
 思わず、「えっ?」と目を疑いたくなるような光景であったが、こんなに長い間ほとんど何もなかったら そりゃ結婚式場も持たんわな と妙に納得してしまわざるを得ないこの半年のブライダル事情である。
 式当日の人だけでなく、これから結婚式をする予定のカップルも休日には何組も出くわし、幸せのお裾分けをもらいつつ、私とは全く関係のない二人を見て「今は結婚した人の3割以上は離婚するので、なんとか7割の方に入りや? 」と勝手に妙なエールを送ったりしていた。

 こんなつまらぬ話は別にして、とにかくイベントというイベントは総崩れで、私とて年に数回あった業界や関連団体のパーティーや研修会付の懇親会も全く開催されない状態が続いている。
 また、この間2人ほど知人やその親御さんが亡くなったが、葬式も結婚式同様、親族以外は参列できず、後になって「故人の遺志により〇月〇日 近親者のみで相い済ませました」というお知らせをいただいた。
 コロナとは関係なくとも 最近ではこういった身内だけで済ませる葬式、いわゆる家族葬も多く、これは生前には社会的にも著名であったり、あるいは会社の経営者であったりしてもこのような簡易な身内だけで済ませる葬式をよく目にするようになっていた。
 そしてこのコロナで更に拍車がかかり、もう多くの人が参列する葬式ってなくなるのではなんて思ってしまうし、街中 あちこちにある葬儀屋さんって、経営的に大丈夫なんだろうかとつい余計な心配までせざるを得ない世の中になってきた。
 結婚式は結婚式で幸せそうな新郎新婦やご家族の様子を見ることでこちらまで幸せな気分に浸ることができるし、葬式は葬式で、その亡くなった方の遺影を見ながら手を合わせると、生前の姿を思い浮かべ 感謝したり、反省したり、至らなかって点を心の中で詫びたり、葬式に参列する意味もそれなりにあるものだと常日頃から思っていた。
 ただでさえ時代的にこういった他の人の人生のイベントに巡り合う機会も徐々に少なくなってきていたが、このコロナ禍で益々 拍車がかかってきているというのが実態である。

 こういった冠婚葬祭だけでなく、音楽、演劇、そしてスポーツ等は今や鑑賞や観戦の機会さえもなくなりつつある。
 こんなことを考えていると今までのようないろいろなことが当たり前のように行われていた世の中に果たして戻るのだろうか、あるいは、これからは今のような 自粛と抑制の世の中が続いていくのだろうか? と考えていると何だか落ち込んでいってしまう。

 こういった結婚式場、葬儀屋さん、芸能・文化芸術関係、スポーツ関係の仕事をしている会社も個人はどこまで持ちこたえられるのかなと、今まで考えたこともないことを考えないといけない世の中になってしまっている。
 1、2年後には、「あの時はほんまに大変やったな」と言える日が来るのことを願いながらも全く先が見通せない日々である。
 とにかく みんなが何の心配もせず集える日が来るのを楽しみに毎日を送って行くしかない。
 そうそう あと5日仕事をすれば4連休。休みが多くて何が何だか分からなくなってるけど・・・。
posted by ヒロイ at 21:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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