2019年10月14日

No650:変な慰めはいらん

 まず、最初に断っておきますがタイトルに掲げた内容は最後の数行しか出てきません。それまでは私が休日の考えていたこととして読んでください(この部分の方がずっと長いですが)。

 数年前から鉄道の「計画運休」が実施され始めたが、最初の頃は「これって何?」とか、「台風が逸れるかもしれないのにそんなに早く運休を決めるなんて、利用者を無視してる」と思ったりしていた。
 天気予報の当たりはずれによりホッとしたり、悔しい思いをしたり、また、予定していた計画の大きな変更を余儀なくされた経験は誰しもあるでしょう。

 私も数年前に天気予報に振り回された苦く、悔しい経験がある。
 毎年、恒例となっているお盆休暇中の高校野球観戦で、天気予報では台風が近づくかも?と言われていたし、こんな予報が出ているのに試合やるのかなと思いつつも、試合中止の発表は当日の朝になってもなかったので、ひとまず事前に購入していたチケットを持って朝6時台の電車で甲子園に向かった。
 そして、梅田から阪神電車に乗り、甲子園の駅に着いて改札口へ向かっている途中に、「本日予定されていました 第〇日目の4試合はこの後、近畿地方に台風が近づいてくるという予報もあり 中止となり、明日へ順延となりました」と駅のアナウンスが流れていた。
 「うそやろ? もっと早く言えよ、京都から来てるんやで!」と怒りが込み上げてはきたもののいくら怒っても 試合は行われないということで、折り返しで京都まで戻り、京都駅で“慰めの”モーニングを食べて家に帰ったことがあった。
実は、この日 ここからもう一つの山があった。空は一面 雲には覆われてはいるものの一向に雨は降ってこないし、確か昼前後にパラっと小雨はあったのかもしれないが(記憶が確かでない)、ほとんど雨らしい雨も降らずに夕方になった。
 「試合できたやん!」と夕方になって第二弾の怒りが込み上げてきたが、「台風は逸れて」という天気予報を見て ただただ力が抜けていくのが自分でもわかった。

 私の天気予報談議でこんなに時間を費やしてしまったが、もう一つ本題前に最近よく発令される「計画運休」の意義についてであるが・・。
 以前は台風が近づいてきてから急に電車や飛行機の運行ができなくなり、駅や空港、あるいは列車ホテルと称して電車の中で一夜を過ごさざるを得ない事態が度々起こっていた。
 また、いつ乗れるかわからないバスやタクシー乗り場での長蛇の列もこういった時のはおなじみの光景である。
 ただ今回の台風19号のように早めの計画運休があると 誰しもが外出を控えるので駅などでの大きな混乱も少なくなってきている。
 そういう意味では、当初は「電車は走らせないよ」というような何とも冷たい感じがしていた「計画運休」も 最近は一定の効果があるなって思うようになってきた。

 今回はこの秋最高の人出だろうともいわれていた3連休も丸つぶれで、移動もままならないので結婚式や急な葬式はどうなるのだろうか と人ごとながらいろいろな心配をしたりしていた。
 今回の台風は東海から関東・東北に至るまで広範囲で甚大な被害が出ているが、普段と変わらぬ生活の中でラグビーを見ながら通常の週末を送るはずだった人に対してこんな大変な事態が生じたことについては、言葉の掛けようがないくらいお気の毒で仕方がない。
 災害にあわれた方には大変失礼な言い方になるかもしれないが、今回の台風は木曜日くらいから進路予想が出ていたが、ほとんど外れることもなく進行し、気象庁のデータとその分析力の高さには大変驚かされた。
 そうして事前に予想していたとはいえ、その予想以上の猛威を振るった今回の台風で被災され方々については、一日も早く生活の再建を と思うのだが、被災者の方々は生活の場や自分の体力のことだけでなく、今後、当然 資金(経済)面でも差し迫った事態が予測される。
 私は幸いこういった災害の当事者にはなったことがないが、被災された方はまずは我が身と明日からの生活が大変で何も考えることさえできないという状態であろう。
 ましてや大切な人を亡くされたり、行方不明の状態であったりすると悲しみのどん底というのが今の心境であろう。
 こういった時、何かにつけ「被災した人に勇気を与えるために」というコメントが出てくるが、私は根性が少しひん曲がっているので、口にはできないほど追い詰められているのでそんな言葉だけの慰めや勇気づけなんてどうでもいいわ、と思う方である。これって間違っていますかね?
 昨日のラグビーワールドカップでイングランドに勝ったことは歴史的勝利であり、快挙であるが、すぐ こういった喜ばしいことと“被災者の勇気づけ”を結び付けをしてしまうが、私は「この悲しみは当事者しかわからないし、本当にしんどい時やきついときはそっとしておいてほしい と思うのでは」と ちょっと距離を置いて考えてしまう方です。これって相当ひん曲がっていますよね?

 最後に妙な本音を言ってしまいましたが、こんな時 「被災者を勇気づける」というコメントが頻出することに多少違和感を抱いてしまっています。
 私自身 結構「変な慰めはいらんし」と思って人生を送っているもんで・・・。
posted by ヒロイ at 13:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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