2019年04月07日

No623:これだけは譲れない

 我々の仕事は事務所に中で毎月の定例的な処理をしたり、決算期には決算書や申告書の作成をする以外に、顧問先を訪問して帳簿書類の確認や必要書類の収集を行う ということもほとんどの顧問先でほぼ毎月実施している。
 そんな中で顧問先の社長や医療機関の院長と面談し経営内容について報告したり、相談を受けることも非常に重要な仕事のひとつである。
 我々もできるだけ時間を効率的に使うためには訪問時間を指定することもあるが、先日 あるクリニックの院長から、『いつも2時前後の時間を指定されるが、もう少し後にずらしてほしい。』と要望があった。理由を尋ねると、『午前の診療後、簡単な食事をとって休憩(昼寝を含む)することが、60を過ぎた自分にとっては必要なことで、この時間を確保できないと午後の診療で最高パフォーマンスが発揮できない。』と話された。
 当然のことながら、ここではこのクリニックの細かな事情について触れることはできないが、開業後、数か月で軌道に乗って後、今やどのようにしどうして節税を図ったり、今後 このクリニックがいい状況での経営を継続するには何が必要かを提案するのが当事務所へ課せられた宿題となっている。

 今までいろいろな方に接してきて、「休憩時間は削れない」と言われたのは初めてであったが、確かに誰しもこれだけは譲れない何かはあるのだろうし、この譲れないもの(こと)を確保することが、診療や経営をする上で一本のぶれない筋を作り上げているともいえるのだろう。
 この先生の奥様の話では、いつでもカルテや検査内容を事細かく検証し、また時間ができれば研究会での発表のための資料作りをされているとのことで、根っからの医療人といえる先生なのかもしれない。

 私自身、「自分にとって譲れないもの」と聞かれて すぐさま答えを導き出せないということは、基本となる一本の筋ができていなかったり、まだまだ“自信”を持てるものが自分の中にないことの証拠なのだろう。
 「自分にとって譲れないもの」というのは、決して仕事でなくてはならないということではなく、自分が生きていくため一番重要視をし、何よりも優先すべきものと言えるものなのだろう。
 「一年に一回は見知らぬ土地へ旅行して、美味しいものを食べたり、何か初めての体験をすること」 というのは私にとって譲れないことかもしれないが、仕事の上でも自分しかできないような“何か”を身につけている そんな税理士、そして経営者になりたいなと思っている。
 ただ、今回のような話を綴っていると まだまだ足りないとこだらけの自分に対して自己嫌悪に陥ってしまうこともあるが、毎日いろいろな人に会うことこそが自分に刺激を与え、成長もさせてくれるんだなとあらためて感じた。
 それは仕事上の人に限ったことではなく、老若男女どんな人であっても、その局面や分野ごとに感心することはいくつでもあるはず、 とそんなことを感じながら今日の締めにすることにします。

 京都は今日どこへ行っても桜は満開で、私も川沿いにぶらっと散歩をしてきたところです。
 今からでも夜桜は間に合いますよ。
 では・・・。
posted by ヒロイ at 17:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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