2019年03月24日

No621:こんなところでも感じた東京一極集中

 大学の陸上競技部のOBとして卒業生の名簿を整理する係をしているが、実を言うと私の2つ先輩で東京在住の方が、まるで情報の集中基地のように全国のOBから 引っ越しや亡くなった方等の情報も集めて、常に最新版という住所録を管理されている。
 とはいっても今の時代、就職してから一つの所でずっと住み続けることはごく稀で、特に一定規模の会社の就職した者にとって転勤はつきものである。
 こんな状況なのでいくら情報の集中基地とは言っても、800人近いOBできちんとした住所が分かっているのは8割くらいだと思うが、これってすごい高い比率だと思う。
 ただ、昭和の30、20年卒と遡って進んでいくにしたがって、(物故者)という表示が目につくのも名簿ならではのことである。
 この東京の先輩がここまで熱心に管理されるのは、OB会費の振込用紙を一人でも多くのOBの手元に届けることによって、会費の徴収率や徴収額を少しでも引き上げ、現役部員の合宿や遠征の費用として補助しようという、親心以上の熱い想いである。
 昨今、個人情報の保護・管理の厳しさや漏えい等を心配して、中には住所を公表したくない人もいるようだが、そういう人には決して無理強いせずに、何とか問題のない形で運営されているようである。

 私は4年に1回、オリンピックのある年に全51クラブで共同発行される名簿名鑑をまとめるための委員をしている。
 そんな中で私と同じ年度の卒業生、つまり同学年の18人の住所に目をやると、6人が東京をはじめとして首都圏に住んでおり、他には地元(宮崎、静岡)の戻って仕事をしている者もいるが、残りの者は関西在住で意外と多くが大阪近辺に残っている。ただ 京都市内在住は私一人で、こういった役を引き受けざるを得ない理由もこんなところにある。
 私は昭和60年に大学を卒業したが、私より下の学年の平成グループは、同学年の半分以上が関東圏の住所になっているし、その人たちの多くが実家が京都や大阪であるにもかかわらずということに多少なりとも驚いた。
 こういった就職して東京に行って、地元には戻ってこず、そこで結婚したり、子供ができたりし、そして家を買っている者も少なくない。
 この現象を決して悪いこととして言っているわけでもないが、こうして後輩たちの住所を見ていると、まさに東京への一極集中という現象がうなづけるということである。
 近所でも20代のお嬢さんが仕事の関係で東京に行ったかと思うと、その妹さんも自分で転職先を見つけて東京に行かれ、家に残るのは50代のご夫婦2人である。

 東京一極集中を一方的に批判するつもりもないし、大阪をはじめとし、他の地域の魅力がなさすぎることも問題なのだろうが、やはり東京以外の都市や地域の頑張りに期待するほかない。
 そのためにはまずは大学進学のために東京に行かなくてもいいだけの大学が各地にできることが一番重要であろうし、そしてそこを卒業した学生がそのままその地域に残れる就職先を作り上げることが重要であろう。

 いずれにしても全国くまなくとまではいわないが、これだけの国土の中で大きな都市や産業の活発な地域があちこちに散らばって存在する方が日本全体の発展につながるのであろう。
 こんな中で私も京都に残っている一人のOBとして、京都も頑張ってるで と元気を発信する そんな役割を示すためにもこんな役を引き受けているのかもしれない。
 それにしても今の時代(以前も同様かも?)会費の徴収って、こんなに難しいものなんだなとつくづく感じながら名簿を整理していた。
 OBのみなさん 現役のために払ってや! みんなも恩恵は受けてたはずなんやし。
posted by ヒロイ at 21:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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