2019年02月11日

No615:いつも同じ人がいる安心感

 日々の仕事の中でいろいろな分野の人と関わる機会があるが、「担当が変わります」と、新旧の担当者がそろって事務所に来られ、名刺を差し出されることがある。
 一番多いのが金融機関の方で支店長が交代される時もあれば、当事務所の担当者が変更になる時もある。それ以外では保守契約を結んでいるコピー機の会社、リース会社、生命保険会社など担当者変更についてすぐにでもいくつかの分野や会社が頭に浮かんでくる。
 こんな時、担当者とどうもウマが合わないときは変更になってホッとすることもたまにはあるが、どちらかいうと、「今までの人とは波長が合ってよかったのに」と、がっかりしたり、また新たな関係を築いていかなければならない煩わしさに気乗りしないことの方が多い。
 今回は、この“人(担当)が変わる”ことについて考えてみることにする。

 大きな会社や組織であれば、支店や部署も変わらずに同じところでずっと働くということはほとんどなく、2、3年に一度は転勤や配置転換などがあるが、これは会社の営業戦略やトップの方針の変更によって 必要不可欠であると思うし、人心一新による効果、つまり、働く者にとって新たな気分で物事に取り組むということの意義も当然のことながらあるといわざるを得ない。
 同じ会社内での異動やグループ会社へ転籍にとどまらず、勤め人が自ら会社そのものを辞めて他の会社や他の仕事に転職することもある。

 今回、私が話題にしたいのは大きな会社や組織ではなく、クリニックの受付や小さなお店の店員さんなどもっと身近なところの例である。
 年に何度か通院するクリニックで受付の人が変わらず、いつもにこやかな同じ人がいることの安心感というのは そのクリニックの院長が思っている以上に患者さんは感じていることであろう。
 患者という立場ではないが、私が仕事で訪問する先も よくもこれだけ人の入れ替わりがあるなと感じるクリニックもあり、「あれっ、又 変更? 退職?」と心のどこかに不安な気持ちがよぎるが、これが患者さんであれば、私の何倍もの不満や不安が頭をよぎるであろう。

 もう一つ別の例であるが、もっと身近なところ、実は事務所の隣にあるコンビニでも同じようなことを考えることがある。
 もちろん、曜日や時間帯によって学生をはじめいろいろな方が働いているが、そのうち店長以外ではずっと変わらず働いて、レジを打たれている2名の女性スタッフがいる。
 私の場合、このコンビニを利用するのは週に2、3回であるがこの2人がいるときにあたるとなぜか得した気分になる。非常に慣れた手つきで要領よくレジを打ち、商品の温めなども素早くこなし、多少レジを並ぶ人が多くてもあっという間に待つ人はさばけてくるので見ていても何とも気持ちのいい。
 慣れた人が長く働いていることは、辞められた時の穴埋めができるのかとか、給与(時給)の引き上げはどこまで必要なのかなど、別の観点から考えると経営上の検討課題がないわけではないが、顧客に与える満足度には大きな差が出てくる。
 これは転勤や転籍を伴わない中小企業であれば非常に重要なことで、少し大げさかもしれないが、最後はこういった患者や顧客の心をつかんだところが生き残ってくるのではなかろうかと思ってしまう。
 今の時代、働く人の考え方も人さまざまで、従業員の労働環境を整えるのは非常に難しいことかもしれないが、人の使い方、人の気持ちの読み取り方を考えるという点で、経営や人事において少しは参考にしていただければと思っている。

 先述の事務所の隣のコンビニの話でも、地下鉄の駅から事務所まで2、3のコンビニがあるが、ついつい慣れたところで慣れた人に対応してもらう方が気持ちがいいので、どこにも立ち寄らずにいつも隣のコンビニに入ってしまう。

 みなさん 今回の話 どう思われます?
posted by ヒロイ at 14:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。