2019年01月20日

No612:人を採用するときのポイントは?

 先日、開業間もない女医先生から、『追加で人を募集するけど、面接時に気を付ける点はどんなところですか?』 という問い合わせがあった。
 この質問は他でも年に何回か受けるがなかなか難しい問題である。
 私も顧問先の採用面接に立ち合ったこともあるし、事務所の従業員の採用面接も何度もしたことがある。
    この時、看護師とか歯科衛生士というような業務の遂行上、資格が必要な時はその資格は当然のことながら必須であるが、公的な資格が必要でない仕事も世の中には数多くある、というか、多くの仕事は資格でなく、個人の能力や実務経験の方を重視している仕事や事業所も多く存在している。
 もちろん業務を遂行していく能力を見極めることは必要であるが、多くの経営者(開業医も含む)はその能力やいわゆる「できる仕事の範囲」に重点を置き過ぎ、人そのものをじっくり見れている経営者は意外と少ないように思う。
 私自身も今まで採用してきた人が全て申し分ないかというとそうではないが、少なくとも今 在職している従業員については、誰一人として欠けてもらっては困る人ばかりである。

 さて、元々の質問である 「面接時の注意点」という論点に戻すが、私は一定のレベルさえあれば、次のことに絞って最終判断を下すことにしている。
 “素直な人”、“向上心を持っている人”、“協調性のある人” この3つさえあれば入社後、絶対にものになると確信している。
 ただ、この3点を備えている人にいつも巡り合えるかというとそうでないこともあるが、あと1つ重要視していることは、“入社後 いっしょに働きたいと思う人”、これは絶対に譲れないことであろう。
 たまにこんなことを口にされるクリニックの院長のがいる。それは、「問題の多い〇〇さんは困ったもんで、私自身もすごくストレスで、週2日勤務の〇〇さんがいる日は朝からブルーなんです。朝、出社拒否っぽくなってしまうんです。」
 これって経営者として最低。自分で採用したにもかかわらず、問題があることについて院長自ら身を乗り出して解決するわけでもなく、いやなことは避けて通る、こんな姿勢ではいい従業員なんて育つはずがないと思う。
 私も今まで事務所で採用した全ての人が問題がなかったわけではないので偉そうなことは言えないが、多くの経営者を見ていると、「人の振り見て我が振り直せ」と考えさせられることもしばしばある。
 今後、科学技術が進歩し、AI(人工知能)によって世の中が動かされるようにも言われているが、まずはどんな人を確保し、どんなことをしてもらうかをしっかり考えることが事業の浮沈を大きく左右することは、過去や現在だけでなく、今後(未来)においても変わりはしないであろう。
 以前に担当していた会社の社長が、面談のたびに 『うちの社員はほんまにパッとせん奴ばかりで・・・』と口にされていたが、聞く私の心も沈んでいくし、ここで働く従業員は毎日、こんなことを思われている経営者の元で仕事をしていてつまらんだろうなと思ったことがある。
 私は仕事柄多くに経営者と話す機会があるが、10数人の従業員に囲まれて仕事をしている私自身が自問自答しながら、自分の足りないことの多さを日々痛感してはいるが、まずは迷走だけはせず前に進んでいくようにしている。
 経営者とは上に立ち過ぎるのはよくないし、かといってフラット過ぎてもよくない、この答えはいつになっても見いだせない。それほど経営者の立ち位置は難しいものである。
 こういったテーマは永遠だからこそ、どの経営者も来る日も来る日も仕事が続けられるのかなとそんな風にも考えられる。

 日曜日の夜も8時を過ぎたので、今日はこの辺で・・・。
posted by ヒロイ at 20:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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