2018年12月09日

No605:経営者に逃げ道はない

 今回は大そうなタイトルをつけてしまったが、タイトルのとおり経営者は全ての決断について自分で責任を負わなければならない ということが今回 伝えたい内容である。

 私共の顧問先である会社の経営者やクリニックの院長からは日々、相談を受け、それに対していろいろな角度からこちらでまとめ上げたものを提案をしているが、最後の最後は、経営者自身が一番いい方法を探りだし、そして前に進めていかなければならないと考えている。
 新型の機器を導入することも、新製品の開発に着手するかどうかも、売りに出た隣の土地を購入するかどうかも、また人員(従業員)を増やすことも減らすことも、過去の経験と目の前にあるデータ(資料)をもとに最終的に結論を出すのは、経営者以外 誰でもない。
 それは別の角度から捉えると、全責任は経営者にあるし、もし、経営判断を誤ってしまうと従業員や家族、それに取引先にも多大な迷惑や損害を与えてしまう。場合によっては多くの関係者を路頭に迷わせたりすることだってある。

 当方に持ちかけられる話で「コンサル会社を入れて経営の立て直しを図りたい」とか、「○○についてコンサルティングをしてもらって会社をいい方向へ導きたい」というような話を聞くことがあるし、我々 税理士からの話も参考にしながら判断を下されることもある。
 こういった時にうまくいっているケースとそうでないケースと明暗がはっきり分かれているように思う。
 その要因はそれを進めていく経営者の意思や姿勢であるが、「コンサルや税理士の意見も十二分に理解したし、自分で検証してみてもこれが正しいを思うので。」と思うのか、「コンサルや税理士が言っていたので、まあ間違いないやろ、とりあえずやってみよか。」と思うのかの違いであろう。
   そして、うまくいかなかった経営者の多くは、原因は自分にはなく、コンサルや税理士にあると言われる。

 今から10年以上前、ある勤務医の先生がクリニックを開業される時に融資を受ける予定の銀行の担当者から開業の動機を聞かれた時、その先生は「教授にも勧められたし、そろそろかなと思って」と返答されたが、その時の銀行の担当者は驚きながら「先生の強いご意志ではないんですか?」と聞き直していた。当時、私もこの銀行員と同様のことを思ったのを今でも覚えている。 二転三転した後、何とか融資は下りたが、この先生がいまだに安定経営に域まで達しないのは、やはり開業時のこの甘さ、気概のなさにも起因しているのではなかろうかと思ってしまう。

 コンサルや我々税理士の意見を参考にされながらも、自分でアレンジしたり、次なる展開まで模索されている経営者やドクターの会社やクリニックはみんないい方向に向かって進んでいる。
 そういった方を見ていると、経営とは考えて考えて、悩み抜いて、そして決まったらまっしぐらに突き進んでいく、まさしく“熟慮断行”が実践できるかどうかにかかっているように思う。
 よく、「経営者は孤独」という言葉を耳にすることもあるが、周りに助けてくれる従業員も家族もたくさんいるし、実は誰よりも多くの人に守られているのが経営者である。孤独と思わないことこそが いい方向へ進む秘訣では と個人的にはそんな勝手な捉え方もしている。
 
 今年もあと3週間。12月28日の事務所の忘年会でおいしいお酒が飲めることを楽しみにしながら、体調を崩さずに年末まで何とか乗り切っていきたいと思っている。
 寒くなってきましたが、皆様もくれぐれも体調には気を遣いながら年末を乗り切っていってください。
 では、今日はこの辺で。今から年賀状の準備に取り掛からないといけないので・・。
posted by ヒロイ at 16:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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