2018年11月18日

No602:ズバッとものを言ってくれる人

 先日、ある金融機関と税理士との懇談会があった。
 この会は私が所属する近畿税理士会上京支部だけのもので、しかも、任意加入の懇談会なので、人数も全会員で50名超、当日の出席者も30〜40名前後と少人数の集まりであった。
 私は、この会の役員になっているので この日は研修会の後の懇親会では司会を仰せつかっていた。
 実は前日はかなり遅くまで仕事をしていたし、当日も夕方のこの研修会の前までは、とある医療法人の税務調査に立ち合っていたので、懇親会が始まるころには連日の疲れが一気に出てきて、今一つすぐれない体調のまま司会としての任務を果たそうとしていた。

 こんな中で、私は司会として犯してはならないミスを短い時間の間で2回もしてしまった。それは来賓の方の名前の読み方を間違ったのと、途中で楽器演奏する方を紹介をしないといけないのに時間が少し過ぎるまでうっかりしていて、ホテルの方に「そろそろですね」と声を掛けていただいてやっと行動に移したという失態である。この時、もし声をかけていただかなかったら、どうなっていたんだろうと後から考えるとまずかったなという思いでいっぱいだった。

 一応、テーブルには自分の席が確保されていたので、司会としての役割が何もないときにはその席で料理をいただいたり、つがれたビールで喉を潤していたが、同じテーブルだった知り合いの税理士や銀行の支店長の方は、『司会って大変ですね、ちょっと一杯飲んで一息ついてください。』とか、決して慣れているわけでもない私に対して『慣れておられるので緊張されることもないでしょう。』とか、私に気をつかっていろいろと話しかけられてきた。
 そうこうしているうちに、懇親会はお開きとなりホッとしながら会場から玄関の方へ歩いていると、同年代でよく知っている女性のM税理士から、『廣井先生、今日はズタズタでしたね、結構ね。今日の司会はちょっとね・・。』と私に本音でズバッと今日の司会の出来がいまいちだったことを口にしながら私を追い抜いて足早に帰っていかれた。
 今日の司会は自分でも今一つの出来だなと思っていたが、それを口にしていってくれたのはM税理士だけであった。
 確かに自己採点してみても、60点を下回るようなできであったにもかかわらず、誰もそのことには触れられなかったが、出席者の多くが同じような感想を持っていたんだろうなと思った。
 本当にこの忠告(感想)を言ってくれなかったら自分でも反省する機会さえ失っていたかもしれない。
 この日は重い気分で家路についたが、ある大役をこなすときは、最低限の体調管理と事前準備は必要だなと思ったし、それができないようであれば社会人として失格だな と本当に情けない気分になった。
 こういう気付きを与えてくれたM税理士に今度会った時は、『M先生だけや、先日のまずい司会について本音でいってくれたのは』とお礼を言っておこうと思った。
 褒めてもらえるのもうれしいが、こうして本音で話をしてくれる人が自分の周りに何人いるかで自分の成長も変わってくるんだろうなと そんなことも考えさせられた日でもあった。
posted by ヒロイ at 16:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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