だだ、着工に向けて決めないといけない 上に掲げた問題の解決がなかなか見通せず、最終決定に向けての道筋すら立っていないように思う。
新幹線と言えば、子供たちが住んでいる東京までは2時間15分で行けるし、一番遠い顧問先である福岡(博多)でも3時間足らずで行けるので新幹線のありがたさは十分わかっているが、この過去の大きな国家プロジェクトで導かれた新幹線網や高速道路網はこれからの日本では最後まで行く着くのかどうか不安や疑問を感じずにはいられない。
東京・名古屋間のリニアにしてもこの問題と同様、一体いつ結ばれるのかわからない状況に陥っているのを見ていて、何が問題なのだろうと考えてみたが、その答えはなかなか見つからない。
沿線の地域住民の生活が脅かされる、特に多くの部分をトンネルで繋げるので、”水”が最大の問題となっているのはみなさまもご存じのとおりであるが、このことを考えた時、私の頭の中もこの時点で立ち止まってしまう。
利用する人、地域活性の起爆剤として期待を寄せる人、そしてただ単に通過されるだけ、あるいは地下水系に異常が生じるかもしれないところに住む人 等、本当に多くに人の利権や考えが交錯している。
もちろんこれまでの新幹線は国や地域の発展のために多くの国民が期待していたわけであるが、これだけ成熟しきった国になってくれば人の考え方はさまざまであり、発展=満足 という構図が成り立たなくなってきている。
これは決して悪いことではなく、一定の発展を遂げた結果として起こりうることなのかもしれない。
日本の将来や次なる世代のためのもう少し先を見据えた考えが必要なのかもしれないが、成熟しただけでなく、国民の考え方が多様化したり、また生活苦でギスギスしている現状に中ではこういった世代を超えた構想を考える余裕すらないのかもしれない。
大変無責任な話をするが、私自身 以前はある程度関心のあったリニアや北陸新幹線への関心度は下ってきていると言わざるを得ない。
というのもこういった先の長い問題こそもう少し若い20〜40歳代の世代が関心を寄せないといけないと思っているが、これからの人たちにこういったプロジェクトに期待する機運があまり感じられないように思う。
今日はいろいろな思いを綴ったので何が言いたいのかわからなくなってしまったが、こういったことにも政治家の利権というか、最終的には集票活動と結び付けて考えている政治家のみなさんの顔が浮かぶのでなおさら白けた感じになってきているようにさえ感じることもある。
今日の話はこれぐらいにしておくが、最後にこの計画がどれくらいの年数がかかるのかを掲げておくので、自分の人生と重ね合わせてください。
*北陸新幹線が敦賀と大阪が結ばれるのは、最短で2028年に着工したとしても、それから25年以上かかることになるので、開通はどんなに早くても2053年以になる。
今の状況だと2028年の着工は無理でしょうが。
この時の日本の人口構造はどうなっているのか?
すみません、本当は我々の世代がもっと先のことを考えないといけないんですよね。