2024年11月09日

No.905:こんな経験初めて

 まずは先週はあるトラブルにより、このコーナーも久しぶりに臨時休業となりましたことをお詫び申し上げます。
 今回の妙なタイトルを見て「いったい何が?」と期待されている方があるかもしれないが、何か身に危険が及んできたとかそういったことではないし、捉え方によってはそう大したことではないとも言えるが、いざ急に自分に降りかかってくると大変なことであった。

 実はスマホ(携帯)が2日間 一切使えない状態になってしまったのです。
 先週の金曜日(11/1)の夕方に事務所内で仕事関係の連絡をしようと思いスマホを手にすると、画面が真っ黒でどこを押しても無反応、試しに充電器に差し込むと、一瞬 チカっとランプがつくがすぐさま消えて再び無反応。
 その後、10分ほどいじっていたが、どうにもならないのでいったん通常の仕事に戻り、ひと通り仕事を終えて繋がらないスマホを持って 20時頃に家に帰ったが、このままでは日常生活もままならないと思い、ドコモショップに故障のための来店予約を入れた・・これも私のスマホでは
予約がとれないのでカミさんのスマホからやってもらった。
 家から15分程度で行ける3つのショップは3件とも11/2(土)と11/3(日)は予約が詰まっているのでご来店いただけません という冷たい(こんな時なのでなおさらそう感じたのかも)アナウンスが流れるだけであったが、唯一 北大路店だけが3連休の最終日の11/4(月)17:30の枠で予約がとれた。
 3連休の初日の朝に ポッカリ心に穴の開いた状態でスマホをいじっていると突然 スイッチが入り画面が現れた。
 「やった!」と思うと同時にこれで一安心、電子機器なんてこんなもんで機嫌を損ねているうちは反応ないが、何かのきっかけで立ち直ることもあるんだ なんて馬鹿なことを考えながら、着信の電話やメールがないか画面を食い入るように見て、15時間程に間 音信不通であった穴を埋めようといじっていると、30分もしないうちに再び×となってしまい、そこからは うんともすんとも全く反応しない元の状態に戻ってしまった。
 休日なんで大した連絡もないだろうと自分に言い聞かせてはいたが、調べたいことがあっても検索はできないし、電車の時間の確認もできない、そして11/4(月)は車で大阪に行く用事があり、高速道路の込み具合が知りたかったがそれを調べることもきないという できないことずくめでスマホ1台がないだけでどれだけ不便なのか痛いほど思い知らされた。
 極めつけはカミさんと大阪に行って、ある店で少しだけ別行動をとる時にスマホで連絡ができないので、それぞれの用事が終わったという連絡や待ち合わせ場所の確認もできず、久しぶりに「○時〇分に玄関前で」という一昔前の待ち合わせ手法を取らざるを得なかった。
 単なる連絡手段だけでなく、買い物や乗り物の決済、それ以外にもスマホは万能ではあるが、こうなってしまえば何もできない自分がただ取り残されているだけという ありなんとも悲しい気分になった。

 待ちに待った11/4の17:30にドコモショップに行って、お店のお兄さんに現物を渡し故障内容を調べてもらうと、「もう少し初期段階(一度だけスイッチが入った段階)で持って来ていただければ、結構 復旧できたかもしれませんがここまで行くと 電話帳と写真以外は一切消えてしまいます」と言われ、「それはないやろ」と思ったものの 今までのメールと電話の着信履歴、それ以外のデータも全てアウトという むごい現実を受け入れる以外 どうすることもできなかった。
 そしてその場で機種を選んだ新しいスマホに何とか電話帳は移し替えられので最低限の仕事のことはできるが、もしスマホでスケジュール管理をしていたら連休明けからどこで誰と会うのかも分からない状態のなるところであった。
 ただ 今や少なくなったが、手書きの手帳でスケジュール管理をしていたのでこの部分の被害は防ぐことができた。
 こんなこといつまで愚痴っていても始まらないので私の頭の中は何とか切り替えられてはいるが、今回のことで日常生活におけるスマホの依存度の大きさがわかったことと、スマホのない2日間は最初は不安であったが2日目の午後になると定期的にスマホを開いてチェックする必要もなく(できないだけだが)、何かに追われているという感覚が徐々に薄れてきて、10〜15年ほど前まではみんなこんな感じだったんだなと感傷にふけることもできるようになった。
 この間 一度だけ地下鉄に乗った時、地下鉄の中ではほとんどの人(一人で乗っている人は9割以上)がスマホをいじっていて、スマホを持たない私がある意味特異な存在であったが、このことさえもスマホを持っていたら気付かなかったであろう。
 いろいろな意味でスマホのあるのが当たり前であり、ないままで生活することすら想像したこともなかったが、とんだ災難によりスマホなしの生活を2日間強いられたのは、何とも貴重な体験であった。
 とはいってもこんな不安な体験 二度としたくないですが・・。
posted by ヒロイ at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする