こういった機会は久しぶりであったが、電車や駅、それに街中を歩くことによって いろいろなものが目に留まったり、車では感じることのできない街の雰囲気を肌で感じることができ新鮮であった。
家の近所をまわる犬の散歩のときも、歩いていると近所にこんな家があったのかとか、この家 売りに出ているなって 歩いているからこそわかる情報が私の方に飛び込んでくる。
顧問先の経営者の方と話をしていてもやはりこういった身近なことや街の状況の変化がわかっているかどうかによって経営数値の説明をしていても話の広がり方に差が出てくる。
紙やパソコンを通して目の前に出てくる経営数値はだけでなく、経営者はこの数字やグラフの裏側を知ることが重要で、そのポイントをズバッと指摘できるかどうかが我々の仕事の重要な部分である。
毎月 顧問先の訪問していて、我々の話を一方的に聞くというスタイルの経営者の方もいらっしゃれば、社長室(院長室)に入ったらすぐ 質問を投げかけられてこられる経営者の方もいらっしゃる。
我々は税の専門家であるが、顧問先の方は税の知識や情報だけを我々に求めておられるのではなく、経営そのものに対していろいろな角度からのアドバイスを待っておられるので、こちらとしては各経営者が必要としている情報を準備したり、頭の中で整理しておく必要がある。
こういったことができずいると、いずれは必要でない税理士になってしまい、「もういいですよ」ということにもなりかねない。
ただ現実的には目の前の情報は量が多すぎて、その取捨選択にも非常に頭を使うし、情報を入手した後 いかにうまくアウトプットできるか、この選択の仕方により顧問先の方にとって その情報の有用性にはという点では大きな差が出てくることもある。
ただ、この情報の整理能力は人間として、税理士として、そしてビジネスマンとしての力が試される部分であり、これは“知識”というものとは少し違っている部分がある。
こんなことを言っている私であるが、情報に目を通したりそれを整理することに 日々それなりの時間を要するが、この作業って現代社会で生きている以上やむを得ないんだろうなって思ってしまう?
冒頭でも言ったとおり 電車と歩きで移動することが多かったということで、一カ月ほど前 街中でたまたまみずほ銀行の前を通った時、宝くじ売り場に誰も並んでいなかったので約15年ぶりに衝動的にジャンボ宝くじを〇枚(今までで一番多い枚数)も買ってしまった。普段はどんなものでもあまり衝動買いをしない方だがなぜかこの日は・・。もし売り場に人が並んでいたら買わなかっただろうけど。
家でカミさんにこのことを言ったら、「なんでそんなしょうもないことするの。宝くじで もし一等が当たったら、そのお金と引き換えに不幸が訪れるんやで。事故とか怪我とか病気とか、なんでそんなことわからへんの。」と何とも妙な持論の返しをされた。
カミさんの話に納得はしていないが、こんな話をされたので当選発表の日には当たってほしいやら、どうか当たらないようにと祈るやら 自分でも訳の分からない気持ちで当選番号を確認をしたが、300円×□本 以外は何も当たっておらず、ほっと?した。
家でカミさんに「この間の宝くじ当たってなかったわ」と伝えたら、「よかったな、当たらんで」と慰められるのではなく褒められ、これまた妙な気持ちになった。
実はこの宝くじの話をここで綴ろうかどうか悩でいた。だって「宝くじに頼る税理士」なんて思われたらいややし。
最後に今回の一件で、「いくら時間がなく 遊びにも行けないからって、こんなことでお金を使うのはやめにしよ。これからはそのお金でおいしい物でも食べよ。」ということだけは心に決めた。
すみません いつもながらつまらぬ話で。宝くじの話、削除しようか悩んだんですが 消さずにこのまま残しておきます・・・。