2022年12月25日

No.811:仕事に追われるのではなく、追いかけていきたいのだが・・

 ひぃえ〜、今朝 カレンダーを見るまで気付かなかったが、今日が今年最後の日曜日なんですね。
 仕事は28日(水)までなので、「まだ3日ある」なんて 多少の余裕をもってたかをくくっていたが、今になって2023年はそこまで来ていることに多少焦りを感じている。
 数日前から寒波が到来し、北の日本海側を中心に大雪を降らせているが、私の住む京都は寒さは厳しいものの 雪が降ったり、積もったりはしていないので、今のところ普通の生活が送れている。

 雪をはじめ、台風等の豪雨による災害に遭われた方も数多くいらっしゃるので、あまり不謹慎なことは言えないが、一年を振り返って、あらためて日本に四季があってよかったなと思ってしまう。
 冬の冷え込みや雪を決して望んでいるものでもないし、真夏の灼熱地獄のような日々もその時は何とかならないものかと思っているが、その寒さと暑さの間に春と秋というちょうどいい塩梅(あんばい)の時期があり、よく考えてみると四季ってちょっと贅沢なもののような気がする。
 極寒や酷暑と言われるような生活しづらい状況は望んではいないし、四季があることによって 服装だけでなく、頭の中まで季節ごとに切り替えないといけないのは大変であるが、これはこれで刺激もあり、一年にいろいろな体験ができるというのも四季のある国ならではのことである。
今はこんなに寒いが、今年の夏の甲子園は今までで一番の暑さを体験した日であった。なんせ屋根のない炎天下の中で4試合観たので・・、35℃近くある日に。

 別に最後だからと改まって今年を振り返るつもりはないが、今年も本当にたくさんの、しかも いろいろな種類の仕事の依頼をあり、結構 仕事に追われた一年であった。
 いつも頭の中では、仕事に追われるのではなく、仕事を追うようにしなければいい仕事ってできないのだろうなと思っているが、そう甘くないというのが現実であり、これは決して私だけでなく多くのビジネスマンが感じていることであろう。
 仕事をすることを「仕事をこなす」といういい方もするが、この“こなす”というのは“熟す”という字を書き、いくつかある意味の中で、我々が使う時の意味としては、

〇技術などを習って、それを思うままに使う。また、身につけた技術でうまく扱う。自在に扱う。
〇 与えられた仕事などをうまく処理する。

というものが当てはまるのかと思うが、ついつい日常では「目の前にある仕事をこなさなければならない」なんていう 半分強要されているような使い方をしてしまいがちである。本当は「仕事をこなしていきたい」ともっと前向きにならないといけないのであろうが。
 誰しも自ら「こなしていきたい」というところであろうが、やっていることと言えば、まさに「こなさなければならない」という、悲壮感が漂うものになっていることもある。何事にも余裕をもって取り組むというのが理想であるので、何事も早めに対応することで一定の評価が得られるような仕事の進め方をしていきたい。
 ただ、誰しも経験があると思うが、余裕がある時が決していい仕事ができるかというと、そうでない場合もあり、切羽詰まった中に身を置いて取り掛かったときの仕事の方が中身も濃く、充実した仕上がりになっていることもある。
 でも、こんな火事場の馬鹿力を発揮するような仕事の仕方は慎んでいかないといけないし、やり終わった後 振り返れるくらいのスタイルで仕事はしていきたいものである。
 仕事に追われるのではなく、仕事を追いかけるくらいのつもりで。
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2022年12月18日

No.810:個人面談

 従業員の数が一定数以上になると、それぞれの人の考えや意見がトップである経営者の耳に入ってこなくなったり、入りにくくなることはどこの職場でもあり得ることであろう。
 私も開業当初は私とうちのカミさんを含めて4人だったので、誰が何を考えているかとか、今日はどうして機嫌がいいのか あるいは 悪いのかは本人に聞かなくてもある程度は理解できた。
 今では個人情報という面でも気をつけないといけないが、規模が小さいとこちらから聞かなくても、昨晩ご主人と大喧嘩をしたとか、子供が勉強をしないので困っている なんていう話も自然にこちらの耳に入ってきていた。
 それが20人以上になり、5年程前からワンフロアでなく3Fと4Fに分かれて仕事をしているので、日常的にいつでも顔を合わすという状態ではなくなってきている。

 そんな状況下だからというわけではないが、私は開業以来16年間、事務所のスタッフ全員と年に2〜3回は個人面談をしている。
 「今の時代 個人面談なんて」とか、「する方の自己満足と違うの!」と思う人もいるかもしれないが、今回もいつもどおり 12月15日の賞与支給前に賞与明細を目の前に置きながら、その内容説明も含め 12月5日〜9日まで5日間かけて幹部以外の16人と面接を行った。

 10分弱で終わる人もいれば、中には1時間近くに及んだ人もあったし、その内容については当然のことながらここに掲げるわけにはいかないが、中には「所長の耳にだけ入れておいてほしいことがあります」というような話もある。
 個人攻撃・個人批判のような内容はほとんどなく、事務所や私個人への要望や改善点、この半年の自分自身の仕事への取り組み方や今後 力を入れたいことなど 結構前向きの話をされる人が多い。
 話の内容は言えないが、中には途中で涙を流す人もいて、面談の後 本人が席に戻った時、「所長面談の後、涙目なんてやばいやん」とこちらが気を遣うこともある。
 中にはお上手というか、おべんちゃらと思えることを言う人いるが、16人も面談すると、人の心や頭の中、そして人の考えって本当に様々なんだなと、こちらが勉強になることが非常に多い。
 こういった個人面談自体、単なる私の自己満足なのかなと思わないでもないが、事務所の経営や運営の役に立ったり、ヒントになるような話も聞けるので、私の方は非常に貴重な場と思って今もなお続けている。
 ただ この個人面談って、結構 時間と体力がいるし、「検討して、改善すべき点は改善するようにしていきます」と半年前に言っておきながら何も変わっていないこともあり、面談自体が私にとって苦痛となることもあるが、私は何もかも自分で決めて、突っ走っていけるほどの能力と勇気がないのでついついこうしていろんな人の意見を聞くことによって、自分自身の心と頭の整理に役立てているという側面も否定できない。
 まあ、いまどき 対面式の個人面談の実施についてはいろいろな意見があると思うが、私にとっては間違いなく身の引き締まるいい機会である。
 今まで何十回とこういった個人面談をしてきて、一つだけ気をつけていることは、それぞれの人に対して先入観を持たずに、素(す)の気持ちで臨むこと、これが双方にとって一番 意味のある面談になるように思う。
 中には「所長の自己満足ですね」と思っている人もいるかもしれないが それはそれでいいでしょう。全員が満足するっていうこともあり得ないわけですから。

 最後に面談の話ではないが、
 大きな声を出すことを良しとしない時代ではあるが、我が事務所の朝の出社時の挨拶の声は結構大きく、9時出社パートさん(社員は8時30分出社)の元気のいい声を聞いて、一日の始まりを感じることも多い。
 どんな時代でも挨拶って気持ちのいいものですね。
posted by ヒロイ at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月11日

No.809:節目がなくなってきているように思うのは私だけ?

 あと3週間ほどで年末、そして新しい年を迎えることになるが、一年のうちでも年が変わるというのは一番大きな節目であるし、それ以外にも年が変わると季節を追うごとに節分、そして春には卒業式、入学式そして入社式、その後も夏はお盆と様々な行事やイベントがあるが、どの行事をとってみても以前ほどの一大イベントという感じがしないように思う。
 決して、大げさに取り上げるのがいいかというとそうばかりではないのはわかるが、今までの自分の人生を振り返ってみると、やはり節目というか区切りのようなものがあるとそれを目標にしたり、気持ちの中での変換点にしたりして次なるステップへ進もうというきっかけにもなった。
 こういったものがなくなってきたり、大きく取り上げられなくなったのはコロナの影響があったのも事実であるが、よく考えてみるとコロナの影響だけでなく日々の生活の中で“個”を重視する傾向が強まり、多くの人や団体で何かを取り組むということが少なくなってきたこともこういった流れに拍車をかけているのではと自分なりに勝手に解釈している。

 学校の卒業式や入学式もコロナ禍では中止や縮小の形がとられていたが、徐々に緩和され 少しずつまとまった人数で実施される学校も出てきたが、まだまだ以前のように多くの人に見送られての卒業式はあまり実施されないのであろう。
 無理して実施する必要はないが、卒業式というのは卒業証書をもらうだけでなく、これまでの世界から新たな世界へ飛び出していくという、一抹の不安を抱えながらも新鮮さも持ち合わせながら迎える一つのイベントであったのだが。それも多くの人に見送られながら。
 就職にしても我々の時代は入社式には「ここで頑張るしなかないな」と一つの覚悟をもって臨んだものだが、今や新卒の3人に1人が3年以内に転職する時代になれば、入社式でその会社への思い入れはそれほど強いものではないだろうし、新入社員の気持ちも大きく変化していっているのであろう。「自分に合う会社、あるいは仕事か ひとまず様子を見てみるか。」という感じで。
 少し話がそれるが、小学校の運動会というのは全校生徒が集う行事であったが、今や学年単位での運動会も多くの学校で実施され、これも もしかすると「以前は運動会って 全校でやってたらしいよ。」なんていう時代が来るのかもしれない。

 私のような何か刺激がないと体が動かないような人間は、「来年からは・・」とか、「これを機会に・・」なんとすぐ思って、気持ちを切り替えたり、ある時は(無理やり)やる気を起こさせたりしているが、今の人はそんなイベントがなくとも、毎日 コツコツと気を抜かずにできるっていうのは、我々とは比較にならないほど自分というものを持っているからなのだろうか と思ってしまう。

 事務所は今年も忘年会の実施は見送ることになったが、一年を通して節目や行事のなくなっていく世の中に自分自身も段々馴染んできていっているのも事実である、。
 今まで人に励まされたり、刺激を受けたり、場合によっては流されたりしながら生きてきた自分にとっては、いろいろな方向性を自分で決めないといけないという点において結構きつい世の中になってきている。
 そういう意味ではまさに生活、そして人生を組み立てるためには、自分がしっかりしていないといけない時代になってきたんでしょうね。
 それにしても世の中の変化が速すぎるって思いませんか? 何もかも。
posted by ヒロイ at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月04日

No.808:自分がボーっとできる時間

 毎年のことであるが、気がつけばあっという間に12月になってしまっている。
 「あれもこれも」としたいことやしなければならないことはまだまだ残っているが、どんなに慌てたところで今年もあと1ヵ月で終わってしまう。
 今 最も旬な話題はサッカーワールドカップであるが、時差の関係も吹き飛ばしてまで日本の試合を見て、寝不足あるいは徹夜に近い状態で朝を迎えるような勇気はないので、特に無理せずに起きていればテレビをつけて見るというスタンスで今回のワールドカップに接している。
 先日のスペイン戦も4時過ぎには目が覚めるかなと思ってアラームのセットもしなかったが、やはり体はいつもどおりの反応で試合開始から1時間以上も経った5時15分頃に目が覚めた。
 テレビのスイッチを入れると試合は後半に入っていて、大方の予想に反してなんと日本がリードしていたのには驚いたし、思わぬ試合展開に脳が刺激を受けたからなのか 起きてから5分後には頭の中は観戦モードに入ってしまい、そのまま試合終了まで見て その後 身支度を整えて家を出た。

 平日はスケジュール表と時計を見ながらの生活が続いているので、たまの休日といってもなかなか外出、特に遠出するほどの元気は残っていない。
 そんな中でふと気づけば結構楽しみにしていることがあることに気がついた。
 仕事、特に税や経営に関する書物や書類を読むときは、頭をクリアにして読まないと細かな規定や難しい文言がきちっと頭に入ってこないので、一定の緊張感をもって文章に接しているが、仕事に関係のない本(雑誌を含む)に目を通す時にはストレスから解き放たれ結構 気分転換にもなっている。
 見る、というより眺めるように読みたい箇所だけ目を通すという たわいもない行為であるが、寝る前や休日の空き時間がそれに充てられて、今では結構楽しみな時間になっている。
 そういった読み物の中の一つに 日経新聞が1ヵ月に1回くらいの割合で掲載する「日経脳活クイズ・・超ムズ間違いさがし」というものがある。
 左右に並んでいる絵から毎回9つの間違いを捜すのであるが、これがものすごく難しくここ4ヵ月、9つ捜しきれたことはなく、まだ道半ばなのでこのコーナーが載っていて捨てられずに溜まった新聞が4つになった。
 何かの問題を解くというものではないにしても かなりの集中力をもってしてもなかなか9つに行き着かないが、休日の朝コーヒーを飲みながら、そして夜はお酒を飲みながらこんな”遊び”をするのも一種の息抜きになっている。
 でもよくよく考えてみるとこのクイズはお酒を飲みながらでは無理なんでしょうがね、かなりのハイレベルですから。
 
 今日はある意味 インパクトのなさすぎる話だったかもしれないが、自分がボーっとできる時間について綴ってみた。
 でも、本当はこういった時間こそ必要なんでしょうね。大事な局面でしっかりと頭を働かせるためにも・・。
posted by ヒロイ at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする