2022年09月19日

No.797:もう15年が過ぎました

 23年間勤めていた税理士法人を退職し、独立開業という形で事務所を立ち上げてから9月21日で15年になる。
 何事も過ぎてしまえば あっという間 というのがお決まりなのだろうし、思い返してみても「本当に早かったなこの15年間」というのが正直な気持ちである。
 ただ、顧問先や社員等の事務所のこと、それに私の家族を取り巻く状況の変化に目を向けると、この間 本当にいろいろなことがあったし、そのいくつもの場面が頭の中に浮かんでくる。
 15年の間、決してトラブルや問題がなかったわけではないが、こうして無事15年を終えられたということで、一応 「よし」としようと思っている。
 事務所のとっては9月21日が創業記念日で、5年目、10年目の節目の時には、社員旅行を実施してきた。
 ただいくら節目とはいっても 15年目の今年はそんなことができる状況ではなかったので、ささやかな食事会でも と比較的コロナが下火であった7月に 約2年半ぶりの全員での食事会の計画を立てたが、9月2日の実施予定日の前には第7波が猛威を振るい、20人そろっての食事会の開催はさすがに実行に移すことはできず、いったん中止ということになった。
 毎年、9月21日には全員にささやかなお礼の品を渡しているが、今年は15周年の食事会ができなかったし、その代わりに何がいいだろうと考えていたところ、先に事務所のみんなから開業15周のお祝いの品物をいただいた。
 先日、朝の9時半頃 いつもどおり自分の机で仕事をしていて、何かざわついているなとふと顔を上げると、全員が事務所のフロアいっぱいに輪を作り、「15周年おめでとうございます」といって 高そうなものに入っている私が一番の好みである麦焼酎と何種類も入ったおつまみセット、それによく車に乗るからということで素敵な革製のキーホルダーをいただいた。
 正直 全く予期していなかったし、突然のことであったのでびっくりするやら、感動するやらで何とも言えないうれしい気持ちになった。
 事務所の人たちにとって、この職場って働きやすい環境なんだろうかと ことあるごとに自問はしているが その答えは自分ではわからないし、社員のみんなとこういった話をする機会もほとんどない というか 私からは聞けないことである。
 どうすればみんなが満足でき、そしてどんな不満を抱えているのか これは世の経営者がいつも頭の中で考えていることであるが、その最良の答えは何年たってもつかめないまま、こうして何年かが過ぎていってしまっている。
 開業前も開業後も特に変わったこと、特別なことなど一切していないが、ただ一つだけこれだけはと心に刻んでいることがある。
 それは「毎日 後ろ指をさされないように生きていこう」という単純なことであり、誰でもできるようなことかもしれないが、実はこのことって 結構大変で、自分にとって何か重しのようなものになっているなと感じることもある。
 まあ、所詮 どこまで行っても普通の人間なんだし、自分らしく無理せずに日々を送っていくことが大事なんだと思っている。
 なんだか最後は少しだけ重い話しになってしまったが、一応15年目の節目として自分自身にも言い聞かせるつもりで今日の内容をまとめてみた。

 そろそろ近畿地方にも台風の影響がでてきそうなので、この後はおとなしくして、明日に備えようと思っている。
 では今日はこのへんで。
posted by ヒロイ at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする