2022年01月30日

No766:1月最後の休日の朝

 またまたコロナで大変な状況になってきているので、ふらっとどこかへ出掛けるというわけにもいかず、休日といえども相変わらず籠りがちな生活が続いている。
 こんな中でもぽぽたん(犬)の散策は省略するわけにはいかないので、私がお供できる休日くらいは気分転換も兼ねてご近所以外の所に足を延ばすようにしている。ただ 喜んでいるのかどうか、ぽぽたんの本心は確認のしようがないが・・。

 足を延ばすとは言っても決して遠出するわけでもなく、車で10分から15分位の場所が多く、国際会館・宝が池方面か 今出川の京都御所に行くくらいである。  
 今朝はいつもと違うところへ行こうと思い 北大路橋の近くに車を停めて、賀茂川沿いを南の出雲路橋まで往復約1時間かけて散歩した。
 旅行で観光地を訪れた時は、「○○も見なきゃ」とか「○○へも回っておきたいな」というように、時計を見ながらもついつい足早に移動してしまうが、犬の散歩というのはある意味 それ以外の目的がないので、ゆっくりと歩きながら普段なら何でもないようなものを新鮮に感じるという思わぬ効果がある。
 川の中で戯れる鳥、木の下で食べ物をつつく鳩、そしてランキングする人、それも凄い早いスピードの人から、重たそうな体を揺らしながら歩くのよりも少しだけ早く走っている人など、目に飛び込んでくるものを追っているだけだが決して退屈することはない。

 コロナ後は本格的な旅行は計画すら立てられないし、京都以外の近畿圏内で開催されることもあった税理士関係の研修もほとんどがリモート開催になってしまっているので、大阪にすら行く機会がほとんどない。
 旅行だけでなく研修であっても他の街へ行くとその街の変化にも気付くし、何と言っても、通りがかりとはいえ おいしいお店を探すのも楽しみの一つであったが、そんな他の街の様子はテレビを通してでないとみることさえもできなくなってきている。


 これから確定申告期に突入するので、いずれもにしてもしばらくは自由な時間はとれそうにないが、何とか春には今よりも気兼ねなく、行きたい所へ出掛けられるようになっていたら と願うばかりである。

 それにしてもこの1ヵ月は本当にあっという間に過ぎ去ったが、2月もきっとそれ以上のスピードで駆けていってしまうのだろう。
 ただ 目の前にある仕事のことを考えるとやり残していることの多さに気付くが、実は2月の初めは毎年こういった状況であり、これを3月の上旬までにひとつひとつ片付けていくしかないのは自分が一番よく分かっていることである。
 実質的には既に始まっており、これからいよいよ本格的となる確定申告の業務も 私にとっては今年で38回目である。
 それにしてもすごい回数しているんだなとあらためて思ったし、なぜか毎年新鮮に感じてしまうのは不思議なものである。
 それは毎年 新しい人、新しい案件に出会えるからなのかな? 
 まあ、いろいろと考えたり、心配しても仕方がないので、とりあえずスタートすることにしよ。
posted by ヒロイ at 22:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月23日

No765:顧問先で毎回トマトが出てくるという話

 私が毎月定期的に訪れる顧問先は20件以上あるが、その中でも毎回同じ決スタイルとはいえ ちょっと変わった形で私を迎え入れてくれる顧問先がある。
 そこはクリニックで、スタッフのいない午後の時間に院長と奥様が対応して下さるが、面談の場所である休憩室に入るなり、テーブルの私が座る側には大きな器に切ったトマトが盛られている(多分 2個分)。そして横にはお塩とフォークが置かれていて、私は軽めのあいさつの後、まずこのトマトを休むことなく食べ、全て食べ終わってから訪問の目的である巡回監査業務に入っていく。
 知らない人が聞くと「これ何っ?」と思われるので少しだけこうなった経緯を話しておく。
 3年程前の夏の暑い日にこのクリニックを定例の面談のために訪れると、「甘い物や清涼飲料水よりも こういった物で水分補給するほうが体にいいですよ」と程よい大きさに切られたトマトがお皿に盛られて出てきた。その冷え方は"キンキンに冷えた”とい表現が当てはまるようなものであった。
 実は私は小さい頃、夏の暑い日に祖母や父が畑でとってきたトマトをそのまま丸かじりすることが習慣のようになっていて、家の裏で切らずにそのまま食べていた。
 そんな中で育ったからなのかどうかは分からないが、トマトは野菜の中でも大好物で、少し野蛮な話だが、きゅうりも端だけ切って、そのまま片方の手に持った塩をかけながら丸かじりすることもあった。
 こういう経験の持ち主であったので、このクリニックで初めてトマトをいただいたときは「めちゃ美味しいですねこのトマト。実は私 トマトが大好きで、こんな仕事中にまさかトマトをいただけるなんてうれしくて・・。」と思わず素直な気持ちでお礼を言った。
 それ以来、毎回必ずトマトが用意されていて、冒頭に書いたような形でその訪問先での仕事がスタートする。
 私の中ではトマトは夏の野菜というイメージであったが、ここでは季節を問わず私のために毎回トマトを準備していただいているので1年に10回位(奥様が不在の時はなし)いただくことになる。
 事務所から2時間近くかかる遠方の顧問先であり、お二人とも私より年が上なので、子供とは言わないまでも弟か後輩がはるばるやってきたという感じで迎え入れてくれるのであろう。
 もちろん、別に何かを出してほしいというわけではないが、このお気持ちが妙にうれしく、ここに着いて車を降りるとなぜか仕事のことよりまずトマトのことが頭に浮かぶというなんとも言えない訪問先のひとつである。
 夏場の訪問時には帰り間際にはこれまコップにたっぷりと入った麦茶もいただいて帰るのだが、トイレの方が事務所に着くまで持たないということだけは、心しておかないといけないことである。

 今日は仕事の中身の話ではないが、こういったユニークとはいえ うれしいおもてなしをして下さる顧問先の話を少し紹介してみた。
 「今日は廣井先生に会えるということで、昼からずった待っていたみたいですよ、うちの先生は。」とトマトを食べているとき奥様から掛けられる言葉も疲れを吹き飛ばしてくれる。
 税金や経営の話だけでなく、こういう時間もある意味 大事で、こんな形のコミュニケーションの中からふと妙案が浮かんできたりすることもある。
 「2月は〇日がトマトの日か」と手帳を見ながら、うれしい気分になれるだけでもありがたい。
 当然のことながら毎回トマトの大きさも固さもそして味も少しずつ違うが、これも楽しみのひとつなってきている、「今日はどんなんかな」と。
posted by ヒロイ at 23:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月16日

No764:昭和に引き続き、平成も徐々に消えていく・・大丸のファミリー食堂が閉店

 新聞記事等で目にされた方もあるかと思うが、大丸京都店のファミリー食堂がこの2月末で閉店になる。
 私はこのファミリー食堂にはたくさんの思い出が詰まっていて、小学生の頃、父母や祖父母に連れられて田舎から京都の遊びに来ると、帰る前に大丸に連れて行ってもらい、まずはおもちゃ売り場でゲームを買い、その後 ここでご飯を食べたことが何度かあった。
 それほど頻繁ではなく 1、2年に一度で計3、4回だったと思うが、大丸に来たときは、ガラス張りのメニューの所で何を食べようかと顔を摺り寄せて中を覗き込んでいた記憶が残っている。
 また、平成元年に最初の子供が生まれ、平成6年生まれの3人目まで、3人の子供たちが小学生の頃も、何度か行った記憶があるし、今にして思えば まさに子育て真っ盛りの頃であったように思う。
 この時もまずは6階のおもちゃ売り場で何か(何を買っていたかあまり記憶にない)を買って、最後はこのファミリー食堂で早めの夕食を食べて帰るのが定番であった。
 今から20年少し前のことであるが、この頃は食事時であれば大変混雑していて、食券を買った後、ロープに沿って並びながら、中にいる店員さんから、「次の方」と手招きしてもらえるのをじっと待っていた。
 その後、子供が大きくなってからも、年に1回くらいであるが、カミさんと贈答品等を買うために訪れた時も子育て時代の頃の懐かしさが残っていたのか、2人で夕食を済ませて帰ったことも何度かあった。
 ただ、こうして2人で行くようになってからは、確かに満席ということは一度もなく、食券を買ったら、 「お好きなお席へどうぞ」 と並ぶことなく すぐに席に着くことができた。
 ある意味、私というか、廣井家の歴史(ちょっと大げさかな?)と共に歩んできた部分もある大丸のファミリー食堂がなくなるのは何とも言えない寂しさがあるが、まさに歴史の転換点というか、昭和、平成としっかり役割を終えてきた感がないでもない。

 ここまでは私の思い出話を中心に綴ってみたが、よく「昭和の頃」と一昔前のことのように言われてきた後、ここへきて「平成の頃はな〜」と平成も過去になりつつあるのかなと時代の移り変わりの早さを感じていた。
 特にコロナに世の中が侵されてからは、今までの2、3年分が1年で置き換わっていくような、世の中の移り替わりの早さを感じずにはいられないし、2年前までは京都市内でも外国人で溢れかえったり、学生を中心とした若い人たちが夜遅くまでお酒を飲んだり騒いだりしていたが、そういった光景はほとんど見られなくなった。

 これからどうなるんでしょうね?
 少なくとも多くの人が期待しているような前の形、つまり以前のような世の中には戻らないだろうし、この2年間の経験で 騒がしい、あるいは 賑やかな状況を望まない人も多くなってきているように思う。
 人間なら誰しも楽しみたいという欲望はあるので、家から一歩も出ない禁欲で仙人のような生活にはならないであろうが、「自分が楽しむには」という“個”の重視というのがより一層強まってくるように思う。
 これはビジネスにおいてもいろいろな局面で出てくるであろうし、仕事に限らず旅行や趣味も含めた遊びも、そして家族関係や人間関係もお決まりの形というものがなくなってくるのであろう。
 そういう意味ではいったい自分は何がしたいのかを考える機会が今まで以上に増えてくるだろうし、今まであった世の中の流れに身を任すというような大きな“流れ”そのものがなくなっていくようにも思うし、今から40年、50年と生きていかないといけない若い人にとっては、本当に大変な世の中になっていくように思えてくる。
 年のせいかどうかは分からないが、1年が、3年が、そして10年が 目まぐるしく過ぎていくし、目の前の1日も、1週間も、そして1ヵ月も本当にあっという間だと感じてしまう。
 あ〜、それだけ年をとっていっているんですよね。 あ〜 恐ろし。
posted by ヒロイ at 18:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月09日

No763:今年の楽しみは旧友に会えること?

 この場で元旦に年賀状代わりの挨拶はしたものの 従来の形で文章を綴るのは今回が今年初めてである。
 事務所は昨日から3連休で今日はその2日目であるが、毎年この連休は非常にありがたい。
 新年早々にまた連休 という感じを持たれる方もあるかもしれないが、お正月でなまった体と心にはたとえ年始の数日間だけの仕事でも結構堪えるもので、今やこの休みを終えてやっと本格稼働という感じがしないわけでもない。
 以前は1月15日が成人の日であったが、20年程前から1月の第2月曜が成人に日と定められてからは、土曜日が休みの人は 必ず3連休になるので、社会人にとっては正月過ぎのお年玉のようなものである。

 我が家は3人の子供(長男の所は奥様だけ帰京)が、それぞれの都合で年末から年始にかけて京都にやってきた。みんな揃って一斉にというのではなく、ぱらぱらという状態であったので12月26日の夜から1月5日の朝まで常に誰かが来ているという状態で、ある意味 長く続く正月という感じであった。
 私はいつものように自分の思うままに動いていたが、カミさんはこの10日以上の対応は結構大変だったように思う。ただ、こうして顔を見せに来てくれるのは非常にありがたいことと 皆に感謝している。

 年末のどこかで散髪にと思っていたところ、事務所の近くの行きつけの店の予約がとれなくて年を越してしまったが、今日の予約がとれていたので、頭の方は年をまたいでやっとすっきりしたという状態である。
 ここのお店は金曜日は昼始まりで夜10時まで、そして月に一回は店長の家族サービスの日で連休をということで、日曜日を休みにされている。
 以前は美容院も含め月曜日が休みというのが定番であったが、今度はそれぞれの立場でいろいろな選択肢がでてくるんだろうなと思った。

 次の土日は大学入学共通テストで受験生やその親御さんは息の抜けない年始であろう。
 こんな方々に次の日曜日は毎年 京都で開催される全国都道府県対抗女子駅伝は楽しみなんです なんていうと、何とも失礼なというか、緊張感のない人だなと思われるので、それぞれの方の今の立場の考えながら話をしないといけない季節でもある。

 余談だが、我々の頃はこの試験は「共通一次」と言っていたし、うちの子供が受験していたころは「センター試験」と言っていたのに、知らぬ間にまた名前が変わっていて、これも世の中の変化の一つであろう。

最後に
 今や年賀状には賛否両論あり、年々減ってきているように思うし、「今回で書き納め」という方も何人かあり、そのこと自体は各人の考えで対応したらいいと思っているが、受け取った年賀状で今年の楽しみになりそうなものがあった。
 それは陸上部以外では数少ない大学時代の友人(同じ経済学部)からのもので、「いよいよ定年の年です。3年前から古い友人と会っていて、もうすぐ京都です。」と書いてあった。
 彼は神戸出身であったが就職してからずっと関東在住で、大学卒業後 結婚式以外では一度も会っておらず、もし今年会うことができればなんと34年ぶりである。
 コロナがまたまた怪しげになってきたので こういったこともどこまで実現できるか分からないが、こんなことも楽しみにしながらこの一年を乗り切っていきたいと思っている。

 私は毎朝、6時過ぎに目が覚めると すぐさま新聞を取りに行き、その後 まるで病室の病人のようにベットにもたれかけながら、1時間くらい新聞2紙に目を通すのが日課であるが、その時 カーテンを全開した窓の外は、明るくなってくる時間が確実に早くなってきている。
 ただ、日中の最高気温が10℃を下回るようでは、春が近づいてきてるとは言い難いし、まず その前には最大の難関である確定申告を終えないと、我々の業界は春が来ないのは分かっている。
 あと2カ月はまだまだ心身とも厳しい日が続くということである。
 春が待ち遠しいいなー。
posted by ヒロイ at 17:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月01日

No762:謹賀新年

あけましておめでとうございます
 新たな年を迎え みなさまはどんなお正月をお過ごしでしょうか。
 今年も事務所の年賀状で新年のスタートをきらせていただきます。
 以下、事務所の年賀状より

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謹賀新年  

今年も無事 新年を迎えることができました。
コロナ騒動が起こる前は、新しい暦を見ながら また1年経ったのか とお決まりのように大した思い入れもなく元日の朝を迎えていた人もいたでしょう。
しかし コロナが世にはびこってからは、多くの人が「去年は大変だったけど今年こそは」と今まで以上に 次なる年に期待する気持ちを持って新年の訪れを待つようになったのではないでしょうか。
不安な世の中になればなるほど、周りの人に頼る機会も増えてくるかもしれませんが、こんな時こそ自分のそばにいる人に感謝し、今まで以上に他人を思いやる気持ちが必要となってくるように思います。
私はこの1年、次の言葉を頭の片隅に置きながら過ごしていきたいと考えています。

 「人のせいにしない。人をせめない。全てに感謝。」
(オリックス 山本由伸投手:弱冠23歳でプロ野球 投手部門のほぼ全タイトルを獲得)

これからも皆様方とともに歩んでいきたいと思っておりますので何卒よろしくお願いいたします。

  令和4年 元旦 

廣井増生税理士事務所
 所長 廣井増生

〒602-0941  京都市上京区今出川通小川東入南兼康町334
URL:http://www.tax-hiroi.com  
Tel:075-406-7020 
Fax:075-406-7025
posted by ヒロイ at 11:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする