2020年11月23日

No707:前例のない中で生きていくには

 新型コロナウイルスの感染が再び拡大する方向へと進む中、世界中の国々が拡大防止への対応に追われている。
 我が国でも死亡者の数こそ欧米諸国と比べると少ない数字ではあるが、収まるところが見えないという点では、本当に我慢比べのような状態が続いている。
 そんな中、家族との外食や旅行を控えることはあっても、家に帰ると食事をとり、睡眠をとるという基本的な日常生活は大きな変化がないが、家から一歩出ると、乗物に乗ったり、買物に行ったり、仕事で出かける場合、そして休日の過ごし方などは、今までとは違ってあらゆる面で規制がかかり、もはや規制の中で生きていると言っても過言でない状況が続いている。

 今まで生きてきた中で自分自身で何かを考え、行動する場合でも多くの場合が前例に従って進めていけば大きな間違いは起こらなかったし、「あれっ?今までのやり方ではおかしいぞ」と思う部分だけ、自分なりに考え、新しい方法を取り入れていけばよかったのが、今やほとんど前例のない中で日常生活を送らないといけない状態になってきている。
 些細なことであるが、先日地下鉄に乗ると少し込み合っていたので、車両の中ほどの立っていた時、カーブや減速時に車両が揺れたが、今までなら周りの人に寄りかかるようなことがあってはならないと必死でつり革を握っていたが、今や誰が触ったか分からない そのつり革に触ること自体がよくないと言われていたことを思い出したので、足を仁王立ちにして踏ん張ったがやはり左側に体が傾き、隣に立っている人を押す形になってしまった。つり革さえ握っていたら全く問題はなかったはずだが。
 税理士同志のある会でも顔みしりの人も含め、メンバーの親睦を深めようと懇親会(実質食事会)、特にこの時期なら忘年会が実施されるが、今年はこういったことは一切ないので、新入りの人で顔を知らない方は知らないままで、名簿の中だけでの新メンバーの確認である。
 それ以外でも一年前では想像もつかなかったことが目の前にまるで当然のように広がっていっている。
 海外旅行には行けないし外国人も見かけない まるで鎖国のような状態、学生の少ない大学、そして身内の者が入院や入所していても顔も見にも行けない病院、介護施設。そんな中で都会暮らしの若い人が帰省しずらい状態はまさに田舎で暮らす老親にとっては体だけでなく、心までもが病んでいく状態になりかねない。
 今まで子や孫に「お正月は帰ってきて、おいしいものでも食べてゆっくりしいや。」なんて言っていたのが、今や「今度のお正月は帰ってこんでもいいしな」なんていうようなやり取りがあちことでなされているのであろう。私から見れば、本当に世の中“終わってる”状態になっている昨今である。
 こんな中では、今までどおり というのは通用ないし、今 自分は誰に対して何を どういう方法でするべきなのか 行動を起こす前に疲れるくらい念には念を入れて考えて動かないといけない。
 コロナが蔓延しだしてから春、夏、秋と3シーズンを経験してきたが、いよいよ初めて迎える冬である。
 本業の方でも確定申告期の税務相談への税理士の派遣は今回からなくなったが、申告をしなくてよくなったわけではないので、自力で申告書の作成が困難な方にとっては大変な状況である(一応、税務署員は対応する形になりそうです)。
 
 とにかくしばらくの間、前例のない中で生きていかなければならなが、今後数年後には今の生活が前例になっているのだろうか。
 入学式、卒業式、修学旅行、成人式、同窓会、結婚式、葬式、法事、親睦会(納涼会、忘年会、歓迎会、送別会含む)、研修会、スポーツ観戦にコンサート・・考え出したらきりがないが、何もかもが私の周りからなくなってしまっている。
 永遠にというわけではないだろうが、次に復活というか始まりだした時には、従来のものとは形を変えて戻ってくるのであろう。

 この歳になって適応するだけでも大変であるが、この変化は自分だけではないので と慰めながら生きていくしかないのでしょう。
 本当に何カ月間もの間、ぱっと視界が開けたことがないな とあらためて思い入った秋の夜でした。
 そろそろ寒くなってきそうです。こんな時です、体調管理だけは万全に。
 では、今日はこの辺で・・。
posted by ヒロイ at 20:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする