2020年03月15日

No671:いつもと違う重い春

 毎年の恒例行事とはいえ、税理士業界では一年間で最大の山場ともいえる所得税確定申告業務が一昨日[3/13(金)]に申告書控を一斉に各納税者宅へ発送する作業をもってほぼ完了した。
 “ほぼ”というのは とある事情でどうしても必要な資料が納税者の手元に届かなかった数件は、新型コロナウイルスの影響を受けて申告期限が4月16日まで延長されたことを利用させてもらうことになったが、あと2、3日のうちには片がつくようである。
 法人の決算期は12ヶ月に散らばっているが、個人事業者は全て12月決算でこの確定申告が締めの決算申告作業となるが、この申告時期には一年間の業績を把握する意味においても非常に大事な業務でもある。
 各事業者の成長や努力の跡が読みとれる内容のものもあれば、なかなか思うように業績が上がらず苦悩の一年に終わったという事業者もないわけではない。
 ただ、最近は自分自身の経営努力だけではどうにもならないような外的要因が多すぎるように思う。
 毎年のように大きな被害のでる自然災害はもとより、今回のコロナ騒ぎだけは全く予期もしなかったことである。
今までは貿易摩擦や隣国との長年にわたる問題、それに世界各地で紛争というものが絶え間なく起こったりもしていたが、今回は自然災害や戦争やそれに政治的な争いでもなく、また今までよく取り上げられた貧困や貧富の差によって起こったものでもなく、突然襲ってきたというのがこの新型コロナウイルスという憎らしいものである。しかも、地球上の限られた地域だけではなく、ほぼ全世界、地球規模的な広い範囲でウイルスがまき散らされている。
 我が事務所は16日からほぼ通常業務に戻るが、ここまで2ヶ月近く 多くの時間を確定申告業務に費やしていたので、保留状態である仕事をいくつか抱えているというのが今の段階での自分の置かれている状況である。

 今日は多少寒さも残っていたが、比較的穏やかな天候でもあったので午前中はぽぽたん(ワンちゃん)を車に乗せて、御所までいって一時間半ほど散歩を楽しんできた。
 ここ数週間、この散歩もお預けだったので久しぶりに気持ちがリフレッシュできた。
 学校が休校中であり、子供たちが屋内にこもりがちなことも影響してか、今日の御所の中の公園はいつもの休日よりも多くの家族連れの姿があった。
 本来であればこの卒業式シーズンの後には入学式があり、事務所が大学の近くにあるので否応なしにも人込みでごった返す という影響を受け、春の訪れを感じるのが慣例となっているが、今年はどんな形で4月を迎えるのかいまだに予測さえもつかない。
 高校野球ファンの私にとって春の甲子園(選抜)がなくなったことはがっかりというか 正直 力が抜けてしまったが、今回ばかりはやむを得ない措置であろう。

 昨日、電話で話をした人は毎回このコーナーを読んでいただいているようで、『先週 休みやったね。』ということも告げられた。
 週一発信、年中無休というのを基本としているが、一年のうち1、2回 どうしても時間がないという時はお休みをいただいているが、よく気付かれたなと意表を突かれた感じである。

 あれほど道路(歩道)をふさいでいた外国人や学生の姿が今ではほとんど見受けられないが、せめて4月からは学生の賑わいだけで戻ってほしいと願うばかりである。
 人間って、いやなことがあると誰かにあたったり、外に出さなくとも自分の心の中で不満や文句をつぶやいていたがそれさえもできないのが今回の件である。
 どこにも発散できない、こんないたたまれない気持ちになったのはもしかすると初めてかもしれない。
 う〜ん、何かしら重いものがある。
 事務所の年末調整・確定申告の慰労会も延期にせざるを得なくなったし・・・。
 季節だけでなく、心の中にも “春よ来い” そう願うばかりである。
posted by ヒロイ at 17:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする