2019年04月29日

No626:相続の仕事から教えられる親子 そして兄弟の関係

 大型連休に入っているとはいうものの こんな時にしか時間がとれない方もあり、27日(土)は相続の仕事のために3時間ばかしではあるが出勤となった。
 この日は相続税の申告業務の最終段階として、署名捺印のために3人の相続人の方に事務所に来てもらったが、事前に何度か相続人の方の意向確認をしていたので、特に揉めることもなく、“相続”が”争族”にならずにスムーズにことが進んだ案件のひとつである。
 相続の仕事をしていると配偶者や子供さんと面談をする機会も多いが、そんななかで相続人から亡くなった方(被相続人)の生き様や子供の育て方を聞いていると亡くなった方に会ったことがなくても生前の様子が頭に浮かぶこともある。
 27日に来られた相続人の方は40代から50代の3人で、お母さんが昨年の10月に亡くなり、相続税の申告が必要であったので今回、私共に申告業務を依頼してこられた。この方々のお母さんと10年前に亡くなられたお父さんとは、”裸一貫”とは言わないまでも、2人でいっしょに西陣織の仕事を長年続けながら、3人の子供を育てられ上げられ、その上、今回 相続税の申告対象となった財産を残されたということである。

 今回の相続人である3人は、それぞれ仕事や家庭(独身の方もいらっしゃるが)もあり、今 置かれている環境もさまざまであるが、本当に仲のいい兄妹であった。長男、長女、次女という並びで、女性二人が長男であるお兄さんのことを「お兄(おにい)」と呼ばれていたのが印象的でもあり、ちょっと言葉使いが荒いなとも思わないわけではなかったが、嫌な感じなど全くなく いい関係を保たれているなというのが私の方にも伝わってきた。
 決して資産家でもなく ごく普通の家庭をお持ちの人にまで100万円近くの相続税がかかる今の相続税の仕組みについては疑問を感じないわけではないが、3人からは、「お父さんはそうでもなかったけど、お母さんはしっかりしていてコツコツとお金を貯めていたと思うわ。だからというわけではないが、3人それぞれが自宅と工場の跡地(現在ガレージ)は守らんとあかんし、残してもらったお金も親が苦労して貯めたお金なんで大事に使わんとな。」という話もあり、一連の言葉がとてもいい感じで私の心に響いた。

 自分が亡くなった後、子供たちが揉めることなく仲良くやっていってくれることの意義なんてあまり深く考えたこともなかったが、自分が親になってみて、子供たちが仲良くいてくれることって親にとって一番うれしいことなのかもしれないと思えるようになってきた。だた、自分は死んでしまった後のこのなので確認のしようがないのだが・・・。
 5年前に亡くなった私の父が生前に 「親はな、お前ら3人の子がいつまでも仲良くやっていってくれることが一番うれしいことなんやで」と正月やお盆にみんなが集まったときによく言っていたが、3人の子供を持つ親となって、言っていた意味というか親としての気持ちがよく理解できるようになった。
 
 連休のさなかということもあり、今一つ頭が働いていなくて 文章もまとまりがないが(えっ、「いつもまとまっていないですよ」と言っているのは誰だ)、だいたい言いたいことや今思っていることは書き綴れたのでそろそろ終わりにしようかなと思っている。

 今 連休で次男が帰ってきているし、4日には長男夫婦が帰ってくるが、こんなことも親にとっては楽しみのひとつである。
   連休も10日間のうち3日目がスタートしているが、ここまではしようと思っていたことが予定どおりできているので、このまま無理なく、無駄なく、でも 息抜きは怠らずに残りの休日を過ごしたいと思っている。

 前回も言ったが、それにしても長い、長い休暇であることには違いない。みなさんはどのようにして今回の休みを過ごされていますか。
また、連休明けにこんな休みだったというのを聞かせて下さい。
では、今日はこのへんで・・・。
posted by ヒロイ at 00:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月21日

No625:さてどうする10連休

 こんな心配をすること自体 時代錯誤で今の時代にマッチしていない証拠なのかもしれないが、私が社会人になって最長の連続休暇であることには間違いない。
 休みの話に入る前に顧問先と我が事務所の休日の状況はというと、顧問先は中小企業やクリニックがほとんどなので大企業並みには休んでいられない会社や患者様のことを考えると10日間も診療しないなんて無理という方もあり、間に出勤(診察)日を組まれている会社(クリニック)もあるが、我が事務所はカレンダーどおり というか世間に合わせてというか とりあえず10連休とすることは随分前から決定している。
 手帳を開いて月曜日[4/22]からの予定を見てみると金曜日[4/26]までの5日間(実は土曜までの6日間)はすごいスケジュールとなっている。
 27日(土)は基本的に休みであるが、相続税申告の最終的な書類に署名捺印をもらう日が(私は平日でもよかったのであるが)、相続人3人が揃う日が27日しかないので何とかお願いできないかと依頼があり、この日に実印をもって集まってもらうことになった。まあ、この案件は私が直接関わっていたものなので事務所の社員の同席も必要がなく、社員に休日出勤をお願いせずに済んでよかったと思っている。
 ちなみにほとんどのクリニックは4月27日(土)は通常の午前診療はされるようだ。

 来週の今頃は連休に突入していて さあ何をしているのかなと考えてみたが、連休中の予定は前半に次男が、後半には長男と奥さんがそれぞれ東京から帰ってくるので、晩ごはんを食べに行く日は1日ずつ決まっているが、それ以外は連休中にしようと思っていることはたくさんあっても現時点でのスケジュールは決まっていない。
 施設に入っている母に会いに行くこと、恐ろしい(ヤバい)状態の自分の部屋の掃除、溜まっている資料や本に目を通すこと、連休明けに顧問先に渡す資料の作成、どこか近場でぶらっと+食べ歩き などこれだけのことをカレンダーに割り振っていくと意外とボーっとしている日はないのかもしれない。
 顧問先の方は最初に述べたように仕事をする方もいるが、普段は十分なことができない親の介護をこの休日中はしっかりとしようという人、子供の塾の勉強にしっかりと付き合おうとしている人、あと近場の温泉に1泊旅行に行くという人もいた。そして ここぞとばかり普段の2倍近い大金をはたいて海外旅行やクルージングに出かけるという豪華バージョンの休日を過ごす人も何人かいらっしゃる。

 休日診療の当番にあたっているという顧問先の先生方もいるし、補習授業やクラブ活動で忙しい人という学校関係の人もいるが、役所も金融機関もそして多くの公的病院もほぼ完全に休みとなる。こんな状況の中で一番怖いのは、日本以外の国は普通に動いている株の取引でないのだろうか。例えばこの10日間のどこかの日にアメリカの株が大暴落しても、日本の証券取引所は10日間連続の休みとなっており、この期間 日本株の取引は一切できないので、こんな場合 取引再開日である5月7日の株の売買はどんな形になるのか そんなことも想像するだけで少し怖くなってしまうというのが正直なところである。

 私は個人的には10日間もあれば3kg痩せられるとか、通常は土日しかできない愛犬ぽぽたんとの散歩が10日間×朝、夕で20回できるなんてたわいもないことを考えているが、連休が終わってみると この散歩の回数が多いほど私の連休は充実したものであったということになるのかもしれない。
 明日から6日間はとりあえずこなすことはきっちりこなした上で連休に入り、あとは少し恐ろしい気もするが5月7日をどんな状態で迎えることになるのか 何もかもが初めての実験を迎える気分である。

 最後に年始から使っているカレンダーや手帳では10連休となっていないが、パソコンのスケジュール管理表ではきちんと休日が記されていたのでそれぞれの休日が“何の日”かを並べて連休前最後の綴りとします。
*10日間ともきちんと言えた人だけ休めることにする なんてことにすればほとんどの人が10連休がとれないのでは・・。 実は私もいえなかった者の一人です。

・4月27日(土)・・通常の土曜日
・4月28日(日)・・通常の日曜日
・4月29日(月)・・昭和の日
・4月30日(火)・・国民の休日
・5月1日(水)・・即位の日
・5月2日(木)・・国民の休日
・5月3日(金)・・憲法記念日
・5月4日(土)・・みどりの日
・5月5日(日)・・こどもの日
・5月6日(月)・・振替休日
posted by ヒロイ at 19:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月15日

No624:時には必要な“すき“もある

 税理士の仕事ではもちろんのこと、社会人として生きていく上でもすきのない人間になりたいな思ったことがあるし、すきのない人に接すると、自分と比較して「すごい奴だな」ついつい後ずさりした経験も幾度とある。
 自分自身すきだらけなのは分かっているので、こういった完璧に近い人に接すると若い頃は「俺も少しは近づいてみせるぞ」と思って、その日の夜の寝る前には、「明日から自分は変わるんだ」とばかげたことを考えたこともあったが、所詮、凡人廣井増生がそんなことで変わるはずも変われるはずもないのは自分が一番よくわかっている。

 ただ、この仕事をしていていろいろな経営者の方や医院の院長と話をしていると、すきのない人間って おもしろくもなんともないし、すきこそ魅力かもと思えることもある。
 すきがあることを決して褒めているわけではないが、すきがある人には思い切ってこんなことを相談してみようとか、相談しても決してバカにはされないだろうとか 心のどこかに安易に近づける空気がそこには漂っている。
 これは自分が完璧でないことが分かっている人間なので、人の意見に耳を傾けることも容易にできるし、自分に対して鋭い意見、あるいは、嫌な意見を言われた時でも最初は腹が立っていても、しばらくすると、 「確かにそれもそうやな」と素直に聞き入れることができる。
 来院患者の多い ある開業医の先生に、「先生の所は患者が多いですが何か秘訣は?」と質問すると、その先生は、「特に自分が優れているとも思っていないので、まずは患者の悩みや患者が何を考えているのかを丁寧に聞いてあげるようにしています。実際の診療はそれからでしょう。」とおっしり、その後に「もちろん、誰にも負けない医療技術と知識の習得には時間を割いて、医者として自分ができる最高のことを提供してあげることがまず優先すべきことですよね。そうでないと患者にとって不幸ですから。」とも続けられた。
 確かに悩み事や何か相談を持ちかけようとするとき、いち早く的確な回答を必要とするときもあるが、内容によってはいっしょになって考えてもらう方が安心でき、いい答えを導き出せることだって十分ありうる。

 私がまだ30代だった頃、すごい学歴と経歴をお持ちの方から質問(相談)を受け、その時 自分のありったけの知識に自分の考えても交えて答えると、その方は血相を変えて、「なんて廣井さん、もう一回言ってみ!」と大声で怒なってこられた。
 最初は怒なられている意味さえもわからなかったが、どうもその方は私から賞賛と励ましの言葉を期待していたのに、私の言葉(回答)がその期待を大きく裏切るような回答だったことがお気にめさなかったようである。
 私自身、その時の雰囲気から「やばい」と思ったが、それは後の祭りで、こういった経営者には喜ばせるような言葉を発しないといけなかったなと反省したのを覚えている。
 今になって思うがこの経営者には他人の言葉や考え方に耳を傾ける余裕がなかったのであろうし、私に対しても1mmものすきさえなっかったのであろう。
    その後 この方に対しては 近づく勇気さえもなかなか生まれてこず、この溝はずっと埋めることができなかった。

 仕事の性格上、人から完璧と思われるのも大事かもしれないが、すきというか完璧でないとことも人間である以上、決して無意味ではないようにも思える。
 私自身、なかなか完璧な人間にはなれないが、もう少し完璧な人間を目指すことも必要なことであるのはよくよくわかっている。
    すきだらけではいけないが、人から近づいてもらえる存在になることも税理士業をする上で意外と必要なことなのかもしれない。
 こんなこと偉そうに語っているが、自分に課せられているのはもう少しすきをなくすことだということは自分自身が一番よく分かっている。

 こうして考えると"すき"って決してマイナス要素だけではないのかもしれないとも思った。
    すきだらけの人間が偉そうなことを言ってすみません。これ以上続けると言い訳っぽくなるので今日はこの辺で。

posted by ヒロイ at 00:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月07日

No623:これだけは譲れない

 我々の仕事は事務所に中で毎月の定例的な処理をしたり、決算期には決算書や申告書の作成をする以外に、顧問先を訪問して帳簿書類の確認や必要書類の収集を行う ということもほとんどの顧問先でほぼ毎月実施している。
 そんな中で顧問先の社長や医療機関の院長と面談し経営内容について報告したり、相談を受けることも非常に重要な仕事のひとつである。
 我々もできるだけ時間を効率的に使うためには訪問時間を指定することもあるが、先日 あるクリニックの院長から、『いつも2時前後の時間を指定されるが、もう少し後にずらしてほしい。』と要望があった。理由を尋ねると、『午前の診療後、簡単な食事をとって休憩(昼寝を含む)することが、60を過ぎた自分にとっては必要なことで、この時間を確保できないと午後の診療で最高パフォーマンスが発揮できない。』と話された。
 当然のことながら、ここではこのクリニックの細かな事情について触れることはできないが、開業後、数か月で軌道に乗って後、今やどのようにしどうして節税を図ったり、今後 このクリニックがいい状況での経営を継続するには何が必要かを提案するのが当事務所へ課せられた宿題となっている。

 今までいろいろな方に接してきて、「休憩時間は削れない」と言われたのは初めてであったが、確かに誰しもこれだけは譲れない何かはあるのだろうし、この譲れないもの(こと)を確保することが、診療や経営をする上で一本のぶれない筋を作り上げているともいえるのだろう。
 この先生の奥様の話では、いつでもカルテや検査内容を事細かく検証し、また時間ができれば研究会での発表のための資料作りをされているとのことで、根っからの医療人といえる先生なのかもしれない。

 私自身、「自分にとって譲れないもの」と聞かれて すぐさま答えを導き出せないということは、基本となる一本の筋ができていなかったり、まだまだ“自信”を持てるものが自分の中にないことの証拠なのだろう。
 「自分にとって譲れないもの」というのは、決して仕事でなくてはならないということではなく、自分が生きていくため一番重要視をし、何よりも優先すべきものと言えるものなのだろう。
 「一年に一回は見知らぬ土地へ旅行して、美味しいものを食べたり、何か初めての体験をすること」 というのは私にとって譲れないことかもしれないが、仕事の上でも自分しかできないような“何か”を身につけている そんな税理士、そして経営者になりたいなと思っている。
 ただ、今回のような話を綴っていると まだまだ足りないとこだらけの自分に対して自己嫌悪に陥ってしまうこともあるが、毎日いろいろな人に会うことこそが自分に刺激を与え、成長もさせてくれるんだなとあらためて感じた。
 それは仕事上の人に限ったことではなく、老若男女どんな人であっても、その局面や分野ごとに感心することはいくつでもあるはず、 とそんなことを感じながら今日の締めにすることにします。

 京都は今日どこへ行っても桜は満開で、私も川沿いにぶらっと散歩をしてきたところです。
 今からでも夜桜は間に合いますよ。
 では・・・。
posted by ヒロイ at 17:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする