2017年07月30日

No535:監獄をホテルに? お金のためなら何でもありか

 数年前から、各自治体が財源不足を補うために運動施設や公共施設に企業名をつける試みがあちこちでなされているが、個人的には「はい、賛成です」という気にはなれない。
 参考までに京都の運動施設では下記のものが挙げられる。
・西京極球場 → わかさスタジアム京都
・京都府立体育館 → 島津アリーナ京都
・京都市体育館 → ハンナリーズアリーナ
 
 オリックス球団の本拠地は以前、大阪ドームと言っていたが、今やだれもが京セラドームというくらいその名が浸透していけば違和感はないが、まだまだ、それどこ? とHPで元の名称と場所を検索しないとピンとこない施設もいくつもある。
 プロ野球でもZOZOマリンスタジアムなんかは、まだまだ千葉マリンスタジアムの方がよっぽどわかりやすいが、これではお金にならないということであろうか?
 この命名権に企業から入ってくるお金は、わかさスタジアムで年間2,500万円、島津アリーナが年間2,000万円らしいので、決して無視できない金額なのかもしれない。

 過去から企業をバックに成り立っているスポーツの会場(施設)ならまだやむを得ないという感じはあるが、文化施設の場合、どうかな?と違和感を感じることがある。
 我々の世代は京都会館と呼んでいたものが今やロームシアターと言われるようになっているが、おじさまは、悲しいかな ついつい”元”京都会館 という言い方をしてしまう。
 そしてなんといっても許しがたいのは、京都市美術館が2019年の改修終了後は京都市京セラ美術館としてオープンするという 史上最大のがっかりネーミングであろう。
 由緒ある京都の美術館だからこそ“京都市美術館”であって、これを世界に誇る”京セラ京都市美術館”と呼ぶのは先人に申し訳ないと思わないのか?
 京セラさんが悪いと言っているのではないので京セラさんの関係者の方、気を悪くしないでほしいのだが、何かが間違っていると思っている京都市民は私だけではないはず・・。

 頭がカッカしているうちにもう一つだけ言っておきたいことがある、
 これは奈良の元監獄(少年刑務所)をホテルにするという超バカげた発想。
 確かにアイデアとしては面白いかもしれないが、監獄という場所は あくまで罪を犯した人を一定期間収監しておくところであり、これは国家にとっても、また収監されている受刑者にとっても神聖な場所であろう。受刑者の中にはここで更生し、人生を立て直した人だって少なくないはずである。その旧奈良監獄(少年刑務所)をホテルにするなんて、受刑者に対しても失礼極まりないと思えてしまうのである。
 まだ網走の監獄のように博物館にして、刑について考えさせるようなものであれば意義もあるのだが、ホテルにする発想、いったい誰が出したのか知りたいくらいだ。
 お金のためかどうかは知らないが、これを嬉しそうに取り上げるマスコミもいるが、あいた口がふさがらんというか、もう少し物事をわきまえる、道理をわきまえるくらいのことがあってもええんと違うんかなと思えてならない。
 「ほんまにもうあほくさ!」 としか言葉が見つからんわ。
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2017年07月23日

No534:楽しい結婚式でした

 昨日は事務所の男性社員の結婚式に招待してもらったので、12時からのチャペルでの挙式、そして その後の披露宴と楽しい一日を過ごした。
 ここ数年、甥や姪(兄姉の子供たち)の結婚式が続いていたが、親族以外の結婚式は久しぶりであったし、日頃 一緒に仕事をしている者の結婚式はより身近に感じられ、出席した私の方までウキウキした気分になった。
 自分の結婚となると30年近くも前のことなのであまり覚えてないが、育った環境がまるで違った者がいっしょに生活することの困難さは予想していた以上であったということだけ頭に残っている。
そういう意味において、結婚は今までとは大きく違う人生のスタートであることには違いない。

 今の時代、男女とも非婚率が高くなってきているし、結婚ありきのような風潮になることは批判を受けることになりそうであり、結婚についてはあくまで自由であるというのが基本的な考え方であるが、若い世代の人たちや子供たち(赤ちゃんも含む)がいる所は活気があるし、そういった賑やかな場所に行くと、その活気がこちらまで伝わってきて、元気をもらえるようなところがあるので、私自身はやはり活気あふれる世の中であることが望ましいと考えている。
 問題発言と言われるかもしれないし、中年のおっさんの単なる願望と捉えられても致し方ないが、外国人観光客で賑わうだけでなく、我が国に住んで、生活している人もあふれるような街や国になって欲しいと常日頃から思っている。
 
 昨日のお嫁さんも結婚後も仕事を続けられるようだし、最近は結婚したからといって、仕事を辞めてしまう女性も少なくなり、結婚だけでなく出産後も産休を取った後、再び元の職場に復帰する女性も増えてきている。
 これは、いろいろな意味において非常に望ましいことであろうし、実際、私の娘(20代、社会人)も現在は独身であるが、仮に結婚をしたとしても仕事を辞めるという気は全くなさそうである。
 まだ、我が事務所では産休をとってもらうような機会は今まで一度もないが、今後 産休、育休(男性も)、それに我々の世代(50〜60代)は親の介護休暇 等、家族を守るために必要な休暇が無理なくとれるような職場を目指していきたい。 しかし、中小企業であるがゆえに、休暇をとる者の代わりとなる人材の確保が万全でなく、まだまだ労働環境が整っているとは言い難い職場であるのも事実である。
 こういったことが実現してこそ 優秀な人材が新しく入ってきたり、現在、在職中の貴重な戦力が辞めずに長くいてくれる職場になるのだろうなと思っている。
 ただ、理想論を唱えるだけでなく、本当に人を充実させるには、人にお金をかけることも重要なのだと思うし、それを下支えする財源も必要となってくる。
 今までは採用する側が人を選んでいた時代であったが、今は明らかに人が企業や勤め先を選ぶ時代に突入している。
 
 私も含めて経営者は経営を安定させるだけでなく、勤め先として選んでもらえる事業所になるために 頭を一ひねりも、二ひねりもしないと、あっという間に完全に世の中から見放される事業所になりかねない。
 私なんか、まだ頭の中がそこまで追いついていってないのかもしれないので非常に焦っている。
 取り残されないようにどうしたらいいのか、まずは人の意見に耳を傾ける、これこそスタートラインと思っているので、なんとか独りよがりの経営にならないようにしたいと思っている。
posted by ヒロイ at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月16日

No533:見えなくなるまで見送ってくれる人

 4、5日前に母校(京都府立加悦谷高校)の同窓会名簿が送られてきた。
 前回は20年前に学校創立50周年を記念して発刊されたが、今回は創立70周年記念ということで、20年ぶりに出された。
 また、13日には高校野球の京都府予選の1回戦に登場し、惜しくも0対1で桂高校に敗れたが、先週は母校を思い出す機会が2つも重なった1週間であった。
 2020年には実質的には宮津高校に統合されるので、純粋な形で母校として残るのはあと2年ほどであるし、野球部にいたっては、今年は総部員11人で何とか大会に出場できたが、3年生が抜けると2年生は0、1年生はわずか3人なので、今後、試合をすることすら不可能な状態になってくる。
 そういう意味でも今年はわかさスタジアム(西京極)に応援に行きたかったが、試合が平日で仕事があったため 行くことができず残念であった。

 本題に入る前に母校の話が長くなってしまったが、先日、私が独立開業前に勤務していた時の顧問先の院長夫人から連絡があり、電話の内容は「毎日暑いけど、元気か。あんたも忙しいやろけど、長いこと会ってないんで一遍 顔ぐらい見せてえな。悪いけど、仕事の話は何にもないしな。」というものであった。
 私が前の事務所勤務していた時、25歳の頃から担当をしていた先で、この電話をかけてこられた方も今や80過ぎ。10年程前から第一線を退かれおり、自分のしたいことだけするという生活を送られている。
 昨日、その近くで別の仕事の予定が入っていたが、予定よりかなり早く着いたのでその電話をいただいた方に連絡をしたうえで自宅を訪ねて行った。
 私共の顧問先ではないのでお目にかかるのは3年ぶりくらいだったと思うが、何の手土産も持たず、失礼極まりないのは分かっていたが、声を聞くと会いたくなったのでお邪魔した。
 今は一人で生活されているので、「人が訪ねて来てくれるのが一番うれしくて・・。」と非常に喜んでいただき、私が20代から30代の頃の話に花が咲いた。
 『あの頃は携帯電話もなかったし、折り返し電話が遅いとか、税金が高すぎるとか、何かイライラしたらすぐ廣井さんに電話しとったな。』
 『あんたも結婚するのがなかなか大変や言うてえらい悩んどったけど、3人の子持ちになってよう育てたな。親のありがたみがちょっとくらいわかるやろ。』
 仕事には関係のない思い出話ではあったか、あっという間の1時間であった。
 次の予定の時間が近づいてきたので車に乗って帰ろうとすると、握手をするために車の外から窓の中まで手を差し伸べてこられた。
 そして、『また、来ますね。』と言いつつも、心の中では次は2年後くらいかな、元気でいてなと思いながら車を走らせた。
 すると、車のミラーには50m程先で左折するまで手を振り続けるその方の姿が映っていた。
 私の母も元気なころは、私が実家に行って 京都に帰る時には、同じように車が見えなくなるまで家には入ろうとしなかった。
 以前、母に「なんでさっと家に入れへんの」と尋ねたことがあったが、「ちゃんと見送っとかんと事故にでもあったら大変や。」というのがその返答であった。この気持ちは今になって思えば、ものすごく熱く、ありがたいものであったなと感慨深くなってしまう。

 些細なことかもしれないが、いくつになってもいろいろな人に支えられて生きているだなと実感する1(ワン)シーンあった。
posted by ヒロイ at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月09日

No532:神奈川県189校、鳥取県25校、甲子園にはこの差は関係ない

 毎年のことではあるが、今年も夏の高校野球の季節がやってきた。
 大の高校野球ファンの私にとっては、地方大会が始まりだすとお気に入りの学校が何とか勝ち上がってこないものかと日々地方大会の結果を追っている。
 以前は朝日新聞やスポーツ新聞など決まった新聞でないと、地方大会の1回戦からの結果は掲載されなかったが、今はインターネットによって 試合結果のみならず、現在試合中の途中経過までもが瞬時に確認できるという非常に便利な世の中になった。

 甲子園に出場する学校は、一昔前までは 都市部以外では公立高校も結構あったが、今や都会だけでなく北海道から九州・沖縄に至るまで野球強豪校と呼ばれるの学校の多くは私学である。
 自分が公立高校出身のせいもあってか、心のどこかに公立高校への思い入れはあるが、今やそんなことを言っていては応援するチームがないような状態である。
 公立高校は毎年10校前後で49の出場校(北海道と東京は2校)のうち2割前後である。
 国会議員の定数で1票の格差問題というのがあり、定数を是正しないと違憲だと毎度のことのように議論になっているが、高校野球も都道府県によって出場校の数には大きな開きがあるが、こういったことは問題になっていない。
 これは、人口や学校数が多かろうが少なかろうが、おらが都道府県の代表ということで応援しようという形は何年たっても変わっていないことの表れであろう。最近は野球留学ということで比較的 学校数の少ない府県の私学には全国各地から球児が集まり、レギュラー全員が他府県出身者という学校も決して珍しいことではなくなってきている。
 出場する学校数は189校の神奈川県を筆頭に188校の愛知県、176校の大阪府 かたや25校の鳥取県、31校の徳島県、高知県と神奈川県と鳥取県では7.5倍もの差があるが文句が出たというのは耳にしたことはない。
 鳥取県でシード校なら1回勝てばベスト8、そして4回勝てば甲子園となるが、神奈川県の場合、甲子園に出るまでに8回も勝ち続けなければならない。
 私も興味半分でこんなことを調べてみたが、これはこれで高校野球を観戦するとき参考になるし、こういった様々な状況下で勝ち残った学校が甲子園に集うということも楽しみの一つである。

 今年も時間が許せば、お盆休みには甲子園に2日くらいは通ってみたいが、さてどうなることやら。
 ええ歳になるのでそろそろ甲子園も引退しないといけないのかもしれないが、チケットを握りしめたまま、スタンドに入った時に目に飛び込んでくる芝生の緑と、「ウォー ー」という耳をつんざくような歓声、これが何ともたまらない。

 さあ、これから暑い夏が始まるが、仕事の疲れを高校野球で癒す1ヶ月になりそうである。
    今年は第99回大会らしいが、神奈川県、大阪府、兵庫県など数府県で出場校が2校となる第100回大会が今から楽しみにしているのは少し気の早い話なのだろうか。
posted by ヒロイ at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月02日

No531:税理士であるからこそできる経験

 税理士をしているからこそできること それはなんでしょうか?

 それは、日々、いろいろな人に会えて、様々な分野の話を聞ける ということではないでしょうか。
 もちろん、仕事なので税金、経営、そしてお金にまつわる話が基本であるが、いろいろな業種や年代、そして、京都だけにとどまらずいろいろな地域の方と話ができる、しかも結構 真剣な話ができるというのは、やはり税理士ならではのことでしょう。
 これを苦痛を考える税理士は少ないと思うが、私は人と会うのが大好きなので、スケジュール帳を見ながら、「明日はあの人か」と、会う前から会った時の話題に思いを巡らせている。

 実は今日も午前中、名古屋から事業の立ち上げについて相談に来られた。
 なぜ、名古屋から? と思われるでしょうが、今日の相談者のお父様が私共の顧問先で、相談はまず廣井事務所へと導いてくださったというありがたい話であった。
 相談内容は守秘義務の関係上、ここで申し上げるわけにはいかないが、30代のご夫婦そろっての面談であった。
 毎月、毎年の税務・会計業務以外に、相談内容は多岐にわたり、事業の立ち上げや継承、あるいは廃業される時、会社が大きな問題に直面している時、親を亡くされた後の相続や財産分与で悩んでおられる時、家を買い換えられたり、初めて購入される時、中には離婚を考えておられる方の離婚前と離婚後にすべきこと 等 まさに人生の岐路ともいうべき時期での相談も結構ある。 
 中には税や経営には関係のない話、例えば子育てや進学、それに親の介護に関すること、あと私が旅行好きなので、家族旅行の行き先についての相談まである。
 相談の中で一番困るのが夫婦間の問題(愚痴が多い)で、しかもご夫婦双方とも顔を知っているような場合には、できるだけ相談にのらないようにしている。私が話を聞きながらどちらの肩を持つべきか困惑しているのもお構いなしに、必死になって話をされるが、こういった時は、決してこちらの意見を言うことなく、「そうですね。」とか、「そうですか。」と相づちだけ打つように心掛けている。
 私が1ヶ月の間に直接会う人は、事務所のメンバーと同行する先も含めても30人前後だが、各顧問先ごとの担当者からまわってくる面談報告書には、面談の内容がかなり克明に記されているので、しばらくお目にかかっていない方も含めて100人近い方の情報が毎月 私の頭の中に入ってくる。
 こうして、私は一個人でありながら、何人もの経営者や相談者が心の中で考えておられることを共有できるのは まさに税理士をしているからこそ経験できることであろう。
 中にはいい話ばかりではなく、出口の見えない混迷極まる話もあるが、こういった話を持ちかけられるのも この仕事をする者の役目かなと思っている。
 話を聞きながらついつい上から目線で物を言ってしまっている時もあるが、これは相談を持ち掛けている人にとっては決して心地よいものではないので、やはり 謙虚な気持ちを持って じっくりと話を聞くことが、よき相談相手になれる第一歩なのだろうなと 自分自身を戒めながら今回の文面をまとめている。
 
 このまま話を続けるとうだうだ話になりそうなので、急ですが、一応、話が落ち着いたので今日はこれで終わりにします。
posted by ヒロイ at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする