2018年11月11日

No601:身近にいる目標とする経営者

 事務所の顧問先の決算作業は原案を作成する者、その後それをチェックする者(当事務所では検算担当者とよんでいる)と最低2人が書類に目を通すことになっている。もちろん私もこの検算担当者になることもあるし、作成(担当)者とその上司の2人で仕上げたものが私のところにまわってくる場合もある。 いずれにしても私は外部に出る書類は全て目を通す仕組みになっている。
 数多くある書類の中で、個人事業の確定申告や法人の決算の書類を見ていると、各会社の経営者や開業医の院長の考えがその決算の数字の中に潜んでいると感じることがある。
 経費をとことん抑え節約する人、結構派手に経費の使う人、従業員に手厚くする人、必要なものとそうでないものをよく吟味してから資金を投入する人、自分が欲しいものを手に入れるために仕事をしてる人、目先のことだけ考えて行動する人、5年先10年先のことを見据えて行動する人、例をあげたらきりがないが、決算書の数字や中身はそれくらい経営者の頭の中にある考え方を反映している。
 実は何年もこの仕事をしていると、会社名や個人名を隠しておいてもその決算書がどこのものか分かるくらい・・というのは少々大げさかもしれないが、決算というのはある意味、経営者の顔といっても過言ではないのかもしれない。

 今日、ここで言いたいのはここまでのことではなく、これだけ経営者の方と接して、しかも経営方針やお金の使い方を見ていると、こんな経営者になりたいなと思えるような人がいるということである。つまり、見本となる経営者をすぐ探せるというのは、税理士の特権なのかもしれない。
 週末にある医療法人の決算書をチェックしていると、その医療法人は医療機器や人など、いわゆる お金を稼ぎだすものにはしっかりと資金を投入し、見栄を張ったり、無駄と言えるような支出はどこを探して見当たらない。そして役員報酬はしっかり確保して、個人の貯えも残しておられる。
 では、この院長は何が違うのかということであるが、自分はまずは医療人で患者の病気を治すのが自分の使命であると常に思って診療されている。スタッフ数も総勢20人近い人を雇っておられるが、誰がどんな仕事をしているのかを全て把握されていて、どんな仕事でも代わってできるそうである。実際、自宅が併設されているので休日に急患があると奥様と二人だけで診察から会計まで何なくこなされるとのこと。
 こんな先生なので、患者は一日〇〇人と平均的な開業医の2〜3倍の患者数である。 週一回の休診日には開業前に勤務されていた病院で働かれているが、これは自分の腕の衰えを防いだり、医療技術の進歩から後れを取らないようにするためらしい。
 あと、事務所がお願いしたことに対する回答や書類準備もピカ一に早いし、決算時の棚卸や未収金チェック、そして毎月の給与計算もこちらから催促することなく、すぐに送ってこられる。
 じっくり考えることは考えた上で、決まったことには迷わずまっしぐら、つまり“熟慮断行”を地でいくような先生である。
 私自身、この先生のようなまねはできないが、この先生を見ていると自分はまだまだ足りないとこだらけだなと反省させられると同時に、少しでもこの目標に近づきたいと駆り立てられものがある。

 人間、刺激を受けることは大事だなと思うということで、今日の話を締めさせていただくことにする。
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2018年11月04日

No600:600回も続いた訳は?

 今から11年前、開業当初はまだまだ今よりずっと小さな事務所であったので、食べていけるのかな? 給料払っていけるのかな? という不安の中でスタートを切り、税理士事務所にとっての“顧客”である顧問先を1件でも増やしたい という一心からこのブログを始めた。
 当時、ある人から大型の税理士事務所は業務範囲(レパートリー)の幅広さや組織力そのもので事務所が評価されるけど、小さな事務所は所長がどんな人物かによって評価されると思うので是非ともこのコーナーを使って廣井増生を売りこんだら と言われたのを今でも鮮明に覚えている。
 確かにこの話を医療機関に例えると、大きな病院に行くときにはその病院のドクターはもちろんであるが、それ以外にも設備や他の診療科との連携等 確かに知らず知らずのうちに病院という組織そのものを評価のターゲットとしているが、町医者、いわゆる開業医で受診するときにはそのドクターがどんな人で、どんな治療をしてくれるのか、そして通院した人の評判は? 等、あくまで院長という個人がどんな人かで判断することが多い。
 こんな話に乗せられて始めたこのコーナーであるが、今となってはそういった経営戦略上の狙いなどほとんどなく、自分自身の記憶を記録にとどめておくという本来の日記としての意味合いの方が強くなってきているように思う。

 今年で開業して11年目になるが、たまに過去のものを読み返してみると、「そうそう。あの時にはこんな気持ちで顧問先に接していたな」とか、「あの社長にはいつも無理難題を言われたな」というような仕事上の話題や「あの時、まだ子供も中学、高校、大学で毎日大変だったな」といった日常生活での出来事もその当時のことがいくつも思い出される。
 決して仕事が好きなわけでないが、あの頃のじっとしていては何も始まらないという固定観念というか、一種の強迫観念が今でも体に染みついているので、休日になってもボーっとして優雅な一日を過ごすことがなかなかできない そんな人間になってしまっている。
 ただ、人間ちょっと気が緩むとズルズルいってしまう 怠け者の生き物というのは分かっているし、自分自身それほど強い人間じゃないので、ここにいろいろな思いを綴ることによって、自己反省したり、次なる方向性を探るうえでは役に立っている。
 
 当初は、気が向いたら書いてみようとか、時間があればとか思っていたこともあったが、1週間に一度こうしてパソコンの前にすわると、1週間の出来事や仕事の内容がそれなりに整理ができ、次の一週間の自分の動きも事前にイメージできる。
 これは月曜日の朝、初めてその一週間の計画を立てるのとは違って、月曜の朝が2歩目、3歩目からスタートできるという、わずかとはいえ 心に余裕をもって月曜日の朝を迎えることができる。
 こういった自分自身へのこだわりもあって、何とか11年目にして、600回という回数を重ねることができた。

 これをどんな人が読んでくださっているのかはほとんどわからないが、たまに顧問先の方や知人からこのブログのことに話が及ぶことがあると、話題の提供には事欠かないし、また初めて会う人が事前に読んでいただいているような時には、「先週、○○へ行かれたんですね」ということから話に入ることができ、初めての面談でないような錯覚に陥ることもある。
 どこまで続けられるかどうかは分からないけれど、あまり 根を詰めずに思ったままを綴っていければと思っている。
 始めてから11年ということは、歳も11 重ねていったということで、青年45歳で始めてから、もう56歳になって見栄えはすっかり老け込んでしまってきているが、何とか「初心忘れべからず」という思いを持ち続けるためにももう少し続けていこうと思っている。

 読書のみなさま、これからもよろしくお願いいたします。
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2018年10月28日

No599:会って初めてわかるもの

 最近は仕事上でも会わずに電話やメールでことが終わってしまうことがある。
 すぐ近くなら、出向いてもそれほど時間をとられることはないが、当事務所は片道1時間や1時間半かかる顧問先も多く、2時間以上かかる顧問先も10件近くはあるだろう。
 1ヶ月のスケジュールを立てる段階で、自分自身の身体への負担のことも考えて出来るだけ万遍なく日程が散らばるように予定を立てるのだが、長期休暇や祝日の多い月はどうしても厳しめのスケジュールを立てざるを得ない状況になってくる。
 10月は祝日も1日だけであったにもかかわらず、先週[10月23日(月)〜10月27日(土)]は相手様の都合や自分の日程調整の兼ね合いもあり、かなり集中し、終わってみれば18人の方と面談をしていた。それに伴ってもちろん車の走行距離も伸び、昨日 車のメーターを見てみると6日間で800q近くにもなっていた。
 こんなことを言ってしまうと 廣井がたくさん働いていることを分かって欲しいのか と思ってしまう人もあるかもしれないが、そんな意図は全くなく、この週は毎月定例的に会う人以外の臨時的な人もたまたま集中したそんな1週間であった。
 年1回の決算打合せであっても数字の報告だけでなくどうしても確認しておきたい事項のある経営者、医院を開業して1ヶ月も経っていない段階での現状を確認しておきたいドクター、相続の仕事で男性の相続人が他の相続人(2人の姉)と意見が合わないという相談、11月に予定されている税務調査の事前準備を兼ねた打合せ、事務所側のある不手際により社長に迷惑をかけたことに対するお詫び、そして ある研究会への出席等、本当に多くに案件で多くの人にあった週であった。

 今、手帳を開いてあらためて一人一人の顔を思い浮かべてみると、この18件の面談は電話やメールで済ませられるものはほとんどなく、会って初めて相手様の思いや状況を把握できたり、当方の考えや思いも伝えられるような内容ばかりであった。
 私も日頃は電話やメールで済ませられることはできるだけ、出向かずに短時間で解決するようにしているが、やはり内容によっては相手様の反応や顔色、そして生の声による意向を聞くことこそが重要な時もある。
 電話では、『依頼していた資料はこれでいいですよ。』とおっしゃっていても、実は相手様は心の中では全く納得されていないことだってあるし、そんなことは今まで何度となく経験したことである。
 細かな話だが、質問事項に対する検討資料として1つの資料をコピーしてもらう時でも、ホイホイと進んでしてくれる時もあれば、明らかに面倒だなと思いながらコピーをして下さることだってないわけではない。
 こういった一つ一つのことをどこまで納得されているのか、苦情を言われた後 怒りが収まっているのか、あるいはお礼を言われても心から喜んでいただいているのかは、会ってみて初めてわかることのような気がする。
 実はここしばらく会ってない顧問先の社長や院長も何人もいらっしゃるが、やはり可能な限り、面談できるよう時間を作ることも 私の重要な役目なのかもしれない。

 これからは仕事のやり方も大きく変わり、仕事によっては会わずして 事が解決したり、物事が進んでいくことは今まで以上に増えてくるだろうが、ここぞ という時だけは、時間をとって向き合いながら話をするということが、今まで以上に重要度を増すようにも思えてくる。

 今日は本当に天気のいい休日である。午前中は2時間近く、ワンちゃんを連れて宝ヶ池に散歩に行ってきたが、この時期 秋真っ盛りの自然の中でワンちゃんとだけ触れ合うという、自分にとって何もかもが忘れられる 楽しい時間であった。
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2018年10月21日

No598:お金を払ってくれる人から「ありがとう」って言ってもらえる仕事

 先日、ある女医先生と面談していて、税務・会計の定例業務が終わって少し雑談めいた話をしているなかで、「何のために仕事しているのか」という話になり、その先生は、『間接的にはお金のためであったり、家族のためかもしれないけど、最終的には患者様のためなんですよね。』とおしゃった。
 いくら稼ぎがよくても感謝されないような仕事なら、やりがいを感じないし、たぶん仕事を続けていくことさえできないだろうともおっしゃっていたが、まさに同感である。
 ここでは診療科目は伏せておくが、このクリニックの患者様の中にはかなり重度の方もいらっしゃるようで、何とかいい治療や診断をしてほしくて かなり遠方からも来院されるとのことであった。
 この話を聞いて税理士も同じようなことがいえるなと自分の仕事内容に思いをめぐらせていた。
 税理士事務所を運営していく上では、家賃や給与をはじめとし、いろいろな経費の支払いもあるので、あらゆることに“奉仕”し過ぎるわけにはいかないが、適正な顧問料とそれに見合ったサービスを常に心がけていかないと選ばれる税理士にはなりえないなと思ったし、顧問先の方から心より感謝されるにはまだまだだなと、この女医先生の話を聞いていろいろな面で刺激を受けた。

 仕事をしていると当然のことながら、相手(依頼者)の顔を思い浮かべながら進めていくこともあるが、仕事に熱中していけばいくほど、むしろ相手のことよりもその仕事そのものに入り込み、何とか有利にならないかなとか、この規定を使えないものかな と最後は仕事そのものと格闘し、引きずり込まれていくこともある。
 何年か前にこのコーナーで亡くなった父の仕事場(丹後ちりめんを織っていた)の汚れた柱に貼られていた言葉のことを取り上げたことがあったが、今回 その言葉をふと思い出した。その言葉とは

 【親切は人にも、物にも、仕事にも】

 この言葉の捉え方は人によって様々であろうが “人”という生き物だけでなく、形のある“物”であったり、物体としては存在しない“仕事”という行為にまで親切心を忘れるなということであろう。
 ということは、人に喜んでもらえたり、納得してもらうには、何よりもその仕事そのものに没頭し、自分の能力を最大限 発揮することこそが仕事の依頼者に対して一番いいものを提供できるということなのであろう。
 
 実はこの先生と話をしていてもう一つ印象に残った言葉がある。それは、『夜、家のパソコンの前で医療(治療)に関することを調べていると、「お母さん、よく勉強するな」と、隣でテレビを見ている中学生の息子から言われるんですよ。勉強しないといけないのは、息子の方なんですけどね・・。』と、少し笑いながらおっしゃった。
 いや、50歳になってもみんなまだまだ勉強してるんだ と更に大きな刺激を受けた。
 そしてこの先生は最後に、『税理士さんもそうだと思うけど、医者って お金を払ってくれる人から「ありがとう」って言ってもらえるんですよ。こんな職業そうそうないですよ。本当に患者様のためにしっかり仕事をしていかないと。』何とも重い言葉を口にされた。

 その先生の言葉が何度も頭の中を巡り、気合を入れ直しながら事務所まで帰ってきた。
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2018年10月14日

No597:久しぶりの横浜は刺激的!!

 仕事ではなく家の用事で昨日から1泊2日で横浜に行っていたが、久しぶりの首都圏の雰囲気を肌で感じ、「関西との違いは想像以上やな」と思って帰ってきた。
 別に関西圏や京都のことをどうこう言うつもりはないが、5、6年ぶりに横浜の街を歩いているとその様変わりしている様子に驚いた。
 横浜の海側のみなとみらい一体にいたのだが、何年か前に行った時は神戸の街に似ているなという思いを抱きながら歩いていたように思うが、今回のこの横浜 みなとみらいの町並みは関西と比べると異次元と思えるくらいの速さで街がどんどん進化しており、京都から出向いて行った私にはすごく刺激的であった。

 30階以上のホテルやマンションはいくつも建っているし、上を見るとまだまだ同じような建設中のビルが数棟 建ち並んでいた。
 街並みもどんどん整備され、レジャーとビジネスと住居の一体感がたまに行った私にも伝ってきた。
 2日間のわずかな時間であったが、こうしてたまには違う土地の空気を吸って、違いを肌で感じることはとても刺激的で、明日からのエネルギー源になるには十分のものであった。
 今回は仕事ではなかったが、変化していく街とそうでない地域の違いを見て、いろんな場所やそこの暮らしぶりを肌で感じることは、私の日々の仕事にも何らかのプラスになるのでやはりいろいろなところに出向いていかないといけないなと 感じたこの2日間であった。

 今日は新幹線で帰ってきて、もう眠いのでこへんで寝ることにします。
 すみません、たわいもない話で・・・。

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2018年10月07日

No596:最近 不思議に思うこと・・2つ

 妙なタイトルですみませんが早速 本題へ

 【その1】
 「トイレをきれいに使っていただきありがとうございます」 こんな張り紙 みなさんも見たことありますよね。 一番よく目にするのはコンビニのトイレですが、先日、高速道路の料金所を出たとこの事務所棟の入口にあった一人用の小さなトイレにも同じ内容の張り紙がしてあった。
 私は公園や駅のトイレは一般市民や電車の利用客が「使う」ものと考えているが、コンビニのトイレはその店のものであり、あくまで「借りる」ものという意識がいまだにある。だから、何も買わずにトイレだけ借りることはなかなかできないし、トイレの所有者であるコンビニの店長がここまでへりくだってお願いしないといけないものなのかと、私はこの張り紙を見るたびに違和感があって仕方がない。 ただ、これもコンビニ同士の過当競争の中で、客に選ばれる店、足を運んでもらえる店になるための戦略と考えられているのであれば、何かむなしさだけが残ってしまう。
 ビジネスでは「お客様は神様です」とよく言われるが、客側にも最低限のマナーと、店との距離感というものがあっていいように思う。つまり、どんな時でも客が上でいいのかなという疑問が残ったままの状態である。

【その2】
 先日、あるニュースで女性キャスターが、「今回の○○側のトップである△△本部長が謝罪会見で12秒間 深々と頭を下げました。」と言っ ていたが、そんなに頭を下げていた時間が大事なのか私にはさっぱり理解できない。
もし、これが8秒間だったら 謝罪の気持ちが薄いのか。20秒だったら深く反省しているのか。こんな頭を下げた時間をわざわざ取り上げている報道番組とニュースキャスターのバカさにはほとほとあきれてしまう。
 謝罪というものは謝る者の気持ちがどうなのかが最も重要視されるはずで、逆に頭を下げている時間が短くても、逆に1分近く頭を下げ続けている者がいたとしても、本人がどれだけ”謝る気持ち”、”申し訳ないと思う気持ち”があるのかどうかを判断するのが我々 大人の人間としての洞察力の見せどころではないのだろうか。
 また、深く反省していることを表すために、「引退する」とか「現場復帰は考えにない」と口にしておきながら、わずか1.2年後に表に出てきている者がいるが、いくら周りから復帰を熱望されようとも、あるいは経済的な事情があったにせよ、謝罪会見で言ったことを忘れたかのような者がいる。こんな光景を見るとあの謝罪会見は大して反省していなかったんだな と思ってしまう。

 今回の内容【その1】も【その2】も最近、モヤモヤしていたことだったので、ここで言いたいこと言ったので少しすっきりした気分になった。
 私自身このコーナーでは、ある人を、ある出来事を、そして世の中を批判することが多いが、まあ、これは単なる批判ではなく、こうしていろいろなことを疑問に思うことが自分自身のエネルギーになっているように思うので、文句言いの廣井を許してください。
 では、明日もう一日休みがありますので、有意義にお過ごしください。
posted by ヒロイ at 21:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月30日

No595:日本のプロ野球をつまらなくしている元凶

*今回はプロ野球に興味のない方はおもしろくないかも?

 私はもともと野球少年だったので小学生の頃は、お小遣いをためてプロ野球選手名鑑なるものを買って、選手の名前と顔、それに成績を見て楽しんでいた。
 小学校の頃は少年野球、その後 中学3年まで野球を続けていたが、中学生になると毎週ではないが、月に1、2回「週刊ベースボール」という雑誌を買って、野球の知識を深めていった。
 中学の友人であったHS君は毎週この雑誌を買っており、たまに彼の家まで遊びに行くと、本棚にこの「週刊ベースボール」が途切れることなくきれいに並んでいて、当時 大変羨ましく思った記憶がある。
 野球のことを考え出すと止まらなくなってしまい、本題に入る前についつい昔話に時間を費やしてしまったが、これもご愛嬌とお許し願いたい。
 
 さて、プロ野球が面白くなくなったのは、(ここからはあくまで私見ですので)例の”クライマックスシリーズ”という訳の分からない制度ができたからだと個人的には思っている。
 少しだけ、復習を兼ねて簡単に説明すると、セパ両リーグとも優勝チーム以外に2、3位でもリーグ代表として日本シリーズに進出できる妙な制度である。
興行的には「一粒で二度おいしい」じゃないけど、通常のシーズンの試合意外に敗者復活戦が組まれていて、このクライマックスシリーズでうまく勝ち上がれば日本一にだってなれるという野球通の人からみると訳の分からない制度である。
 セ・リーグは先日 広島が2位に10ゲーム差をつけてぶっちぎりで優勝したが、もしかすると3位のチームに負けてしまえば日本シリーズに出場できないということだってありえる。
 確かに、1勝のアドバンテージがあるようだが、シーズン中に10ゲーム差があっても、このクライマックスシリーズではたったの1勝分しかご褒美がもらえない。
 ましてや現時点の状況から判断すると優勝した広島が勝ちすぎたために3位のチームは勝率が5割にも満たない。こう考えると、この制度になってからの日本シリーズは真の日本一を争うものではなくなってきているというのが本当のところである。
 
 そりゃ、一定の敗者復活はあってもいいが、プロの世界でこれはないだろうと思ってしまうのは私だけなのだろうか?
 確かオリンピックの柔道でも敗者復活戦というのがあるが、これで勝ち上がっても最高第3位(銅メダル)までで、決勝戦は一度も負けていない者同士の対決となっている。
 私の大好きな高校野球でも夏の大会は地方大会から1度負けたらお終いという厳しいものだからこそ気が抜けないし、負けた者の悔しさも勝った者の喜びも最高潮に達するのではなかろうか。
 こんなことを考えていると年間143試合も戦って、1位のチーム同志が真の日本一を賭けて戦う、醍醐味がある日本シリーズを見たいものである。
 何事も金儲け優先、興行優先の日本シリーズにはほとんど興味がないが、今年 セパ両リーグぶっちぎりで優勝する広島と西武が進出して戦う場合だけ日本シリーズを堪能したいと思っている。
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2018年09月23日

No594:故郷で初めてする研修会の講師

 先週は顧問先の先生に講師を依頼され与謝医師会の学術研修会で講師を務めた。
 ちなみに “知っておくと助かる医師を取りまく税金”というテーマでした。

 数年前から、『研修内容は医療に関する学術的なことがほとんどですが、たまには医療そのものではないテーマも新鮮味があっていいかなと考えているのでその節にはお願いしますね。』と言われていたものの、なかなか時間がとりづらくて という言い訳のもと、正式なオファーは今までなかったが、今年の春に 『いよいよ、お願いしたいんですが・・。』と言われたので、なかなか断ることもできず引き受けすることになった。
 お医者さん(開業医+一部 勤務医)相手なので、税についてあまり掘り下げても内容が難しくなるので、比較的 簡易な内容で一般的にも興味を引く内容を と考えてはいたが、レジュメの作成もお盆頃まではまだ日があるな とのんびり構えていた。いよいよ 9月に入り開催日も段々迫ってきたので 焦りながらも何とか数日前に仕上がり、メールで最終版のレジュメを依頼された先生に送って、あとは本番を待つのみとなった。

 与謝医師会というのは京都府北部の宮津市、与謝野町、伊根町が対象となる小さな医師会であるが、私が生まれ育ったところなので、数件の顧問先の開業医の方以外でも医院の前を通りかかったり、看板を見たり、親族が患者として診てもらっていたりと 初めてお目にかかる先生が多いなか、名前はほとんど知っている先生ばかりであり、やはり地元開催だからなのか研修会の中盤で 「自分のテンション、確実にいつもより高いな、熱いな。」と感じながら話していた。

 各先生方の夜診が終わってからということで、7時半スタート、9時までという 夜遅くなってからの研修会でみなさんお疲れ気味の様子だったので、最初に『税制って基本的には全国共通ですが、どうしても都市部の考え方が入ってきてますよね。こんな田舎では、土地の評価も低いので(1坪5万円?)、相続税の申告の中で土地の評価を下げる 小規模宅地の特例ってあまり効果がないし、通勤手当の非課税限度額10万円も首都圏への新幹線通勤も視野に入れた規定と思うんですが。今日はこの地域にあった、ここで開業、あるいは生活されている先生方に役に立つ話をします。』と切り出したので、参加された先生方はまさに新鮮だったのか、この税理士いったい何しゃべるんやろ と興味を持っていただいたのか、一人も居眠りされずに最後まで聞き入って下さった。

 確かに税金でも医療でも、いくつかの特例を除き基本的なことは全国共通だが、地域によって受け止め方や恩恵を受ける層には違いがある。
 この日の研修会だけではなく、税務や経営の指導をする上で、こういった地域性を十分に理解して話したり、相談に乗ることがいかに重要であるかをこの日の研修会を聞いてくださった先生方の顔つきであらためて実感した。

 帰るときにはお土産としてご当地では有名な“オイルサーディン”の詰め合わせをいただいた。
 毎年、事務所で創立記念日に事務所の人たちに私の地元産のものとして同じものを配っているが、実はこの日は創立日である9月21日の前日だったので、昼過ぎ 出発する前に事務所のみんなに渡してきた。同じ日に同じものをいただくなんて・・。これも偶然なのか、何か結びつきなのか 不思議な気持ちになった。
*事務所のみなさんへは1人2缶ずつしか渡していません。詰め合わせではありません。
posted by ヒロイ at 16:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月16日

No593:日本人を大事にしないと・・・。

 9月4日、台風21号が近畿地方も縦断ルートの真ん中にすっぽり入り、関西空港の滑走路やターミナル、それにあの連絡橋が大きな被害を受けたことはみなさんもご存じであろう。
 中でもタンカーが衝突した連絡橋のあの痛ましい姿を見た人は、「こりゃ、しばらくあかんわ。」と思われたことと思うが、あれから2週間後の18日に鉄道は復旧、開通の予定だと聞いて思わず耳を疑った。
 なんであの状態から2週間で通行可能になるのかと日本の技術力には驚かずにはいられないが、さすがに横にずれている道路についてはもう少し時間がかかりそうとのこと。
 利用者の多い所の復旧はさすがに早いとあらためて思ったのは、比較するのも失礼かもしれないが、私が毎月2、3度利用している京都縦貫道の宮津天橋立IC付近のがけ崩れによる追い越し車線の封鎖は一年以上たっても通行可能となっていない。
 確かに車の通行量から言ってもさほど不便でないが、工事現場には数名の作業員と1、2台のトラックが目に留まるだけで、一向に進行している状況にない。
 今回の関西空港の被害は、関西、あるいは日本の経済にも大きな影響を与えかねないし、京都にも大きな影響を及ぼしている。
 あの日以来、間違いなく京都の道を行きかう外国人が減ってきているし、民泊の多い事務所付近もあの大きなカバンをゴロゴロと音を立てながら数名で歩く外国人の姿はめっきり減ったように思う。
 実は京都に住んでいて今までに経験したことのないような(← この言葉は、最近の報道番組でよく使われている。但し、あまりいい意味で使われることはないが)外国人の多さに圧倒され、その影響もあって確かに京都の経済は潤っているのかもしれないが、日本人が片隅に追いやられている感がないわけではない。
 まだ、京都に住んでいる我々はさほど不便を感じるわけではないが、日本の各地から訪れる日本人観光客のここしばらくの評判はすこぶる悪いというのは何ヶ月か前の報道で目にしたことがある。
 今回の被害の後、「もう少し日本人観光客に目を向けないと・・。」とあるホテルの関係者が言っていたが、何を今さら、ここまで日本人を蚊帳の外きながら、と悔しさまぎれに思わざるを得ない。
 関西空港の復旧、全面再開は、当初の予定より大幅に早まることは関西経済にとっては朗報であるが、ホテルやレストランの予約が再び取りづらくなり、修学旅行をはじめとする日本人観光客がまた行きづらい京都になることの寂しさを感じているのはおかしな発想なのであろうか。
 それにしても、国が”本腰”を入れて進めていく復旧工事のすごさと、一つのことでここまで大きな影響を受けるもろさの両面を垣間見た今回の台風に伴う関西空港の閉鎖であった。
 遠い所に空港を造って評判が芳しくなかった開港初期の関西空港を知っている者としては、関西空港の果たしている役割を大きさをこんな形で見せつけられたが、ある意味、無駄ではない貢献度の大きい公共事業であったと感じずにはいられない今回の台風による被害であった。
posted by ヒロイ at 23:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月09日

No592:“老後”って何歳からはじまるの?

 9月6日の日経新聞に次のような記事が載っていた。 
◆「70歳雇用 努力目標に」
・政府は高齢者が希望すれば原則70歳まで働けるよう環境整備を始める。現在は原則65歳まで働けるよう企業に義務付けており、年齢引き上げの検討に入る。

 現在は定年60歳の企業がまだまだ多く、本人が希望すれば65歳まで働くことは可能という状況であるし、公務員の定年を段階的に65歳に引き上げようとする案は出ているが、65歳の話を一気に通り越して、70歳という話が出てきたことには正直驚かされた。
 ただ、この70歳という話は定年延長というのではなく、働きたい人にとっては70歳まで働けるような環境を整えよう という話である。
 もちろん、こうった話の背景には長寿化に伴う長い老後、少子化による年金原資の不足という問題があるのは理解できるが、逆に捉えるとある程度 余裕のある生活をするには早くから年金暮らしするのではなく、元気なら70歳くらいまでは働くように と促されているともとれる話である。
 確かに止まらない出生率の低下と高齢者の増加は今や我が国の最大の問題で、数年かけても解決するようなものではない
 実は、この少子化の問題は日本だけでなく、中国でも深刻な問題となってきているようである。
 中国はもともと人口が多過ぎ、食糧問題も根底にはあるところから、1979年に「一人っ子政策」が導入されたが、中国政府はその政策を撤廃すると 2016年に発表して世界を驚かせた。「一人っ子政策」という極端な政策によって人口構造に偏りが生じ、近い将来日本のように高齢化社会になることに国が懸念を示していることの表れであろう。

 私は現在56歳なので、65、あるいは、70歳まではもう少しあるが、自分の老後の生活なんて絵が描けないような状況である。この仕事をしていると幸か不幸か定年がないので頭と体が通常に機能している間は仕事をしているんだろうなと想像してしまうが、それはそれで、自分の老後っていつから始まり、ストレスにさいなまれない生活っていつかは来るのだろうかと 考えてしまう。
 先週の日曜日に施設に入所している86歳の母を訪ねたが、私自身が86歳の時にはどうしているんだろうと考えてしまったり、また、こうしてあちこちで災害があると、私も予期せぬ災害で突然 命を落とすかもしれないし、それ以外の病気やけがのリスクだってあるだろうから、先のことを考え出したらきりがない状況に陥ってしまう。
 今日の話は何が言いたいのか自分でもわからなくなってきたが、あまり先々のことを考え過ぎずに、今を一生懸命生きるしかないな という結論に達してしまう。
 ただ、今の日本、いや これからの日本は、「働ける間は働くように、そして、働けなくなって、お金もなくなったら最低限のことだけは面倒見てやる」というようなむごい国に向かってどんどん突き進んでいるなと感じてしまう。
 でも、これは今の政府だけの問題ではなく、少子化対策に長年取り掛かろうとせず放置されていた今までの我が国の対応の結果であると思うし、最後は死ぬまで自分の身は自分で守らないといけないという 悲しい思いに駆られる そんな日本になってしまったと思わざるを得ない。

 自分の“老後”って一体何歳からはじまるの? と妙なことを考えざるを得ない雨の降る休日の午後であった。
posted by ヒロイ at 16:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする